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紙の本
若桜鉄道うぐいす駅 (徳間文庫)
著者 門井 慶喜 (著)
保存か、建て替えか!? 鳥取県の東のはしっこの山間部を走るローカル線・若桜鉄道のおんぼろ駅舎「うぐいす駅」をめぐって、村をあげての大騒動が勃発する。おまけに村長選挙まで…...
若桜鉄道うぐいす駅 (徳間文庫)
若桜鉄道うぐいす駅
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商品説明
保存か、建て替えか!? 鳥取県の東のはしっこの山間部を走るローカル線・若桜鉄道のおんぼろ駅舎「うぐいす駅」をめぐって、村をあげての大騒動が勃発する。おまけに村長選挙まで…。〔2012年刊の加筆修正〕【「TRC MARC」の商品解説】
ローカル線の駅舎が改装寸前に著名な建築家の作品かもしれないとわかり、保存と改修でゆれる田舎町。久しぶりに帰省で戻ってきた大学院生の青年は、その騒動の渦中に思いっきり巻き込まれて……。傑作青春ミステリー。【商品解説】
著者紹介
門井 慶喜
- 略歴
- 1971年群馬県生まれ。同志社大学。文学部卒。2003年、「キッドナッパーズ」で第42回オール讀物推理小説新人賞を受賞。
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気になるところもあるが、全体的には明るく楽しめる。
2015/08/20 20:49
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著名な建築家が建てたとされているいなかの駅舎、しかし病院をつくるためにそれを取り壊す話が持ち上がっているーという、過疎の村での騒動を描く。コミカルタッチで全体に明るい雰囲気なのがよく、それでいて今の社会に実際にありそうな設定もうまくできている。最後は離れ業的解決に持ち込むが、それもありだろう。建築物の種明かしに関わる部分もおもしろい。マイナス点は、とってつけたような官能小説的エロ場面と、空々しい恋愛要素、一人称による地の文の「~ね」という妙にフレンドリーな語り口調。