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商品説明
山形在住の著者が東日本大震災以前の東北にかかわるなつかしい思い出を綴った詩と、夭折した同郷の詩人・赤塚豊子の生涯をたどる詩論を収録。小児麻痺の豊子がカナタイプライターによって記した珠玉の詩を読み解く。【「TRC MARC」の商品解説】
山形在住の詩人・高沢マキによる詩17編「さんまのしっぽ」と、夭折した同郷の詩人・赤塚豊子(1948〜1972)の生涯をたどる詩論「悲しみは清らかにながれる」を収録。小児麻痺のためペンを持つことのできない赤塚豊子がカナタイプライターによって記した珠玉の詩を、高沢マキが読み解く。いまここで、二人の詩人の魂が響きあう。
「だれもがみな、震災以後を生かされている。ことばは打ちのめされ、傷つき、ひとたび離散を遂げた。もはや、それは震災以前の無垢さを持たない。高沢マキさんは震災以後に、この詩集の全編を一気に書きおろした。震災以前に属するさりげない日常のかけらが、震災以後のことばで拾われている。無心に、祈るように。そして、かたわらには詩人・赤塚豊子が佇んでいる。思えば、その夭折のひとには、さりげない日常がなかった。以前も、以後もなかった。しろい雲の舟で、そらの海を放浪したい、と願った。東北の血とかなしみは、いまも清らかに流れている。時を越えて、ふたりの詩人がそれを伝えている。」
〈赤坂憲雄/帯より〉
目次
- ■詩「さんまのしっぽ」
- さんまのしっぽ
- 夏椿
- いきもの
- 門前
- 名優
- 北国
- 耐寒
- 愛ということば
- 運動会
収録作品一覧
さんまのしっぽ | 7−78 | |
---|---|---|
悲しみは清らかにながれる | 79−112 |
著者紹介
高沢 マキ
- 略歴
- 〈高沢マキ〉1945年山形県生まれ。宮城学院女子大学学芸学部卒業。詩人。日本現代詩人会会員。詩集に「おくのほそ道」「教室」「蛇行切符」など。
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