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獅子と狛犬 神獣が来たはるかな道
  • みんなの評価 5つ星のうち 4.3 4件
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  • カテゴリ:一般
  • 取扱開始日:2014/09/24
  • 出版社: 青幻舎
  • サイズ:19×24cm/301p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-86152-460-8
  • 国内送料無料

紙の本

獅子と狛犬 神獣が来たはるかな道

著者 MIHO MUSEUM (編)

多くの神社の鳥居の先で参拝者を出迎えてくれる「狛犬」。日本の特徴的な獅子、狛犬像とともに、エジプト、中央アジア〜中国などの神獣も紹介する。全作品解説付き。MIHO MUS...

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獅子と狛犬 神獣が来たはるかな道

2,916(税込)

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商品説明

多くの神社の鳥居の先で参拝者を出迎えてくれる「狛犬」。日本の特徴的な獅子、狛犬像とともに、エジプト、中央アジア〜中国などの神獣も紹介する。全作品解説付き。MIHO MUSEUM展覧会公式カタログ。【「TRC MARC」の商品解説】

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みんなのレビュー4件

みんなの評価4.3

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (1件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

2015/01/09 10:09

投稿元:ブクログ

神獣が来たはるかな道

厳密には角のあるものを狛犬、ないんものを獅子と区別している。

わが国に生息しないライオンによく似た神獣がどのようにして神々の御前に鎮座するようになったのか?

後三年近い時間と、ユーラシア大陸を横断する旅路の末、我が趣旨と狛犬に受け継がれたものは何か。

ライオン等最強のもう中の脅威は畏怖の対象となり、神々の絶対的な力の象徴である聖獣とされ守護獣となった。
最強の敵を味方につけて守ってもらいほどの敵が、この世には多いと言うことなのであろう。

人間の体にライオンの頭をつけることによって神性が表現された。

2014/12/21 17:35

投稿元:ブクログ

先頃まで開かれていた MIHO MUSEUM「獅子と狛犬」の図録である。興味深そうな展示だったが、いささか行きにくい場所であったため見逃した。図録が出版されているというので借りてみた。

狛犬というと神社の入り口に鎮座しているもので、ごく身近なようだが、あまりまじまじと見たことがなかった。さらに獅子と狛犬の組み合わせというのはどういうことか?

狛犬の中には、一方の頭に角があるものがある。こうした場合、厳密には、角のあるものを狛犬と呼び、ないものを獅子という。また狛犬は仁王像を模したかのような阿吽形を取る例も多い。この際、角のあるものが吽形を取ることが圧倒的に多いという。
つまり、狛犬は角を持つ吽形、獅子は角のない阿形となる。
後世、簡略化されて角のないものが多くなり、口の形にも区別がないものが増えるにつれ、この対は一般に「狛犬」と呼び習わされるようになる。だが、古い形としては「獅子」と「狛犬」の組み合わせだったのである(さらに古くは「獅子」だけの対もあるようである。cf京都国立博物館・狛犬の解説)。

獅子は元々、日本にはいない動物である。
本展では、この獅子が西方から東へと渡ってくるにつれ、変容を遂げて「神の門番」に落ち着いたというシナリオに基づき、それぞれの時代・地域の獅子を描く美術品を追っている。
獅子=ライオンは百獣の王である。力の象徴であるライオンは、権力者の好む題材であり、その無敵さゆえ、いつしか、神の守護の役目も帯びていく。
鏡・水瓶・織物・香炉と、さまざまな工芸品に獅子のデザインが取り入れられている。
漢時代に中国に伝わった獅子は、南北時代・唐時代に仏や菩薩の像を飾るようになる。時代が下るにつれ、日本で見られるような、どっしりと胸を張り、腰を引き締めた形が現れてくる。

一方の狛犬の「角」の起源はどこに求められるか。
古代オリエントには、獣脚と鳥脚を持つ怪物の物語があったというが、後の時代、これに偶蹄目の角がついたようだ。ペルシャのライオングリフィンなどがこれにあたる。こうした聖獣が中国に伝わり瑞獣とされた。龍の角が山羊角になったのもこれに関連する流れらしい。
ライオンと一角獣が戦う図というのもよく見られたものであり、どこか、獅子と狛犬の意匠につながるものもあるのかもしれない。

西からの旅路の果てに日本にたどり着いた獅子は神仏の守護獣となる。
但し、奈良時代や平安時代等の作例はあまり多くは残されていない。古い時代のものは木造が多く、本尊・神体に比べて丁寧には取り扱われず、また外気にさらされるものも多かったためであるようである。
このため、その作風変遷等に関しては謎も多い。

表紙のものはロサンゼルス・カウンティ・ミュージアム・オブ・アート所蔵のもの。平安時代以降の作とされている。
生き生きとした姿。力強い造形。たてがみや尾の躍動感。いささか剽軽にも見える表情が印象的である。

本書には、多くの獅子・狛犬、芸能の獅子舞に用いられた獅子頭も収められ、ざーっと眺めるだけでも楽しい。東北地方の獅子・狛犬や、台風被害から救われた滋賀の神社の獅子・狛���の写真、その解説も興味深い。

獅子と狛犬がこうした形に到るまでに辿った長い時と道のりを思う。
成立の謎を孕みつつ、獅子と狛犬は今もじっと座り、神を守る聖獣として睨みを利かせている。


*円空作の獅子・狛犬というのも1点収録されているのですが、獅子や狛犬であっても、円空、と一目でわかりますねぇ・・・。

*今度神社にいったら、まずは狛犬チェーック!!

2014/12/17 04:22

投稿元:ブクログ

単一題材の美術目録として眺めるも良し。日本に渡って今の形に至る歴史的経緯に思いをはせ、解説に目を通すもよし。

2014/09/25 07:01

投稿元:ブクログ

獅子と狛犬-神獣が来たはるかな道-
MIHO MUSEUM
2014年9月 2日~2014年12月14日
住所:滋賀県甲賀市信楽町田代桃谷300
電話番号:0748-82-3411
http://www.miho.or.jp/japanese/index.htm

青幻舎のPR
http://www.seigensha.com/newbook/2014/08/08110512