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紙の本
カラー図解アメリカ版大学生物学の教科書 第5巻 生態学 (ブルーバックス)
著者 D.サダヴァ (ほか著),石崎 泰樹 (監訳),斎藤 成也 (監訳)
アメリカの生物学の教科書「LIFE」のエッセンスをまとめた姉妹版「PRINCIPLES OF LIFE」を忠実に翻訳。美しいイラストや写真が満載。第5巻は、生態学と進化生...
カラー図解アメリカ版大学生物学の教科書 第5巻 生態学 (ブルーバックス)
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商品説明
アメリカの生物学の教科書「LIFE」のエッセンスをまとめた姉妹版「PRINCIPLES OF LIFE」を忠実に翻訳。美しいイラストや写真が満載。第5巻は、生態学と進化生物学などを取り上げる。【「TRC MARC」の商品解説】
第5巻では生態学の概要を学ぶことができる。第23章では生物とその外部環境から構成される生態系、それを研究する学問である生態学とは何かが記載され、生態学の重要概念である個体群、群落、景観、生物圏、エコシステム、バイオームなどが紹介されている。第24章では個体群の動態とその制御について、第25章では生物種間相互作用について、第26章では群落及び群落における生物種多様性の重要さについて、第27章では地球のエコシステムについて、興味深い実験を交えて紹介されている。地球のエコシステムは人類の活動によって大きく影響を受け、気候は大きく変化し、生物種多様性は急速に失われつつある。このエコシステムを回復するためには、科学的知識が必要であることはもちろんであるが、国際的な強調が不可欠である。本書227ページの「最先端」に記載されているように「人類は協調性を持つように特異に進化した」とすれば、我々人類はその特質を生かしてエコシステムの回復を目指さなければならない。本書230ページに「我々は科学技術にもとづく文明を持っている。そして我々は賢明にも、ほとんど誰も科学技術を知らなくてもすむように文明を発展させた。これが場合によっては大惨事につながることは容易に想像できるだろう。つかの間、この無知とパワーの危険な混沌状態から目をそらすことはできるだろうが、早晩大惨事がやってくることになる。(中略)科学技術のパワーが適切かつ慎重に利用されるためには、我々自身が科学技術を理解しなければならない」というカール・セーガンの言葉が紹介されているが、第5巻を読了すればこの言葉の重みが実感されるであろう。【商品解説】
目次
- 第23章 環境における生物
- 第24章 個体群
- 第25章 生物種間相互作用の生態学的・進化論的意義
- 第26章 生態学的群落(コミュニティ)
- 第27章 地球のエコシステム
著者紹介
D.サダヴァ
- 略歴
- 〈D.サダヴァ〉クレアモント大学が設立したケック・サイエンス・センターで教えるプリツカー家財団記念名誉教授。生物学入門などの講座を担当し、優れた教育者に与えられるハントゥーン賞を2度受賞。
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講座の教科書として
2015/07/11 20:20
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:amisha - この投稿者のレビュー一覧を見る
アメリカで使用されている教科書の日本語版。今回は受講する講座の教科書として購入し、3日かけて内容を学んだ。カラー写真や図表もバランスよく配置されている。アメリカの大学生が学ぶ一般教養としての生態学がどんなものかがわかる。
紙の本
この星で生きることについての見解。
2021/08/25 17:56
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:L療法 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回はこれまでと雰囲気が異なり、地球の生物環境の変化に対する危機意識が全体を貫き、教科書というよりも、啓蒙書のような感じがある。
最近、わたしが住む地方の大手新聞の一面に、地球温暖化は左翼のでっち上げといった趣旨の、Canonのシンクタンクの人によるフジサンケイグループの書籍広告が載っていて、金を持ってれば何でもできてしまう、野蛮な世界に自分が住んでいるのだと、嫌な気分になった。
現代は、時代区分として、人新世と呼ばれ始めている。
人が世界の構造を書き換えているのだ。
温暖化のみならず、環境破壊、生物の選別、移動、品種開発など、地球の歴史上かつてないような速度で、生命圏が書き換わっている。
現在求められるのは手付かずの自然を残すことよりも、ごく最近まであった多様性を、積極的に回復させ、気候風土に合わせて新たな生物サイクルを生み出し、人類による破壊を止め、修復を急ぐことである。
これは経済活動と両立すると思う。
なぜなら、長期的に見れば経済の基盤をも再生するからである。
基本的に、日本人は、(多分世界中ほとんどの人も)いつも忙しく暮らしている。
質の良い情報を入手することが、困難になってきている。
情報に触れる機会は、ネットによってとてつもなく増えたものの、情報を見極めるための知識、まともな情報の蓄積を作ることが難しくなっている。
差し出された、適当な言葉達に、ともすれば埋もれがちで、いったんまともな見解を身につけていたはずの人たちまで、おかしな論理にはまり込んでいく。
科学的な捉え方は、政治や歴史にも有効である。
このシリーズのような、まともな情報に、たくさんの人が触れることを切に願う。
人は、学び続けねば、愚かになります。
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世界標準の大学における生物学の教科書の翻訳版です!
2020/02/16 05:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、アメリカの名門マサチューセッツ工科大学などを始めとするなど各地の大学で採用されている世界基準の生物学の教科書の翻訳版です。同書は全5巻のシリーズとして出版されており、同書が最終巻となっています。同書では、生態学の概要を学ぶことができるようになっており、「環境における生物」、「個体群」、「生物種間相互作用の生態学的・進化論的意義」、「生態学的群落(コミュニティ)」、「地球のエコシステム」という内容から構成されています。とっても興味深い内容です!世界標準の最高の生物学の教科書をこの機会に見てみませんか?
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人類は生態とどう関わっているのか
2017/02/11 11:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:げん丸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
人類による環境破壊と聞いて、何をイメージするでしょうか。この本を読むまで、人間が希少動物を乱獲して、絶滅に追いやってしまうという程度のイメージしか持っていませんでした。この本を読むと人類が生態系に与えている影響は、個々の種を絶命に追いやることだけではなく、多種多様な生態系を均一化してしまうこととわかります。環境問題を考えるには、個々の生物だけではなく生態系全体をみなくてはいけないようです。
また、ダーウィンは観察によって進化論を研究しましたが、現代では観察だけでなく、実験による研究もすすめられています。この本では、具体的な実験手法も紹介されていて、生態系がどのように構成されていて、人間はそれをどのように解明しようとしているのか理解することができます。具体的な実験手法は、生態学の知識を広げるだけでなく、仕事や日常生活にも応用できるかもしれません。