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敗北の外交官ロッシュ イスラーム世界と幕末江戸をめぐる夢
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2014/09/27
  • 出版社: 白水社
  • サイズ:20cm/389,3p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-560-08399-4
  • 国内送料無料

紙の本

敗北の外交官ロッシュ イスラーム世界と幕末江戸をめぐる夢

著者 矢田部 厚彦 (著)

幕末江戸で勇名を轟かせた駐日仏公使ロッシュとは何者だったのか? 前任地イスラームにおける破天荒、19世紀を席巻したロマン主義とサン=シモン主義を手掛かりに、その実像に迫る...

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敗北の外交官ロッシュ イスラーム世界と幕末江戸をめぐる夢

2,916(税込)

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商品説明

幕末江戸で勇名を轟かせた駐日仏公使ロッシュとは何者だったのか? 前任地イスラームにおける破天荒、19世紀を席巻したロマン主義とサン=シモン主義を手掛かりに、その実像に迫る。【「TRC MARC」の商品解説】

幕末江戸で勇名を轟かせた駐日仏公使ロッシュとは何者だったのか? 前任地イスラームにおける破天荒、十九世紀を席巻したロマン主義とサン=シモン主義を手掛かりにその実像に迫る!【商品解説】

著者紹介

矢田部 厚彦

略歴
〈矢田部厚彦〉1929年生まれ。東京大学法学部在学中に外交官試験に合格、外務省に入省。駐フランス大使等を歴任。著書に「職業としての外交官」「日本外交とは何か」など。

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評価内訳

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2016/03/20 21:56

投稿元:ブクログ

 辞書を片手に、マイ歴史本と照らし合わせながら、史実を確認しながら読み進め・・知恵熱が出るかと思いました。
 いや~読み応えがありまして。残念ながら、今一番勉強しなくちゃかもしれないイスラーム世界での32年間の活躍についてはまったくページが進まず、久しぶりに「斜め読みで読み飛ばす」選択をしてしまいましたが、公使としてやってきた幕末の江戸での4年間はかなりの情報量!!
 そもそも「正妻~慶喜と美賀子」を読んで、慶喜とフランス外交官ロッシュの関係を知りたくてのチョイス。学生時代これっぽっちも興味のなかった幕末がこんなにおもしろいなんて!!とまたまた思わされました。
 
 家茂も頼りない将軍様という勝手なイメージだったけど、頑張っていたんだ!という新たな発見あり。
 徳川+ロッシュ(フランス)VS薩長+パークス(イギリス)という構図のもと展開される…という視点から歴史の動きをみると、また違った面が見えてきて。例えば幕府崩壊も尊王攘夷だけではなく、「幕府が軍事政権としての存在の正当性を失いかけていた」とか、「開港による貿易開始で生まれた経済利益を幕府が独占していたことへの不満」とか。
 日米修好通商条約にしても、条約を締結したからその日から歴史がガラリと変わる訳ではなく、そこから派生するドラマがあって…という授業だったら、本当におもしろいのに。
 全部あげていたらキリがないのですが見方ががらりとかわった一冊になりました。

 
 
 まったくの余談。新政府樹立直後に起きた神戸事件、堺事件。いずれもフランスと備前藩、土佐藩との間で起きたものですが、その日本側の交渉にあたったのが外国事務局判事の「あの」五代友厚!外国事務局掛は小松帯刀!おーまたつながった!大阪鎮台外国事務には宇和島藩の伊達宗城の名前が。
 そこから宇和島出身で大阪の通天閣をつくった土居通夫へとつながり、大阪財界で活躍した土居通夫は、なんと五代さまの部下として働いていた!その土居通夫の養女となったのは、五代さまの三女!彼女が宗城の息子宗徳の五男を婿にして土居家を継いだと。そんなことを次々調べてワクワク♫久しぶりに歴史にどっぷり浸かった数日でした。
 
 

2014/10/19 15:50

投稿元:ブクログ

日本経済新聞社


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敗北の外交官ロッシュ 矢田部厚彦著 幕府支えた仏公使波瀾の生涯
2014/10/19付日本経済新聞 朝刊

 幕末、列強と呼ばれる国々は日本に開国を迫り、条約を結んで外交官を送り込んだ。フランスの第二代公使が主人公レオン・ロッシュである。







 1864年(元治元年)に着任したロッシュは、英米など他の列強と異なり徳川幕府を積極的に支えて日本に近代化を促す方針を打ち出した。ほどなく幕府は崩壊。書名に「敗北の」とあるのは、対日政策で見通しを誤り汚名を着せられたことを指している。


 著者は駐仏大使を務めた元外交官。起伏に富んだロッシュの生涯を多くの資料を読み込んで丹念にたどったのが本書だ。著者自身が断っているように、厳密な研究書、評伝というより、著者の考えや推測も交えて組み立てた物語として興味深く読める。


 1809年生まれのロッシュは前半生を長く北アフリカのイスラム世界で過ごした。ロッシュが果たした役割を通じて、19世紀前半のフランスの対アラブ政策やアルジェリアの英雄といわれたアブデルカーデルとロッシュの友情なども描いている。


 この時期についてはロッシュが回想録を残しており、信ぴょう性には疑問もあるというが、その分、材料は豊富だ。本書は後半部、幕末期の方が読者にはなじみ深いだろうが、ロッシュとは何者かを知る面白さは、むしろ前半生の波瀾(はらん)万丈にある。(白水社・2700円)


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