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紙の本
木暮荘物語 (祥伝社文庫)
著者 三浦 しをん (著)
小田急線の急行通過駅・世田谷代田から徒歩五分、築ウン十年、全六室のぼろアパート木暮荘。そこでは老大家木暮と女子大生の光子、サラリーマンの神崎に花屋の店員繭の四人が、平穏な...
木暮荘物語 (祥伝社文庫)
木暮荘物語
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商品説明
小田急線の急行通過駅・世田谷代田から徒歩五分、築ウン十年、全六室のぼろアパート木暮荘。そこでは老大家木暮と女子大生の光子、サラリーマンの神崎に花屋の店員繭の四人が、平穏な日々を送っていた。だが、一旦愛を求めた時、それぞれが抱える懊悩が痛烈な悲しみとなって滲み出す。それを和らげ癒すのは、安普請ゆえに繋がりはじめる隣人たちのぬくもりだった…。【「BOOK」データベースの商品解説】
駅から徒歩5分、築ウン十年、全6室の小暮荘。そこでは4人の住人が平穏な日々を送っていた。だが一旦愛を求めた時、それぞれが抱える懊悩が痛烈な悲しみとなって滲み出し…。ぼろアパートを舞台にした、愛とつながりの物語。【「TRC MARC」の商品解説】
小泉今日子さん 「あぁ、私はこの物語がとっても好きだ。」 (「読売新聞」2011年2月6日)
小田急線・世田谷代田駅から徒歩五分、築ウン十年。
ぼろアパートを舞台に贈る〝愛〟と〝つながり〟の物語。
小田急線の急行通過駅・世田谷代田から徒歩五分、築ウン十年、全六室のぼろアパート木暮荘。そこでは老大家木暮と女子大生の光子、サラリーマンの神崎に花屋の店員繭の四人が、平穏な日々を送っていた。だが、一旦愛を求めた時、それぞれが抱える懊悩が痛烈な悲しみとなって滲み出す。それを和らげ癒すのは、安普請ゆえに繋がりはじめる隣人たちのぬくもりだった……。【商品解説】
収録作品一覧
シンプリーヘブン | 9−48 | |
---|---|---|
心身 | 49−85 | |
柱の実り | 87−123 |
著者紹介
三浦 しをん
- 略歴
- 一九七六年、東京生まれ。二〇〇〇年、長編小説『格闘する者に○』でデビュー。〇六年『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞受賞。一二年『舟を編む』で本屋大賞受賞。小説に『秘密の花園』『私が語りはじめた彼は』『むかしのはなし』『風が強く吹いている』『光』『神去なあなあ日常』『政と源』『まほろ駅前狂騒曲』など、エッセイ集に『あやつられ文楽鑑賞』『お友だちからお願いします』など著書多数。
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紙の本
さすが三浦しをんさん。
2016/06/26 12:17
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まゆこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
三浦しをんさんの書く本が大好きで、
本屋に行くとまずは三浦しをんコーナーを一回り。
気になる題名をすぐに買ってしまいます。
小暮荘物語。題名を見たときは、ボロボロのアパートでのほのぼの生活が書かれているのかな。と思いました。
読み進めていくと、建物はイメージのままに、
小暮荘に住む人々の日常や心情が順に書き出されているものでした。
紙の本
木暮荘の天井!
2015/03/17 15:07
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:CoolG - この投稿者のレビュー一覧を見る
おもしろさは期待どおり(^^) 内容はびっくり(^_-)
神崎くんみたいに俯瞰して見れば客観的に解ってしまうのかなと、感想。
キャストたちは自問自答して悩んでるようやけどいろいろな出来事で解決(^^)
すっきりしたぁ(^o^)
木暮荘の天井に住みたい、イヤ捕まるやろなぁ( ̄^ ̄)ゞ
紙の本
木暮荘に住んでみたい
2020/07/26 13:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
木暮荘は、小田急線・世田谷代田駅から徒歩5分にある、築...たぶん、さまざまな描写から30年はいってるだろう全6室のぼろアパートで、住人は、よこしまでちょっと切なく笑える目的でもってそこに居をかまえる70代の大家+20代の若い店子が3人+大家の飼い犬のジョン。
ストーリーは、この4人と彼らの関係者たちで織り成す日常の話だが、そこは三浦しをん作品だ。普通には展開しない。
ややサイキック、やや神がかり、やや妄想、やや犯罪...みたいな、ありそうでなさそうな不思議なエピソードをエッセンスに短い物語が展開し、それぞれの物語の主人公が、ほんの少し、ささやかな救いを得てしずかに終わり、そして、次なる住人の物語へとつながってゆく。
小暮荘をとりまく人々の救いの話をそれぞれ読んで、自分もそこの住人になって癒されたような、そんな読後感の物語。
紙の本
電車の中でお勧めの短編集
2018/06/20 13:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:chieeee - この投稿者のレビュー一覧を見る
ポロいアパートに住む4人の住人と、その周りを取り巻く人達の物語。これから恋が始まりそうなカップルや、浮気、不妊、妊娠、三角関係と盛りだくさんで、一見ドロドロな話になりそうなところをサラッと愛すべきキャラに仕上がっています。個人的には並木とニジコの話がほっこりしてて好き♪単純に生きてるっぽい人でも、幸せに見える人でも、人にはそれぞれ悩みがあり、それと付き合いながら生活してるんだなぁ…と。泥味も砂味も体験したくないなぁ…。浮気も嘘も味わいたくない…。
紙の本
ボロアパート
2020/11/30 11:57
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
小暮荘の日常や特別な出来事を個々にストーリー化している作品です。最初の章から最後の章まで小暮荘に何らかの関連がある人物が主役・脇役に変化しており、長編作品とも思えるような内容でした。
実際私もボロアパートに住んでいますが、住人同士の交流はほとんどありません。ですので小暮荘のようなほのぼのとした環境には少し憧れてしまいます。面白い作品でした。
紙の本
「その後」が気になる。
2023/02/05 12:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:satonoaki - この投稿者のレビュー一覧を見る
しをんさんの小説は、ジェットコースターに乗ってアップダウンしながら横風も受けるような感じで、ワクワクします。
木暮荘の面々、関係者は、「その後」どんな人生を歩んだのだろう。
気になります。
そこは、読者の皆さんに一任…しをんさんが、ふっふっふと笑っていそうです。
紙の本
木暮荘
2020/07/26 14:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
ボロアパートで生まれ育ったので、生活音が丸聞こえなどの描写はとても良くわかりました。普通の人なんてどこにもいないのかもしれないと思わせる、住人やその他の人々の時に切なく、時に可笑しい生活。
紙の本
ありえそうでありえない日常
2017/10/25 10:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ライムグリーン - この投稿者のレビュー一覧を見る
都心の比較的便利でそこそこ人気のあるエリアにある古びたアパートが舞台。
いまどきこのような古びたアパートだとくたびれたような人や職業不詳のような人が住んでいるイメージだが、この木暮荘は勤め人の若者もしくは女子大生が住んでいる。(大家さんのぞく)
どこにでもいそうな住人とどこにでもありそうな日常がちょっと面白く描かれる。
しかし、ちょっと振り返ってみると、現実では起こり得ないだろうことや穏やかに収束することはないだろう話。なのに、大事件に陥ることなく住人は日常に戻っていき、それに違和感ない不思議さがある。
読みやすくて面白くてエンタメとして、楽しく読める三浦しおんらしい本。そして、ところどころしみじみと考えさせられる一文があったりして、また、読みたくなる。
紙の本
びっくり
2017/10/20 18:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:L - この投稿者のレビュー一覧を見る
人情ものかと思っていたら"シモ"満載でした。おんぼろアパートという良くも悪くも何かが起きるだろうと思わせる部隊がよかったです。
紙の本
切ない別れ
2017/10/04 17:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
光子と友人の赤ちゃんの話が印象深かった。短い間とはいえ あの子はけっして赤ちゃんに恵まれる事のない光子にとって確かに我が子だった。二人の突然の別れが辛かった。
紙の本
楽しく
2015/08/23 07:00
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Neko - この投稿者のレビュー一覧を見る
それぞれの部屋の住人像を想像しながら、
楽しく読めました。
三浦しをんさんの作品は、いろいろなパターンがありますが、
この楽しい感じ、好きです。
紙の本
覗きはないわ
2023/06/23 15:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんかおもしろおかしく書いてるけど、覗きはないなあ。
天井の穴から目が見えるって気持ち悪い。
覗くのは当然論外だけど、覗かれて平気なのもありえない。
紙の本
そればっかりというのはどうもねえ
2019/07/04 21:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
三浦しをん『木暮荘物語』は、古ぼけたアパートをめぐる人々の話。
一見のんびりした人々で、話もそう暗くならない。
7つの物語が主人公を少しずつずらしながらつながっていく。
前の話の脇役が次は主人公……というのは、わりと好きなパターンです。
そうなんだけど、あまり手放しでおすすめできないのは、ひとつのこらずセクシャルな要素がからむ(というかそれがテーマだったりする)から。
それは人事の一つの側面ですから、別にいいんだけど、そればっかりというのはどうもねえ。
紙の本
あっさりとした物足りなさ
2017/01/01 16:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:読書はじめました - この投稿者のレビュー一覧を見る
今にも崩れそうな木造二階建てのボロアパート「木暮荘」に住む人、犬にまつわる7つの物語。
全話セックスが主軸。(年齢を問わず誰でも読める描写)
内容的には濃いと思うが、読後感があっさりしすぎて(余韻が薄い)物足りなさを感じた。
「柱の実り」「穴」「ピース」は良かったと思う。
紙の本
読了
2020/06/07 21:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ムギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
小暮荘に住む住人達と彼らをとりまく人々の物語。近所付き合いが希薄な世の中、はじめは他人だった彼らは、隣人というだけではない不思議な関係性になっていく。人は一人では生きていけないことが伝わってくる。