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紙の本
囚われの姫と黒の覇王 (ガブリエラ文庫)
著者 火崎 勇 (著)
「思い知らせてやろう。蹂躙され踏み躙られることの辛さを」塔で暮らすルーシアはある夜、忍んできた男に未知の快楽と苦痛を与えられる。だが彼女はその行為の意味を知らなかった。再...
囚われの姫と黒の覇王 (ガブリエラ文庫)
囚われの姫と黒の覇王
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商品説明
「思い知らせてやろう。蹂躙され踏み躙られることの辛さを」塔で暮らすルーシアはある夜、忍んできた男に未知の快楽と苦痛を与えられる。だが彼女はその行為の意味を知らなかった。再度塔を訪れたアヴァンは何も知らないルーシアに様々なものを与え教えてくれるようになる。アヴァンにまた触れてほしいと願うルーシア。彼女を大切に思うからこそそれを拒むアヴァンだが、二人きりの濃密な時間の中、想いは高まってゆき―!?【「BOOK」データベースの商品解説】
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安定した面白さだった
2024/01/31 06:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
生まれた時から塔に閉じ込められて暮らしていて、自分の出自も物の道理も知らず、母の残したいくつかの本の知識しか知らぬヒロイン。
突然塔に忍んできた男に強姦されるが、それが何かもわからず、彼女の無知無垢さに再度やってきた男が疑問を抱き、人違いをしていたことに気付いて謝罪し、代わりに教養を教えるうちに惹かれ合っていく話。
最初の強姦は人違いとはいえ隣国の王が他国の奔放な王女を私怨で辱めようとするという動機がものすごく変で首を傾げてしまう。
淫乱姫様、イケメン国王に犯されたら喜んじゃってもおかしくないと思うが。
無知無垢というところがミソなのだろうけど、残された本を読んでいたし、幼少期は共に閉じ込められた母から教育を受けていたという設定があるとはいえ、知識量やらなんやらが結構ご都合だなぁとも思う。
けど一つ一つのエピソードはとてもよく、後悔したヒーローが自分の行動が批難されるとわかっていながら、正しい男女の交わりについて教える流れとか面白かったよね。
いつものあとがき後日談妄想には、お忍び中に他国の王族に遭遇して口説かれすぎると思っちゃったけども。
おおむね好みの話だった。