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- カテゴリ:一般
- 発売日:2014/10/21
- 出版社: 講談社
- サイズ:19cm/236p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-06-219140-1
読割 50
紙の本
夕張再生市長 課題先進地で見た「人口減少ニッポン」を生き抜くヒント
著者 鈴木 直道 (著)
「ミッションインポッシブル」と言われた夕張モデルが日本を救う! 世界が注目する課題先進国・日本のなかの“課題先進地”夕張で奮闘する若者の挑戦。夕張市長になった経緯と、市長...
夕張再生市長 課題先進地で見た「人口減少ニッポン」を生き抜くヒント
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商品説明
「ミッションインポッシブル」と言われた夕張モデルが日本を救う! 世界が注目する課題先進国・日本のなかの“課題先進地”夕張で奮闘する若者の挑戦。夕張市長になった経緯と、市長になってからの悪戦苦闘の日々を綴る。【「TRC MARC」の商品解説】
人口減少ショックが日本を覆う中、東京からたった一人飛び込み、まちの消滅と闘っている若者がいます。30歳で財政再生団体・夕張市の市長になった鈴木直道氏。巨額の借金返済、1万人を下回る人口、高齢化率46.9%、全国最低の15歳以下の子供の数、過酷な自然環境……「課題先進地」夕張で、コンパクトシティ化と住民参加型のまちづくりを推し進め、その取り組みには世界が注目するまでに。すべての日本人必読の1冊!
2040年には、523の市町村の人口が1万人を割り、まちが消滅するという衝撃的な報告が話題になっています。人口減少ショックが日本を覆い、行政サービスの低下、経済規模の縮小、年金破綻、行きつく先は「地方消滅」「日本の消滅」だと喧伝されています。
悲観論がかまびすしい中、<世界で類を見ない課題先進国・日本の課題先進地>で、まちの消滅と闘っている若者がいます。30歳で財政再生団体・夕張市の市長になった鈴木直道氏です。
就任以来、財政破綻による巨額の借金返済、1万人を下回る人口、日本で最も高い高齢化率46.9%、全国最低の15歳以下の子供の数、過酷な自然環境……「ニッポンの未来」を先取りし、これ以上ないと言うくらいのハンデを背負った環境下で、コンパクトシティ化と住民参加型のまちづくりを推し進め、新しい夕張のカタチを見出そうと奮闘しています。
その挑戦には世界が注目し、2013年には「世界経済フォーラム」からヤング・グローバル・リーダーズに選出されました。これから世界が直面する課題に真っ先に取り組んでいる若者だとして、その期待を一身に背負っているのです。
CBMによるエネルギー問題解決、新公共交通DMVの導入、夕張メロンの海外輸出を実現、 若さとアイデアで前だけを向いて進む青年は、日本の未来を変える可能性を秘めています。すべての日本人必読の1冊です。【商品解説】
目次
- はじめに 夕張の未来は日本の未来、世界の未来
- 第一章 都庁から夕張へ
- 第二章 高齢化日本一のまちの日本一若い市長
- 第三章 自ら省みて直くんば、千万人といえども吾行かん
- 第四章 三〇歳市長、財政破綻に挑む
- 第五章 コンパクトシティ──適正規模のまちづくり
- 第六章 悪戦苦闘の三年半
- 第七章 見えてきた新たな可能性
- 再び、はじめに 人とまちに は与えられた役割がある
著者紹介
鈴木 直道
- 略歴
- 〈鈴木直道〉1981年生まれ。埼玉県出身。法政大学法学部法律学科卒業。夕張市長。著書に「やらなきゃゼロ!」がある。
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2017/05/23 22:07
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投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る
一度破綻をきたし、どん底にならなければ変化しないのだと改めて感じた。こうなる前に改革なんてできないんですよね。もうどうしようもなくなってから、本当に必要な事業は何なのか、それを真剣に考えるようになる。そうでなければとりあえずハコモノを作る、補助金を出す、税金や利用料は上げない。これは何も夕張市に限った話ではなく、普遍的な話でしょう。
ただし破綻をしたのならば徹底的にペナルティーを負うべきなのだ。ペナルティーを負うのは、破綻をきたすような運営をしたその自治体等もそうであるが、そんな状態のところの地方債などを買ってしまう投資家や団体もである。債権を回収できなくても、それはそこに投資した人たちも悪いのだ。
コンパクトシティは是非進めていくべきである。行政にとっても、移動する人々にとっても、どちらにもプラスに働く、win-winの関係である。
一方で乳幼児医療費無料化は本来望ましいものではない。周辺自治体もそうしているから競争上、必要な政策なのかもしれないが、これは囚人のジレンマである。本当に望まれていることは金額なのだろうか。無料化によって病院に患者が殺到して、受診までの時間が長くなるだろう。それは本来病院に行く必要のない者も、セルフメディケーションでは金が掛かり、病院に行けばタダだからと、病院に行くようになってしまうためである。本当に病院に行く必要がある人も、そうでない人の分まで順番待ちをしなければならず、行政としても余計な金が掛かってしまう。しかしこの政策を実施しないと、周辺自治体に子育て世代を取られてしまうから仕方なしに行わざるを得ない側面もあるのだろう。だからこそ囚人のジレンマなのだ。
夕張ではなく、都市部の話になるのかもしれないが、子供の医療費無料化は愚策であり、働くママ達を応援する意味でも、夜や休日の診療を充実させるほうに予算を投下すべきなのだ。子供医療費無料化はポピュリズムの一種である。