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紙の本
サウスバウンド (講談社文庫)
著者 奥田 英朗 (著)
父は国家権力が大嫌い。どうやらその筋では有名な元過激派で、学校なんて行くなと言ったり、担任の先生にからんだり、とにかくムチャクチャだ。そんな父が突然、沖縄・西表島に移住す...
サウスバウンド (講談社文庫)
サウスバウンド
05/02まで通常990円
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商品説明
父は国家権力が大嫌い。どうやらその筋では有名な元過激派で、学校なんて行くなと言ったり、担任の先生にからんだり、とにかくムチャクチャだ。そんな父が突然、沖縄・西表島に移住すると言い出し、その先でも大騒動に。父はやっぱり変人なのか?それとも勇者?家族の絆、仲間の絆を描いた傑作長編。【「BOOK」データベースの商品解説】
学校へ行くなと言ったり、担任の先生にからんだり、父は国家権力が大嫌いな元過激派。そんな父が突然、沖縄・西表島に移住すると言いだし、その先でも大騒動に…。戦うことの本質を教える父と家族の絆を描く。【「TRC MARC」の商品解説】
目次
- 第一部
- 第二部
著者紹介
奥田 英朗
- 略歴
- 1959年岐阜県生まれ。プランナー、コピーライター、構成作家を経て1997年『ウランバーナの森』でデビュー。第2作の『最悪』がベストセラーとなる。続く『邪魔』が大藪春彦賞を受賞。また、2004年には『空中ブランコ』で直木賞を、2009年には『オリンピックの身代金』で吉川英治文学賞を受賞した。本書は、直木賞受賞第一作にあたる。その他の著書に、『マドンナ』『ガール』『イン・ザ・プール』『町長選挙』『東京物語』『ララピポ』『家日和』『無理』『純平、考え直せ』『我が家の問題』『噂の女』『沈黙の町で』などがある。
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紙の本
前半と後半の対比
2023/08/01 17:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
題名とか紹介文から「イン・ザ・プール」系列のユーモラスな作品かと思って読み始めた。ところが、学校内いじめやすっかり時代遅れの過激派の話など、シリアス系のストーリーなのですっかり驚いてしまった。ところが後半は、明るくて輝かしく、終盤への盛り上がりも十分で大変に読み応えがある。主人公を小学六年生にしたのも成功の秘訣かな。前半の沈んだ重苦しい雰囲気との対比が際だっている。西表島の人々の生活は原始共産制を彷彿とさせる。南の島だからこそ成立するものではあるが。
確かに多様な作風を持つ作者奥田英朗だけにこのような前後半の対比ができるのだなと、改めて感銘を受けた。
とりわけ母親のさくらさんの「男らしさ」とても素晴らしい。
紙の本
子どもたちの別れのシーンにホロリ
2019/07/21 23:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
破天荒な父親と暮らす二郎の東京での生活を描いた第1部と西表島での生活を描いた第2部に別れていて、第1部は雑誌に連載されていたもので、第2部は書きおろしだ。第2部の父親は元左翼運動家全開で農作業や漁業に勤しみ、体制には牙をむくかっこいい感じなのだが、私は働かない元左翼のぐうたらおやじだった第1部の父親「一郎」の方が好きだった。東京には居場所がないという窮屈な一郎さんで終わっても面白かったかもしれない。第1部での二郎と同級生たちとの別れの場面には、よくある場面だと思いつつも涙が出そうになった、子供たちの描き方が丁寧だからだろう。妹・桃子の言動もかわいい
紙の本
長編
2021/12/26 10:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:吉村ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
奥田さんの作品は超長いものが多いが、この作品も
そのひとつです。
しかし、物語の進み方が早く、
どんどんと読み進めることができました。
電子書籍
破天荒なお父さんから学ぶ
2021/09/06 13:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
「普通」の枠から飛び出した上原一家から、新しい家族のかたちが伝わってきます。舞台を南の島に移した後半で、父の一郎が常識人に落ち着いてしまうのが残念でした。