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カフカらしくないカフカ
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この著者の新着情報

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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2014/06/22
  • 出版社: 慶應義塾大学出版会
  • サイズ:20cm/277p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-7664-2150-7
  • 国内送料無料

紙の本

カフカらしくないカフカ

著者 明星 聖子 (著)

フェリスと出会ってなぜ書けたのか。あの恋は本当に恋だったのか。「判決」の、「変身」の謎を解く鍵は、彼らの〈恋〉にある。作品の秘密は、彼と彼女の秘密である−。カフカが何を伝...

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カフカらしくないカフカ

2,592(税込)

ポイント :24pt

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商品説明

フェリスと出会ってなぜ書けたのか。あの恋は本当に恋だったのか。「判決」の、「変身」の謎を解く鍵は、彼らの〈恋〉にある。作品の秘密は、彼と彼女の秘密である−。カフカが何を伝えたかったのかをテクストから読み解く。【「TRC MARC」の商品解説】

フェリスと出会ってなぜ書けたのか。あの恋は本当に恋だったのか。
『判決』の、『変身』の秘密は、彼らの〈恋〉にある。
スリリングな展開でカタルシスに導く、強いカフカ!

 1912年9月20日、カフカはフェリスに最初の手紙を送る。2日後、一晩で一気に『判決』を書く。数日後、長編『失踪者』に取りかかる。約1ヶ月半で第6章まで書き進む。11月下旬、中断して『変身』を書き始める。虫になった男の話は2週間で書き終えられる。
 おそるべき集中力で創作を続けた晩秋の2ヶ月半。
 29歳の彼は、同時にその夏に出会った女性フェリスにも大量の手紙を書いていた。
 
 カフカは恋に落ちた。だから、書けた――。人々はこう理解してきた。しかし、それは本当に恋だったのか。甘い熱い感情の高ぶりだったのか。なぜ、そのとき書けたのか。なぜ、書いたのか。

 『判決』の、『変身』の謎を解く鍵は、彼らの〈恋〉にある。作品の秘密は、彼と彼女の秘密である。

スリリングな展開でカタルシスに導く
強いカフカ!【商品解説】

目次

  • プロローグ
  • 第1章 手紙と嘘
  •  手紙とタイプライター
  •  不信な手紙
  •  嘘のうまい男
  •  大胆な男と商売上手な娘
  •  カネッティの解釈
  •  暴力のような手紙
  •  「あなたの物語」

著者紹介

明星 聖子

略歴
〈明星聖子〉東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士号(文学)を取得。埼玉大学教養学部教授。「新しいカフカ」で日本独文学会賞受賞。

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みんなのレビュー4件

みんなの評価4.3

評価内訳

  • 星 5 (2件)
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  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

新しいカフカ

2015/10/01 11:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:RN205 - この投稿者のレビュー一覧を見る

カフカのイメージが大きく変わる。
隠遁的なカフカ像が本人によるセルフプロデュースに依るところが大きいとは・・・。
要約すると突飛な内容に思われるかもしれないが、文献学に基づく緻密な分析がベースになっており一級の著作。
ミステリーよりおもしろい学術書ってあり!?
少々値は張るが、同著者の”新しいカフカ 「編集」が変えるテクスト”もおすすめ。

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2015/06/19 12:31

投稿元:ブクログ

 巨大な名声に比して世に送り出した驚くほど少ない作品の約半分は二ヶ月半のうちに書かれた。慎ましくて控えめで弱くて不器用な求道者が強い彼女と出会って書くエネルギーを得たのだといわれているけれど、作品と同時に書かれた膨大な手紙にはしたたかな嘘と暴力的な妄想と自分の強さを讃える優位をほのめかしている。カフカはじつにもっと怖い男かもしれない。

2014/05/30 15:26

投稿元:ブクログ

「強いカフカ!」ですって。。。

慶應義塾大学出版会のPR
http://www.keio-up.co.jp/np/isbn/9784766421507/

2014/10/02 20:13

投稿元:ブクログ

柄谷行人さんの書評から読んでみました。

カフカさんの痩せて神経質そうな写真からくるイメージに今まで誰も疑問を感じていないという。もしかしたらそういった疑問は最初からあったのかもしれないけれど敢えて触れようとしなかった。文学という世界の欺瞞と言えるのかもしれない。カフカはそういった欺瞞にこそもっとも敏感だったのだという。そういった疑問と欺瞞に焦点を当てていてかなりおもしろかった。カフカさんの本を読んだのはずいぶん昔でタイトルなど変わっているのだなとも思った。

面白い。カフカを読んだのはずいぶん昔だけれど読み返してみたくもなった。