「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
江東区亀戸の空き家で完全に白骨化した死体が二体発見された。住んでいたのは八十代の老夫婦。検視官は二人とも他殺と断定したが、監察医務院は自然死と結論し、一課の管理官も事件性を認めなかった。城東署の葛木邦彦は、息子の警視庁特命捜査対策室管理官・俊史の協力を得て捜査に乗り出すが、本庁サイドの動きは鈍く、本来なら立ち上げるべき捜査本部を一向に設立しようとしない。やがて浮かび上がった敵に、葛木父子と捜査陣は震撼する。【「BOOK」データベースの商品解説】
亀戸で発見された白骨化死体。一課の管理官は事件性を認めない。城東署の葛木はキャリア管理官の息子の協力を得て捜査に乗り出す。やがて浮かび上がった敵とは…。所轄魂シリーズ第2弾。『読楽』連載に加筆修正して単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
空き家から男女の白骨死体が発見された。そこには3年前まで老夫婦が住んでいたが、転居したあとの行方がつかめない。銀行口座を調べたところ、ネット経由で2000万円が引き出されていた。ほかにも高齢者が3組、同じように行方不明に。城東署の葛木警部補は息子のキャリア警視・俊史とともに捜査に乗り出すが、上層部はなぜか消極的。事件つぶしの疑惑に、所轄魂に火がついた。やがて浮かび上がった容疑者に、葛木父子と捜査陣は震撼する――。【商品解説】
著者紹介
笹本 稜平
- 略歴
- 〈笹本稜平〉1951年千葉県生まれ。立教大学社会学部社会学科卒業。出版社勤務を経てフリーライターとして活躍。「時の渚」でサントリーミステリー大賞と読者賞、「太平洋の薔薇」で大藪春彦賞を受賞。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
良くも悪くも”お定まり”の警察小説
2015/08/15 09:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ある家から白骨死体が発見され、それが事件性のあるものかどうか探るうちにとんでもない事実が明らかになるが、捜査には妨害も入り…という、王道の刑事物。捜査の過程や、それぞれの刑事のキャラなどはしっかり描かれていておもしろく読めるのだが、終盤、事件の中身が宗教がらみの大きなスケールのものになってからは展開に強引さも見られ、おもしろさが薄れた。また、同じ警察組織の中に徹底した悪役キャラをつくるという描き方は安っぽいドラマのようであまりよくない。多少問題があったり厭味だったりしても後からいいところも見つかる、というほうが、読んでいて気持ちがいい。前作「所轄魂」同様、父親がノンキャリの刑事で息子がキャリアの管理官、そのふたりが捜査現場で一緒になる…という設定を生かした描き方はおもしろかった。