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商品説明
武田騎馬軍団を、織田・徳川の3千挺の鉄炮隊が3段撃ちで撃破。近年、その通説が揺らいでいる。両軍の鉄炮装備、武田騎馬衆の運用、兵農分離軍隊の実態など、合戦の諸問題を徹底検証し、長篠合戦の真相に迫る。【「TRC MARC」の商品解説】
目次
- 長篠合戦をめぐる諸問題―プロローグ
- 長篠合戦をめぐる史料
- 信憑性を認められた史料
- 評価の揺れ動く史料
- 織田・武田両氏の鉄炮装備
- 織田信長と鉄炮
- 武田氏と鉄炮
- 武田氏の騎馬衆と両軍の陣城
- 戦国の騎馬と武田氏
- 陣城と馬防柵
著者紹介
平山 優
- 略歴
- 〈平山優〉1964年東京都生まれ。立教大学大学院文学研究科博士前期課程修了。山梨県立中央高等学校教諭。著書に「武田信玄」「天正壬午の乱」など。
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書店員レビュー
長篠ブームの火付け役
ジュンク堂書店ロフト名古屋店さん
このところ『長篠合戦』(双葉社スーパームック)、『戦国ウォーク長篠・設楽原の戦い』(黎明書房)と立て続けに長篠合戦を主題とした書籍が出されている。ひそかにブームが起きているようだ。
その火付け役となったのはおそらく本書であろう。吉川弘文館の敗者の日本史シリーズ『長篠合戦と武田勝頼』の続編にあたるものである。紙幅の都合で描ききれなかった著者の長篠合戦像が、歴史文化ライブラリーという形で世に送り出された。出版社の「粋」と著者の「意気」を感じられる嬉しい一冊である。
前著において問題提起されながらもカットせざるを得なかった部分。そして私自身が最も不満に感じていた問題点…ほとんど史料批判がなされていなかったという点は本書でかなりクリアされている。続編というよりも補編といって性格が強いので、是非とも前著と併せて読まれたし。
先行研究の検討、問題提起、史料批判、史料を基にした検証という、歴史学のセオリーを丁寧に踏まえて論述がされている。歴史叙述の一モデルとして日本史専攻以外の史学科学部生などにもオススメである。