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紙の本
科学のこれまで、科学のこれから (岩波ブックレット)
著者 池内 了 (著)
国際的に頻発する論文不正事件、原発事故…。私たちの好奇心を満たし、快適な生活をもたらすはずの科学が、なぜ、これほど異様になってしまったのか。もつれあう問題群をひもとき、こ...
科学のこれまで、科学のこれから (岩波ブックレット)
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商品説明
国際的に頻発する論文不正事件、原発事故…。私たちの好奇心を満たし、快適な生活をもたらすはずの科学が、なぜ、これほど異様になってしまったのか。もつれあう問題群をひもとき、これからの科学の方向性を提示する。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
池内 了
- 略歴
- 〈池内了〉1944年生まれ。総合研究大学院大学名誉教授。理学博士。専門は宇宙論・銀河物理学、科学・技術・社会論。著書に「科学の考え方・学び方」「疑似科学入門」など。
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科学に関心のある人へ広く薦める
2017/06/20 16:54
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投稿者:でんしゃずき - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近ー勿論刊行当時である-科学に関する不正・疑惑が頻発しているのは現代科学の異様さが現れている姿で,科学研究の場の知的堕落が始まっている兆候では,と作者は説く。
更にP10では「すぐに明快な答えが得られない問題が私たち周辺に多数あることを忘れて,あたかも科学によってすべてがわかるかのように考えるのは傲慢なのである。」とまで書いている。
文系・理系という分類が存在するが,理系である科学も文系である諸学問との関わり無しにはやっては行けない,ということを認識させられる1冊である。
本題からは外れるが,「要素還元主義への懐疑的視点」を説明するにあたり,「地球温暖化への懐疑的視点」も「例」として出しているのが印象に残った。
著者の提言する「新しい博物学」は楽しそうな提案である。自然科学というか本書の内容が苦手に感じられる人にも最後まで読みとおした際の「ご褒美」になりそうだ。