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- カテゴリ:一般
- 発売日:2014/10/24
- 出版社: 早川書房
- サイズ:19cm/385p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-15-209497-1
読割 50
紙の本
モノグラム殺人事件 (〈名探偵ポアロ〉シリーズ)
著者 ソフィー・ハナ (著),山本 博 (訳),大野 尚江 (訳)
名探偵エルキュール・ポアロは、お気に入りの珈琲館で夕べのひとときを過ごしていた。灰色の脳細胞の束の間の休息。そこへ、一人の半狂乱の女が駆け込んできた。どうやら誰かに追われ...
モノグラム殺人事件 (〈名探偵ポアロ〉シリーズ)
モノグラム殺人事件
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商品説明
名探偵エルキュール・ポアロは、お気に入りの珈琲館で夕べのひとときを過ごしていた。灰色の脳細胞の束の間の休息。そこへ、一人の半狂乱の女が駆け込んできた。どうやら誰かに追われているようだ。ポアロが事情を尋ねると、女の口からは意外な言葉が。彼女は殺される予定だというのだ。しかも、その女ジェニーは、それは当然の報いであり、殺されたとしても決して捜査はしないでと懇願し、夜の街へと姿を消した。同じ頃、ロンドンの一流ホテルで三人の人間が殺害された。すべての死体は口にモノグラム(イニシャルの図案)付きのカフスボタンが入れられていた。ジェニーは被害者ではなかったが、関連を嗅ぎ取ったポアロは、友人の刑事キャッチプールとともに捜査に乗り出すのだった。名探偵ポアロ・シリーズ公認続篇!【「BOOK」データベースの商品解説】
ポアロが出会った挙動不審の女。彼女は自分が殺される予定だという。同じ頃ロンドンのホテルでモノグラム付きのカフスボタンを口に入れた死体が発見され…。アガサ・クリスティー社公認、実力派作家が描く名探偵の新たな挑戦。【「TRC MARC」の商品解説】
〈名探偵ポアロ・シリーズ〉「私は近々殺される」ポアロの静かな夕食 は、若い女の突然の告白によって妨げられた。さらに女は懇願する。「正義の為に、決して捜査はしないで」と。シリーズ正統最新作【商品解説】
著者紹介
ソフィー・ハナ
- 略歴
- 〈ソフィー・ハナ〉1971年英国生まれ。マンチェスター大学卒業。小説家、詩人。「名探偵ポアロ・シリーズ」初めての公認続篇執筆者。
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書店員レビュー
39年ぶりに灰色の脳細胞を働かせるときがきた
ジュンク堂書店大阪本店さん
ロンドンの行きつけのレストランで夕食をとろうとしていたポアロは、怯えた様子で店に飛び込んできた女性と出会う。彼女は“自分は殺される”、そして殺されることは正当な処罰である、と言い残し逃げるように去ってしまう。同じ夜、豪華ホテルで3人の人間が別々の部屋で殺害されているのが発見される。死体は犯人の手によって整然と整えられ、しかも口の中には“PIJ”のモノグラムつきのカフスボタンが入れられていた。ポアロと友人でスコットランドヤードの刑事キャッチプールは事件の捜査を始めるが・・・。PIJのモノグラムは誰を指しているのか。そしてポアロがレストランで出会った女性と3人の殺害には関係があるのか。やがてポアロ達は殺された3人を結びつける、ある田舎の村で起こった陰惨な出来事にたどりつくのだが・・・。
アガサ・クリスティーの名探偵ポアロシリーズ、39年ぶりの新作長編がこのモノグラム殺人事件である。シリーズ初の続編を執筆したのはイギリス人作家のソフィー・ハナ。今作の語り手、かつ相棒はポアロと同じ下宿先に住むキャッチプール刑事で、初登場の新キャラクターである。控えめで自分の推理力に自信がないキャッチプールと、素晴らしい知識と観察力、そしてたっぷりの自信をもったポアロのコンビが進めていく推理劇が楽しめる。冒頭の謎の女性との遭遇とショッキングな殺人事件、徐々に明らかになっていく過去の悲劇との関連性、証言者達の何重もの嘘また嘘、とストーリーも最後まで気の抜けない展開となっている。ポアロシリーズのファンは勿論だが、シリーズをほとんど読んだことがない人でも一気に惹きこまれてしまう作品ではないだろうか。ちょっとポアロに呆れられながらも一生懸命事件の真相について頭をひねるキャッチプール君と一緒に、あなたも“小さな灰色の脳細胞”を働かせてみるのはいかがだろう。