「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
紙の本
開発主義の時代へ 1972−2014 (岩波新書 新赤版 シリーズ中国近現代史)
文化大革命後、苛烈な権力闘争を勝ちぬいた鄧小平が、改革開放に向けて舵を切る。計画経済から市場経済へ、社会を根底から変える大転換が始まった。中国台頭の起源をさぐり、その道す...
開発主義の時代へ 1972−2014 (岩波新書 新赤版 シリーズ中国近現代史)
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
文化大革命後、苛烈な権力闘争を勝ちぬいた鄧小平が、改革開放に向けて舵を切る。計画経済から市場経済へ、社会を根底から変える大転換が始まった。中国台頭の起源をさぐり、その道すじをたどる。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
高原 明生
- 略歴
- 〈高原明生〉1958年神戸市生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科教授。専攻は現代中国政治。
〈前田宏子〉神戸市生まれ。PHP総研国際戦略研究センター主任研究員。専攻は中国外交、安全保障政策。
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
GDPで日本を抜いた中国、改革開放の時期はどんな時代か
2023/09/26 20:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雑多な本読み - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦後、日本は高度経済成長を経て、GDP世界第二位となったが、中国の経済発展があり、2010年に日本が抜かれ、今や中国のGDPは日本の3倍余りとなった。日本の輸出入額共にトップは中国である。アメリカの影響下にあっても、多くの分野で中国を抜きに考えることはできない。中国の近現代史を知ることは必要となる。新書でシリーズとなっており、定評があるものとなる。シリーズの中で本書が出たのは2014年8月である。多面的で複雑な大国であるが隣人である限り、感情に流されず、冷静かつ理性的にダイナミックな姿を捉え、外交センスなき民族は凋落するということばを引きながら、1972~2014年の間の中国の歴史を描き出す。これほど近い期間を歴史と言っていいのだろうかという疑問もあるが、向かい合わないというわけにもいかない。目次を見ると、
はじめに
第1章 革命から発展への転換 1972-1982
1 急進主義と開発主義―文革後半の葛藤
2 「二つのすべて」か実践かーイデオロギー闘争の継続
3 調整と改革のサイクルの始動
第2章 改革開放をめぐる攻防 1982-1992
1 自主独立外交の模索
2 改革と開放の進展と停滞
3 改革構想の挫折
第3章 社会主義の中国的変質 1992-2002
1 南方談話と朱鎔基改革
2 ナショナリズムの台頭
3 静かなる革命―脱社会主義の選択
第4章 中核なき中央指導部 2002-2012
1 科学的発展観の提唱
2 党内論争の噴出
3 中国外交の変容と日中関係の急展開
終 章 超大国候補の自信と不安 2012-2014
1 第十八回大会と習近平政権の成立
2 習近平政権の内政面での方向性
3 習近平政権の外交面での方向性
おわりに
参考文献 略年表 索引 となっている。
以上のように、改革開放という、中国が社会主義又は共産主義国家と言っていたが、資本主義国家、帝国主義国家になったのだろうかという疑問があるだろう。改革開放の時期も1978年からと言われ、教科書的に言えばそうなるが、本書は事実と異なるという立場にある。たしかに、この時期までの計画経済は失敗してきたが、地方分権という形で推進してきて、一定の経済成長を遂げている。グローバルな展開がなかったことにより、日本が経済成長できたという点があるが。それでも、ここから「世界の工場」と言われるほどの経済成長を遂げたことも事実である。本書は、経済史や産業史でもないので、政治史に力が入る。どうしても世界との関係が欠かせないからである。やはり、中国は大国であり、多くの流れが存在し、本書の範囲でも読み込むのに一筋縄でいかないことを感じる。それでも一読してほしい本である。
紙の本
文化大革命のあと、とう小平は・・・
2023/08/03 21:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
毛沢東とその取り巻きたちの政権奪取のクーデターだった、いわゆる「文化大革命」は大失敗、国土に深い爪痕を残す、とう小平は計画経済から市場経済へ、社会を根底から覆す大改革に取り掛かった、この時代の中国って、とても興味深い、今の習近平にどのようにして繋がっていくのか