紙の本
美味しい話がいっぱいです
2015/08/29 00:31
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投稿者:いちごジャム - この投稿者のレビュー一覧を見る
何故か心惹かれるドーナツと言うお菓子。
子供のころは手が届きにくいちょっと特別なお菓子でしたけれど、大人になった今では手軽に美味しいドーナツを買うことが出来るようになりました。
けれどそんな今でもドーナツはどこか特別な存在感があります。
そう思っていたのは私だけではなかったようで、こちらの文庫本にはぎゅぎゅっと41本ものドーナツにまつわるお話が詰まっています。
この本を読み終わった後は美味しいドーナツが食べたくなります。
紙の本
ドーナツ
2016/11/30 11:48
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぺろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ドーナツにまつわる短編集。ストーリーによって好みがあるかと思いますが楽しめました。ドーナツが食べたくなって昨日ドーナツを買ってしまいました。
紙の本
ドーナツの思い出
2023/08/23 23:19
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投稿者:kisuke - この投稿者のレビュー一覧を見る
子どもの頃、忙しい母が時折作ってくれたドーナツが大好きでした。今でも選ぶのはオールドファッションタイプです。
この本には様々な人達のドーナツの思い出話とレシピが載っていて、とても面白かったです。難点はドーナツが食べたくなってしまうこと。
紙の本
ドーナツのお話
2021/02/04 13:47
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投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
不思議な魅力があるお菓子、ドーナツ。あの穴が何とも言えない魅力を醸し出していると思います。そんなドーナツのお話41編。読んだら無性に食べたくなりました。
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読んでいると、ドーナツが食べたくなって、大変苦しい思いをする。
ドーナツの真正直さ、素朴な真摯には、何者も勝てない。
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とにもかくにも、ドーナツ。ぽっかり空いた穴にさえも、たくさんの思い出が詰まっている。
オールドファッションに慣れ親しんだ世代が、現代のふわふわドーナツになんと軟弱になったものかと言及しているのに思わず笑ってしまった。
ドーナツに珈琲はテッパンだけど、ミルクもまた何とも捨てがたい。。
ドーナツが食べたくなるというか、揚げたくなる一冊。
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このところなんだかドーナツが食べたくて、でもそれは昨今のドーナツプラント的ドーナツではなく、それでこの本を手に取りました。
案の定、私がイメージする、重曹で膨らませたような硬くて懐かしいドーナツ(現在80を超えている伯母が40年近く前に作ってくれた)の話がたくさん出てきて、それはもう満足しました。
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ドーナツが食べたくなる。
オールドファッションの。
ドーナツは単なるおやつではなく、ドーナツ的な何か特別感があるのにはうなずける。
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すごい!
ドーナツに関する随筆を集めたアンソロジーです。
いろんな時代、いろんなシチュエーション…ドーナツドーナツドーナツ!!!
まさかの哲学っぽいお話まで出てくるのです。笑
読んでいてドーナツを食べたくはなるのですが…
41のお話のほとんどが、というか41人が思うドーナツのほとんどが今はあまり見ないようなドーナツなのです。
ふわふわで甘いドーナツではなく、かたくて食べ応えのある、甘すぎないドーナツ。
思えば、チェーン店以外のドーナツってあまり食べたことないかも。
読み終わったら、なぜだか自分の家でドーナツを作りたくなる…、もしくは母親とか祖母に作ってもらいたくなりました。
松浦弥太郎さんのお話が一番印象に残っています。
ちょっと切ないお話です。
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41人の色とりどりな人達によるドーナツアンソロジー。
スイーツじゃなくてデザートじゃなくておやつのドーナツ。
好きだったのは行司千絵さんのお話。祖母との思い出にホロリとさせられる。チラシに書かれたレシピをもとにお母さんとドーナツを作るなんてとっても素敵。やっぱり思い出に残るのは手作りよね。
一番ドーナツが食べたくなったのは細馬宏通さんだな。あまりに焦らしてくるから…。いやたぶん焦らしてるつもりは無いんだろうけどね。もう笑うしかない。塾考してる姿を思い浮かべると笑うしかない。おもむろに縦にしてみたりやっぱり横にしたり…。早く食べてよ〜って何度思ったことか。
興味深かったのは和尚さん考案の精進料理ドーナツ。豆腐とか黒豆とか使っててレシピが載ってるからありがたい。いつか作ってみよ〜っと。いつかねいつか。まずは買ってきたものを召しますから。
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いいな。
一章は、一言しか出てこなくても入れてあって、さすがにもうちょっとがっつりドーナツの方がいいやろ、と思ったけど、二章、三章は特に面白く読んだ。中でも、西加奈子(今一番好きな人)の名前が出てきたり、角野栄子(今日一番興味があった人)がかいてるのがあったりと、そういった偶然も楽しかった。
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普段はアンソロジーは好きな作家が執筆した部分しか読まないのだけど、これはほぼ全て楽しく読めた。
編者が求める昔懐かしいシンプルなドーナツに関する文章。ちょっと偏り過ぎかな、とも感じるけど、その偏愛っぷりがいいのかも。
読んでいるあいだずっとドーナツが食べたい、ドーナツが食べたいと思っていたんだけど、食べたいのは今風の軽くてふわふわのではなくて、ずっしりむっちりした茶色いドーナツ。
ドーナツ、家で作ってみようかな。
丹所千佳のドーナツ・メモランダムがよかった。京都のドーナツ事情あれこれ。milleの編集長。
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ドーナツに関するあれこれの話を集めたアンソロジー。子どもの頃のおやつの思い出や、ドーナツに対するこだわり、ドーナツの作り方、ドーナツの穴の考察、などなどあらゆる方向からドーナツが語られます。
また執筆陣も作家に限らず多種多方面から集まっているので、文章自体もバラエティに富んでいます。
何よりこれを読むと、ドーナツが無性に食べたくなります。ドーナツ好きなんですよ。しっかりと噛みごたえのあるものも、ふわふわのものも、サクッとしているものも、モチっとしているものも。ああ、ドーナツ食べたい。
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ドーナツに関するエッセーをあつめたアンソロジー。
ドーナツ大好きなわたくし。
しかも、武田百合子、東海林さだお、村上春樹、の名前を見つけて速攻購入。
いろんな人のドーナツ話を、共感したり、しなかったりしながら楽しく読めました。
特に第1章の大正〜昭和にかけてのドーナツ話が楽しかったです。
今はドーナツ買ってくるほうが断然多いとおもうのですが、昔はお母さんの手作りお菓子No.1やったんやな〜とほのぼの。
できればコーヒーを淹れて、ドーナツ食べながら読みたいアンソロジーです。
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中学、高校時代、試験が終わると地元駅前のミスタードーナツに行ったものだ。
いつも食べるのは決まっており、試験で疲れた脳みそに満足感を与えられたものだ。
16で献血に行けるようになってからは、献血ルームに置いてある神戸ドーナツを食べるのが定番になった。
月日が経って、クリスピークリームドーナツという黒船がやってきた。
新宿の店舗に人がずらーと並んでいるのにげんなりしたが、ブームが去った後でよく食べるようになった。
ドーナツを一回も食べたことがない、という人は少数派ではないだろうか。
特に目新しい思い出ではなくても、きっと記憶にはあるはずだ。
本書はそんなドーナツ話(時につくり方)を集めてある。
どうも味覚と嗅覚は美化されているようで思いの外正確なようだ。
アメリカのドーナツの話が何回か登場する。
私はアメリカには行ったことがないので、その姿形、味は想像するしかないが、ニューヨークの公園でかぶりついてみたい。
甘すぎたり油っこかったりして、きっと多くは食べられないだろうが。
レモンドーナッツの作り方は試してみたい。
不器用な私でも、そして形や盛り付けのセンスがなくてもなんとかなりそうだ。
北原白秋の『ドウナツ』の詩はとても温かみのある詩だ。
子供が楽しみにしている様子、船から出る蒸気がぽんぽんぽんと輪っかを作り、その輪っかがドウナツになるような、夢のある楽しい詩だ。
ああ、ドーナツがたべたいな......