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紙の本
ニッポンの経済学部 「名物教授」と「サラリーマン予備軍」の実力 (中公新書ラクレ)
著者 橘木 俊詔 (著)
経済学には諸派が乱立している。学派が日本の大学の経済学部内の政治抗争につながり、勝者が学風を形成してきた足跡を解説するとともに、各校の入試や卒業後の活躍を各種データから比...
ニッポンの経済学部 「名物教授」と「サラリーマン予備軍」の実力 (中公新書ラクレ)
ニッポンの経済学部 「名物教授」と「サラリーマン予備軍」の実力
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商品説明
経済学には諸派が乱立している。学派が日本の大学の経済学部内の政治抗争につながり、勝者が学風を形成してきた足跡を解説するとともに、各校の入試や卒業後の活躍を各種データから比較検証し、経済学部の将来展望を描く。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
橘木 俊詔
- 略歴
- 〈橘木俊詔〉1943年兵庫県生まれ。ジョンズ・ホプキンス大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。京都大学名誉教授。京都橘女子大学客員教授。著書に「格差社会」「灘校」など。
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紙の本
経済学部の雰囲気がなんとなくわかる本
2016/01/08 02:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:朝に道を聞かば夕に死すとも。かなり。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近ですね、文系学部不要論とか、ものものしい空気なんですよ。もうちょい昔は大学はもっと潰れると思っていたけど、進学率の上昇によって学生数が増加した分、思ったほどの深刻さはなかったです。でも、少子化になるから、これから大学倒産・併合は本格化するかと思います。
経済学部は専門科目が大卒後の就職生活に役立っているか?とのアンケートに6割くらいの卒業生が「役立っていない」とのこと。
多数の学生集めて少数の先生が教えるのは低コストで浮いたお金を理工学部に回すみたいなことができたわけです。
だから、回りまわって理工系にも授業料アップとか害が及ぶ可能性がある。
で、経済学部のこと知らないから読んだんですよ、この本。
旧帝大にマルクス経済学を教えるのが多かったっていうのが「へぇ」って思ったんです。裕福な家庭の人が多く、下級階層の事を考えたいっていう人が多かったようです。
ちなみに阪大や神戸大、一匹狼思考の早稲田、三田会など結束力の強い慶應など、大学ごとの特色が映し出されています。
経済学は輸入学問なので、英語が苦手な人にとっては物理とか化学のような数式を述べた方が有利っていう条件もあるので日本人にノーベル経済学賞はいまだ輝かない。
女子学生事情も書かれていて、民間企業は男社会なので、女子は医学部、薬学部などの国家資格を取れる専門職志向が強いと分析されています。
この本で面白かったのは、森嶋通夫さんのエピソード「自分は書店で何を見るかというと、著者の略歴と現職を先に見る。大学の数が増えてきた昨今、東大や京大の教員だと安心して読むに値する」ってお話でして、あらやだ、聞きました?奥さん!ってなりましたよ。
でも確かにハードカバーとかの専門書だと紙幅の都合上、分析が細かかったり、複数の書き手が書いたりするので「ハズレが少ない」ちゃ少ないんですけどね。
こういうのって、当の経済学部生にしたら下世話だったりするんですが、意外と私のように「経済のことはぁ、よくわからんから、雰囲気だけ伝えとくれ」ってニーズには合致します。
森嶋さんの著作見たらちょっと目を通したくなりましたし。研究書と言うよりは、「読み物」として楽しめる本です。
紙の本
経済学部の光と陰
2015/09/15 21:46
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投稿者:KU - この投稿者のレビュー一覧を見る
経済学部(法学部のように、資格に結びつくことのない文系学部)に焦点をあてている。第2章から第4章の「経済学部盛衰史」が特に面白い。