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商品説明
ことばの芸術として王朝の日記物語をきわめた論叢。「土佐日記」「蜻蛉日記」などに連なる日記物語の系譜、「枕草子」作者・作品論、「伊勢物語」成立展望、「源氏物語」本文研究、読解論を中心とした諸問題等を論じる。【「TRC MARC」の商品解説】
ことばの芸術として
王朝の日記物語を
きわめた究極の論叢
氾濫する文化史研究から
いかにして「文学」を取り戻すか
『土佐日記』、「伊勢日記」(『伊勢集』巻頭作品)、
『蜻蛉日記』、『紫式部日記』に連なる日記物語の系譜と、
『枕草子』作者・作品論、『伊勢物語』成立展望、
『竹取物語』解釈についての小論、そして
『源氏物語』本文研究、読解論を中心とした諸問題と、
原作と改作を考える座談会「源氏物語と冬のソナタ」等、収録。
【 本書は、前著『王朝物語史の研究』に収録できなかった日記文学と随筆を第一章とし、第二章は源氏物語を中心とした物語文学によって構成されている。従って表題にも示した「王朝日記物語」とは、いわゆる日記文学と物語文学とを含めた呼称だが、しかし、この「日記物語」という呼称には、いま一つの意味がこめられている。その「日記」とは、実録としての日記ではなく、実録に拠りながらも、それを虚構化して成立した作品なのである。現在ではそれを一般に「日記文学」と称しているが、当時の呼称に即していえば、むしろ「日記物語」というにふさわしい作品なのである。(中略)
ことほどさように、日記文学と物語とは、古人の意識において相通するものがあったから、近代に成立した日記文学という呼称よりも当時の実感に即した呼称といえよう。ただ表題としては、物語文学と並称することから、一種の掛けことば的呼称と考えたい。...「はじめに」より】【商品解説】
目次
- はじめに
- 第一章 物語としての日記文学と随筆
- 第一節 日記物語
- 『土佐日記』と貫之
- 憧憬の愛―伊勢
- 『秋山虔 伊勢』(王朝の歌人)[書評]
- ことばの芸術への果敢な挑戦 『秋山虔 伊勢』(ちくま学芸文庫)解説
収録作品一覧
『土佐日記』と貫之 | 4−23 | |
---|---|---|
憧憬の愛−伊勢 | 24−27 | |
『秋山虔 伊勢』(王朝の歌人5) | 28−29 |
著者紹介
室伏 信助
- 略歴
- 〈室伏信助〉1932年生まれ。國學院大學大学院博士課程修了。跡見学園女子大学名誉教授。文学博士。第3回武田祐吉博士記念賞、第18回角川源義賞受賞。著書に「王朝物語史の研究」など。
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