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紙の本
ツクヨミ秘された神 (河出文庫)
著者 戸矢 学 (著)
謎の神ツクヨミ〈月讀命〉とは何者か? アマテラス、スサノヲと並ぶ三神のひとつであるにもかかわらず記紀の記述は極端に少ない。その謎の神の秘密に、三種の神器、天武天皇、桓武天...
ツクヨミ秘された神 (河出文庫)
ツクヨミ 秘された神
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商品説明
謎の神ツクヨミ〈月讀命〉とは何者か? アマテラス、スサノヲと並ぶ三神のひとつであるにもかかわらず記紀の記述は極端に少ない。その謎の神の秘密に、三種の神器、天武天皇、桓武天皇、陰陽道といった観点から迫る。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
戸矢 学
- 略歴
- 1953年、埼玉県生まれ。國學院大學文学部神道学科卒。神道・陰陽道研究において、独自の視点からアプローチを提示し、常に新たな問題・課題を提起する。主著に『卑弥呼の墓』『日本風水』『陰陽道とは何か』ほか。
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紙の本
我が国の三神の一神「ツクヨミ」の謎を追っていきます!
2020/05/21 11:22
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、我が国の「三神」の一神とされるツクヨミの謎を解き明かすべく執筆された労作です。三神とは、アマテラス、スサノヲ、そしてツクヨミなのですが、我が国の史書、古事記や日本書紀には、ツクヨミについて僅かな記載しかなく、その正体は謎に包まれています。同書では、ツクヨミの正体を様々な文献から明らかにしていこうとする内容になっています。構成は、「第1章 三貴子の謎―ツクヨミ誕生」、「第2章 三種の神器の謎―ツクヨミの御霊代・勾玉」、「第3章 天武天皇の謎―ツクヨミの正体」、「第4章 陰陽道の謎―ツクヨミ族の学術」、「第5章 桓武天皇の謎―ツクヨミの怨霊」となっています。なかなか興味深い一冊です!
紙の本
天武VS天智(というよりその末裔の桓武)
2019/11/16 00:09
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たけとり - この投稿者のレビュー一覧を見る
何故記紀で月読尊の記述が少ないのか、資料だけではなく祀った神社も少ないのか、に迫った本。天照と須佐之男に比べて月読尊は後から作られた神だと色々な資料で言及されているけれども、じゃぁ誰が作ったのか→天武天皇でしたという説。他にも「天皇」という言葉や三種の神器制定など現代に続く流れを作ったのも天武。結論からいうと、月読=天武天皇、そこから天智天皇系返り咲き&以降ずっと天智系が続く地盤を作った桓武天皇が、天武系への恨みから歴史からほぼ抹消したのでは、とあったけど、天武系が滅んだのってほぼ藤原氏のせいのような気がしなくも…。
三部作のひとつらしいので、他のシリーズも文庫化して欲しいです。
紙の本
ビックリ論評
2020/07/22 01:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
いつも古代史の話は関さんの解釈に頼っていて、
別の角度が欲しいなあ、と思っていることと、
“ツクヨミ”というテーマが気になったので読んでみた。
けれども。
読んでいていろいろ引っ掛かったのだけれど、
天武の血統が途絶えた件を「無血改革」と述べていたのがダイジェスト。
天皇からつながる貴種が途絶えたところを指して「無血」はひどすぎる。
全体的にただ天武天皇が好きなだけの妄想文。
全体を通して気になったのが、天皇の全能感。
治世の期間に起こったことがすべて
時の天皇の意思で起こったように考えるのは、
日本人の気質を無視しすぎ。
持統天皇は天武天皇の妻ではあるけれど、
同時に天智の娘でもある。
なんの躊躇いもなく持統を“天武系”とする本書には肯けない。
むしろ藤原鎌足の息子、不比等を重用した持統は天智に近い。
天武天皇の周りを天智、鎌足の血縁の女人で固めたのを
“天武への畏れ”と書いているのだけれど、
ちょっと思考が平和すぎる。
周りの女人を自分たちの息のかかった人物で固めて、
家系図ごと乗っ取ろうとしたと考えるほうが自然じゃなかろうか。
天智が即位すると各地で火災が起こったりと、
明らかに奈良では歓迎されない王だった。
人気者の大海人(天武)に刺客を送り込むのは、
考えようでは当たり前だと思う。