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- カテゴリ:一般
- 発売日:2014/08/29
- 出版社: 法律文化社
- サイズ:19cm/252p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-589-03615-5
紙の本
ルポ・罪と更生
著者 西日本新聞社会部 (著)
罪を犯した人の更生をどうするか。裁判官、刑務官、保護司、福祉の専門家などに取材し、刑事司法の流れに沿って、さまざまな現場の取り組みを伝える。Q&A、キーワード集、関連記事...
ルポ・罪と更生
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商品説明
罪を犯した人の更生をどうするか。裁判官、刑務官、保護司、福祉の専門家などに取材し、刑事司法の流れに沿って、さまざまな現場の取り組みを伝える。Q&A、キーワード集、関連記事も掲載。『西日本新聞』連載記事を書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
西日本新聞社会部
- 略歴
- 西日本新聞社会部 著
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書店員レビュー
この本に出てくる受刑者達と私に大きな違いなどない
丸善 丸の内本店さん
2011年秋から約2年間にわたり西日本新聞でキャンペーン企画として「罪と更生」が連載された。本書はその連載をまとめたものに西日本新聞に掲載された関連記事やキーワード集を加えて編集されている。
「刑務所が「姥捨山」のようになっている。」という一行から始まる。犯罪の高齢化について耳にしたことはあるが、深く追求して知ろうとはしなかった。軽犯罪で有罪判決を受け服役後、生活に行き詰まり刑務所に戻る為に再び罪を犯す累犯者は少なくないという。高齢者に限らず、障害者も同様で自立して生きることの難しい人達が何度も刑務所に戻ってきてしまう。
罪を犯すと裁判で刑を確定され、懲役刑は刑務所で刑に服し出所後、社会復帰して自立する。という流れになっているが、自立して生きるのが困難な人はどうすればいいのか。出所後、帰る場所や就職口が見つかるかどうか。社会が受け入れ、支える手がなければ路頭に迷ってしまうだろう。罪を犯した人が更生するには周囲の理解が欠かせない。怖いから、危険だからという先入観で更生施設の開設に住民が反対する地域もある。私も偏見や先入観を持っている。そういう私自身何の力も持たない人間で少しのきっかけで簡単に転落するだろう。この本に出てくる受刑者達と私に大きな違いなどないのだ。
(評者:丸善丸の内本店 和書グループ 伊藤美保子)