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商品説明
必要以上に高尚なものとしてあがめたり、羞恥心をおぼえたり、うまい・へたを競ってみたり…。いつのまにかとてもかたくるしいものになってしまった“音楽”。そんな音楽の不本意な誤解を解き、音楽とはなにかを問いかける。【「TRC MARC」の商品解説】
なぜ幼稚園では子どもたちに大声で歌わせるのか?
音楽は、いつから間違ってはいけないものになったのか?
なぜ人は歌うことを恥ずかしがりはじめたのか?
「情操によい」とはなんなのか?
そもそも、音楽とはほんとうにいいものなのか?
あなたが思う「音楽」は、ほんらいの「音楽」の姿なのでしょうか?
もともと「音楽」が持ち合わせない「かたくるしさ」に
無意識に、そして、進んで身を投じてはいないでしょうか?
明治期における、西洋音楽の性急な受容がもたらした
日本人のいびつな音楽観を、
音楽教育/子育てといった観点から照らしだす、
新しいかたちの音楽論です。
◆目次
序章 楽しい音楽
第一章 こども用の音楽
第二章 壊れやすい音楽
第三章 はずかしい音楽
第四章 むずかしい音楽
第五章 へたくそな音楽
第六章 わらべうたと唱歌
第七章 標本の音楽
第八章 音楽は、いいものか
終章 音楽の見取り図【商品解説】
著者紹介
若尾 裕
- 略歴
- 1948年、東京生まれの大阪育ち。現在は京都在住。1976年、東京芸術大学大学院音楽研究科作曲専攻修了。広島大学教育学部教授、神戸大学大学院発達科学研究科教授を経て、現在、広島大学名誉教授及び神戸大学名誉特任教授。専門は臨床音楽学。演奏活動もおこなう(ピアノによる即興演奏など)。近年の新しい音楽活動としては三日間連続でおこなう音楽イベント、「即興の部屋」および「F#の部屋」がある。著書に、『モア・ザン・ミュージック』(勁草書房)、『子どものための音楽療法ハンドブック』(音楽之友社)、『音楽療法のための即興演奏ハンドブック』(音楽之友社)、『奏でることの力』(春秋社)、『音楽療法を考える』(音楽之友社)、ほか。おもな訳書・共訳書に、マリー・シェーファー『世界の調律』(平凡社)、『サウンド・エデュケーション』(春秋社)、ビリー・バーグマンほか『実験的ポップ・ミュージックの軌跡』(勁草書房)、ポーリン・オリヴェロス『ソニック・メディテーション』(新水社)、マーティン・クレイトンほか『音楽のカルチュラル・スタディーズ』(アルテス・パブリッシング)、ポール・ヘガティ『ノイズ / ミ
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