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いやー、めちゃめちゃ面白かったです!
そう言えるのも、私自身が証券営業職を経て、ファイナンシャルプランナーとして独立し、両方の経験が25年ほどある立場だからです。
素人の皆さんは、安易に真似してはいけません。
著者ご本人も「おわりに」で書かれているように、知識を身につければ、あやしい取引に引っかかることは少なくなりますし、知識を身につけるには行動するしかありません。
チャレンジングであるからこそ経験を積み、あやしいか否かを嗅ぎ分ける力をつけていけるわけです。
長年、定期預金だけしか利用していなかった方が、いきなり退職金をリスク性の金融商品にドーンと預けてはいけません。
本書の著者は、身体を張って、一般にあやしいと言われることの多い金融商品に投資をし、折に触れて結果を検証し、本書を観光する形で世の中に知識を還元しているという素晴らしいFPだと思いました。
類書はほとんど見かけません。素人が●億円儲かった話は次々と本が売れ、読む気にもなりませんが、本書は、とても良い勉強になると思います。投資関係のノウハウ本にもない、リアルなネタが満載です。
ぜひ、多くの方に、金融や投資のウラ・オモテを知って頂きたいです。そのためには、本書はとても意義のある1冊だと思います。
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これそんなに怪しいものなの?世の中多くの怪しいものが氾濫している中でもまだまだまっとうと言われるような部類だけを取り扱っている感じがする。
職業柄か本当に怪しい商品に手を出すのにためらったのかどうかわからないがそれでも予想の範疇の内容であった。
話一つ一つは面白いし、自分が実際体験している事なので臨場感もあるのだがやっぱり今一つ物足りなかったのはなぜなのか。
未公開株 新規公開株 和牛オーナー 海外ファンド
超高金利銀行 FX 先物取引 3勝4敗 収益+
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面白く、投資の事が書かれてあるけれど、損をしないように、するには、やはり、自己管理の元、、、自己責任で、、、と言う事である。
美味しい話は、あんまりないし、儲けようと思ったら、パソコンに張りつかないと、そう儲けはは出ない。
神経をすり減らしながら、パソコン画面で、一喜一憂するのである。
ギャンブルと同じ、のめり込まないように、すべきであり、地道に、コツコツ、として、稼ぐのが、無駄のようにも、思える話もある。
今の時代、このように、知能と、パソコンワザで、お金儲けする時代になって来ているのだろうか?
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いろいろな分野に実際に投資してどうなったか書いてある本。
個人的にこの中であやしいと思うものは、「未公開株」「和牛オーナー」くらいでした。
ブログはこちら。
http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/4815614.html
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この本を読んで感じた結論。
投資のことが気になって、普段の生活に支障をきたすので自分はやらない。
それだけです。
堅実?に人と人とのビジネスでやっていきたいと思った限りです。
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そもそも本当にあやしいのは前半の未公開株式、オーナー制度、海外ファンドの話くらいでその他はあやしくすらない。
後半はただ無謀に投資して出た損失をネタに内容のカサ増ししてるだけ。
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FPや講師などをされている藤原さんによる金融商品の投資体験談を綴ったエッセイテイストの作品。
発売当初、本屋で積まれていた時から気になっていたが、ようやく読了した。
結論から言うと、個人的な趣味嗜好にもマッチして非常に面白かった。
金融商品ってやっぱりワクワクする。
多分、微妙にあやしいかもしれない。でも、儲かるかもしれない。その瀬戸際のリスク管理が妙なのかもしれない。
本書はなかなか自分ではできない体験を赤裸々に綴ってくれているので、私のようなリスク許容度は低いが興味がある人間の満足度を充足させてくれるに資する内容だった。
興味がある人は是非読んでみることをお勧めする。
■目次
1章 未公開株を買ってみた
2章 新規公開株を買ってみた
3章 和牛オーナーになってみた
4章 海外ファンドを買ってみた
5章 超高金利の銀行に預金してみた
6章 FXで新興国通貨に投資してみた
7章 先物取引をやってみた
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怪しい取引を現役FPが試して実体験を書いた本。著者でさえもあらゆる取引をしてプラス(150万の収益)とはなったが、普通の人なら間違いなく赤字だろう。
普通の人な、費やした時間を考えると利益が出てもアウトである。
『未公開株』『FX』『和牛オーナー』など今まで目にしてきたキーワードの真実が知れるところはオモシロイ。
著者とは某資格予備校の『故郷納税』のセミナーでお会いしたことある。受講生が満員で活気があり良かったことを記憶している。
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いきなり未登録番号からの電話。その多くが「あやしい投資話」だ。マンション購入による節税や必ずもうかる株の案内などなど。多くの人はそんな話、相手にしないのだが、ファイナンシャルプランナーの著者は違う。
講演のネタ作りのため「あやしい投資話」に耳を傾け、怪しいと思いつつも資金を投入する。そして、未公開株に海外ファンド、和牛ファンドと、身銭を切ってのレポート。笑わせるために体を張るお笑い芸人に通じるド根性だ。
本書の見せ場はあの有名な安愚楽牧場への和牛投資だ。しかも、投資プロならではの嗅覚でヤバさを察知し、利益確定で売り抜けたのはお見事。この投資もそうだが、投資家として常に冷静なのが著者の凄さ。のめり込まず、熱くならず、冷静に損切りで対応し、それを笑いのネタとして読者に提供する。そんな失敗ネタを楽しみつつも、決して大きな破滅に到達しない投資テクニックこそ参考にすべきだ。
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未公開株、和牛オーナー、海外ファンド、先物など、平均的にあまり馴染みのない部類に属する投資話の実体験談に沿った解説。
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著者自身で、未公開株、新規公開株、和牛オーナー、海外ファンド。超高金利の銀行に預金、FXで新興国通過に投資、先物取引への投資を行いそれぞれのレポートについて詳細を出している本。
自分も株式、投資信託、先物取引、仮想通貨、AIボット、外貨、などの色々な投資をしているのでその他の投資についてはとても参考になりました。
ただ、本当に怪しいのは和牛オーナーくらいなもので、他のものはそんなに怪しくなく、グレーな印象。もっとアングラな投資にもチャレンジしてほしかった。
読み物としてはブログの延長の様な気軽な読み方でスラスラ読めるし、ストーリー性もあるので面白く読めた。
そういえば当時自分の周りにも和牛オーナーの投資にハマッている人がいたし、その人はどうなったのかも知りたくなった。
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読了:2017/7/16
臨場感と当事者視点で書いてあるところがすごく面白かった。
1章 未公開株
・「株式公開に向けた動きはどうなってるの?」と言うに対して「株式公開には様々な条件がございまして、いつ頃に、とは申し上げることができません。私個人としては、株式公開は間近なのではと思うのですが」
→うわー、詐欺だー。でももしこの営業マンを信じ切ってしまっている人がいたとした、「個人としては〜なのではと思う」が「ほぼ〜で決定」と脳内変換してしまうのかも知れない。
2章 新規公開株
まさかの公募割れ…。「当選するのは、不人気銘柄だからこそ」と頭でわかってはいても、一度てにしたもの当選を手放すことはなかなかできない。
3章 和牛オーナー
プレゼントが豪華に、かつ本業(牛)と関係のないメロンやクオカードになっていく。コースによっては運営側は6%もの金利負担となる。銀行から借りた方が有利に決まっているのに、なぜ銀行から借りないのか?それができない「何か」があるからだ。
4章 海外ファンド
「いつかはゆかし」聞いたことある!色々と嘘ばっかり並べてたんだ…。
「いかなる状況でも収益を狙う」ヘッジファンドでも、リーマンショックを乗り越えることはできなかった。
5章 超高金利(1.9%)の銀行
「日本振興銀行は、この預金保険制度には加入していたのです。この章では、「あり得ないくらい高い金利をつける、ちょっとあやしめの銀行に、果敢に預けてみた!」と、さも勇気溢れる行動のように書いておりますが、実は“ぶっとい命綱”をつけてのことだったのです。
→“ぶっとい命綱”は太字。笑った。
6章 FX取引
南アフリカランド、なつかしー。
楽しいレジャーに行くことも不可能になる(この著者は遊びに行ってる間に大幅な円高(ランド安)がになることが多く、購入時1ランド16円だったのが2008年サププライムローン問題で13円台に下がり、200万あった証拠金がなくなった。
しかしもし証拠金を継ぎ足していたら、2008年秋のリーマンショックで7円台まで安くなったため、継ぎ足すたびにあっという間に溶けてなくなり最終的には500〜600万が消えていた。
→「あやしい」というより、時間の取れない普通のサラリーマンには無理な投資方法だと思う。会社の同僚が一時期昼飯の間も携帯いじってたな…。
→「熱くならない」=「ルールを決めて、守る」ということがなによりも大事。
7章 先物取引
これも、昼飯をカップラーメンですませ、パソコンにべったり。それでも晩飯を食べて風呂に入ってる間に含み益はすっかりなくなり含み損に…。
たとえ多少儲かっても、精神的労力と時間を考えたらマイナスだと思う。
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『あやしい投資話に乗ってみた』
著者:藤原久敏 発行日:2014/7/24
評価:★★★★★ (所要時間:1.5時間)
読破冊数: 16/100冊
■こんな人におすすめ
・少しコアな投資に興味のある人
・〇〇(投資)ってほとんどの人は失敗するんでしょ?飛ぶんでしょ?という人
・「何か最近知人にあやしい儲け話を持ち掛けられたんだけど・・・」という人
・ブラックな笑いを体験したい人
■概要
元信金マン、現ファイナンシャルプランナーで
資産運用に関するセミナー講師、執筆も精力的にこなす著者の投資版「やってみた」!!
なんとなく、あやしい。
でも、けっこう儲かるらしい。
とはいえ、やっぱり怖い。
未公開株に和牛オーナー、海外ファンドに先物取引…こういった投資に対して、皆さんが持っているイメージだと思います。
そして、そんなあやしい投資に興味を持ち、引き寄せられる人は少なくありません。私もその一人です。
しかし、興味はあっても、実際に投資するとなると、なかなかできないものです。
あやしい、怖い、と思っているものに、そう簡単に手は出せませんよね。
そこで本書では、私自身がこれまで、そういったあやしい投資に首を突っ込んで得た経験を、渾身の実録レポートとしてまとめました。
あやしい投資って、本当のところは、どうなんだろう?
本書を読んで疑似体験していただき、少しでもお伝えできればと思っています。(「はじめに」 Amazonより)
■この本から学んだこと
・著者の体当たり感に感動すら覚える作品!
「〇〇は詐欺まがいだから」とか「△△は素人には危ないので」とか言われても
何だか現実味がなく、結局それってどうしていけないのか、具体的にどのくらいいけないのか解らなかったりする。
そんな中、著者はそれらに身銭を切って果敢に挑み、
それぞれの項目の最後に
具体的な数字入りで収支を書いている(未公開株で60万円の損失・・といった具合に)。
ご丁寧に感想付きで、だ。
未公開株を買った会社のほとんどが破産したり、定期預金を預け入れた銀行が潰れたり。
それでも著者はヘコたれない。
・・・本当に感心する。
・お金の専門家でも状況次第でこうなってしまうんだ!といった心の機微が随所に書いてあり
これは一般人だったら対策考える間もなく
破産したりとか、精神崩壊したりとか当たり前だよね・・と思ってしまう。
『詐欺を疑いだしてからは良い情報だけを受け入れ、悪い情報はシャットアウト。
投資家としてあまり褒められたことではない。精神衛生上は良いが、片寄った情報だけでは合理的な判断ができないから』
『まったく、疑問が浮かばなかったことに元信金マンとして恥ずかしい限りです』
『なぜ、あの時に決済しなかった?(含み益が3時間後に含み損に・・一番悔しいパターン)』
『FXの怖さを身を持って知り、FXには、二度と手を出すものか・・と心に誓ったのでした。
それから数年後にまた手を出しますが』
・・・何だか、人間臭くてとても気持ちが良い。
そして、誰もが持ち合わせているであろう、そんな人間の可愛らしい習性に少し笑う。
・自分的には『海外ファンドを買ってみた』がすごくツボッた。
とにかく不安を煽るファンド説明会。
つかみが「2050年には、日本は中国の経済圏に組み入れられ中国の一部になっています」とか。衝撃!
ここまで過激なものはともかく、確かに金融系のセミナーって
やたら不安を煽ってくるものが、結構ある。
『長期にわたる景気低迷、少子高齢化、厳しい財政状態・・・
このままでは、日本はインフレになり、円は紙屑に!』 みたいな。
そして、投資物件の即決を迫る。
あるある~!!
何だ、あれってテンプレだったのか。
・
『投資話に「絶対」という言葉はない』
『相手(銀行、業者)がすべての情報をさらけ出してくれることを期待するのは甘い』
『過去の実績は将来を保証するものではない(とはいえ、結局は過去の実績から将来を信じるしかないのだが)』
『商品の詳細をしっかり説明してくれれば、それをどう判断するかはこちらが考えること(過剰な煽りは余計なお世話)』
『ファンドが相場の波に乗りきれずに損失を被るのは、投資の世界では普通のこと』
『危ないとすればついつい熱くなってしまったときで、
熱くならないためには「損失が○○円になったら決済」と
リスク管理のルールをしっかり決め、そのルールを絶対に守ること。これは先物に限らず投資の大原則』
『ルールを徹底して守れる人は案外少ない。
自分で決めたルールを、人は都合よく変更してしまうから』
当たり前ではあるが忘れていることを、たくさん気づかせてくれる。
・著者も『あやしいかどうかは極めて主観的なもので、知識を身につけるほどにあやしいと感じる投資は減っていく』
と言っている通り、それぞれの金融商品については
そのものがあやしい場合より、仲介業者や顧客自身の運用方法に
問題がある場合がほとんどのようだ(和牛オーナー除く・笑)。
「君子は危うきに近寄らず」で、少しでもあやしいものはすべて避けて通れば
確かに損失を出さずに生きていけるのかもしれない。
だが、大半の人があやしいと思い避ける投資物件に
原石を見つけ、勉強して挑み、あやしくないものにし、利益を上げている人がいるのも事実。
むしろその人たちからすれば
あやしいと思われていた方が競争相手が減って嬉しいのだろう。
さて、それを知った上でどうするか。
どの道、リスクのない投資はない。
≪目次≫
まえがき
1 未公開株を買ってみた
2 新規公開株を買ってみた
3 和牛オーナーになってみた
4 海外ファンドを買ってみた
5 超高金利の銀行に預金してみた
6 FXで新興国通貨に投資してみた
7 先物取引をやってみた
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あやしい、と言いながらもIPOやFX、海外ファンド、先物取引という真っ当な取引が大部分で、怪しさの闇に踏み込むような内容ではなかったので少し残念。
未公開株はインサイダーの悪い印象しか持っていなかったが、正規の取引である事はこの本で初めて知った。
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著者はファイナンシャルプランナー。自身が実際に試した投資の話をいくつも紹介している。タイトルに惹かれて、図書館で手にとってみた。
扱っているのは、以下のもの。
・未公開株
・新規公開株(IPO)
・和牛オーナー(安愚楽牧場の破綻)
・海外ファンド
・超高金利銀行への預金(日本振興銀行)
・FXで新興国通貨に投資(南アフリカの「ランド」、トルコの「リラ」)
・先物取引
なるほどこんなに色んな金融商品があるんだな、と単純に楽しめた。実経験を基にしているので、身近に感じられる。それと同時に、プロのファイナンシャルプランナーでも大きな損失を出すことがあるのかという怖さもあった。