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紙の本
瑠璃の水菓子 (ハルキ文庫 時代小説文庫 料理人季蔵捕物控)
著者 和田 はつ子 (著)
日本橋の一膳飯屋「塩梅屋」の主・季蔵は、胡瓜を手にした死体が発見された事件で、捜索の手伝いをすることになる。美味しい夏の料理に腕をふるいつつ、奇妙な事件を追いかける季蔵の...
瑠璃の水菓子 (ハルキ文庫 時代小説文庫 料理人季蔵捕物控)
瑠璃の水菓子 料理人季蔵捕物控
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商品説明
日本橋の一膳飯屋「塩梅屋」の主・季蔵は、胡瓜を手にした死体が発見された事件で、捜索の手伝いをすることになる。美味しい夏の料理に腕をふるいつつ、奇妙な事件を追いかける季蔵の活躍を描く。全4篇収録。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
河童きゅうり | 5−57 | |
---|---|---|
江戸香魚 | 58−110 | |
瑠璃の水菓子 | 111−162 |
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今回の構成は今までとはちょっと違ってたように思える。以前にもあったことはあったが、小事件の方は一応の結末をみつつも、巨悪の方は次回に持ち越しのようでした。
2016/12/11 10:29
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回の構成は今までとはちょっと違ってたように思える。以前にもあったことはあったが、小事件の方は一応の結末をみつつも、巨悪の方は次回に持ち越しのようでした。しかも、平助(河童話を得意とする胡瓜売り)と弘吉(胡瓜の種苗を商う元武士)が絡む小事件の方も、犯人は分かっているのだが私利私欲や意図的な殺しでもないことから、季蔵は封印することにする。むしろあばずれ女・お連が絡む米問屋の事件の方が巨悪に繋がっているらしいのだが、そちらは次回持ち越しらしい。
なお、前回[23]で活躍した、南町奉行所所属の亀吉親分の飼い犬である「シロ」が全く消えてしまったのがかなり寂しいです。また、前々回[22]で自害を仄めかして去った料理侍・武藤も影すら伺えず、やはり自害してしまったのだろうか。かなり寂しい。
いずれにしろ、このシリーズ、料理を中心とした部分は和田はつ子主導だが、捕物を中心とした部分は他に筋書づくりの助っ人がいるように思えてきた。