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投稿者:れい - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画の影響でマシュー・マコノヒーのイメージで読まずに入られなくなってしまった。
ストーリーそのものが物足りない。パンチが弱いのかな。
紙の本
法廷もの?刑事もの?
2015/06/07 08:07
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投稿者:マー君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
再審が始まり検察側は被告を追い詰めていく。
サポートの刑事の切り札で被告側は暴発する。
追い詰められた被告があっさり暴発してしまうところが物足りないか。
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リンカーン弁護士シリーズ第三弾。今回の見どころはハラーが検察側として法廷に立つことかな。前作でも協力したボッシュが登場し、検察チームの調査員としてハラーとタッグを組む。そのためにハラーを特別検察官に設定したんじゃないかと訝しむほど、ボッシュが目立ち過ぎている。もはやリンカーン弁護士シリーズではなくて、ボッシュ&ハラー・シリーズということか。しかも、『ナイン・ドラゴンズ』のネタバレがあるので、未読者は要注意。
上巻はボッシュの捜査が中心でハラーはほぼ空気。下巻に入っていよいよ法廷劇が始まるが、ここでも決め手はボッシュ。ハラーは一体何をしてるのか?イマイチ盛り上がりに欠ける山場の後での、とってつけたような展開で一気にバランスが悪くなる。そしてまたまたボッシュ大活躍。ハラーはボッシュを見送るしかないよなあ。
面白いのは面白いのだが、萎えて終わった感が強い。あのずる賢いミッキー・ハラーはどこへ行ったのだ? 第四弾へイヤな予感しか残らない読後感でした。
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シリーズ3作目、後半。
刑事弁護士のミッキー・ハラーが、検察側に立っての裁判が始まっています。
刑事ボッシュが調査員として参加するので、スター競演といったところ。
24年もの間服役していた男が、新たな鑑定結果を得て、無実を訴えている。
調査にあたったボッシュは有罪を確信するが、それを証明できるのか…?
釈放された男を尾行すると、夜な夜な高台の公園に上ってしばらく過ごすという謎の行動をとっていた。
一方、容疑者のほうも、ボッシュやハラーの様子をうかがい、家族にも危機が及びかねない状態になってくる。
「ナイン・ドラゴンズ」に続く作品だったんですね。
ボッシュは娘のマディと暮らし始めている時期。
これは読まなくちゃいけなかったわ。
「リンカーン弁護士」のシリーズは法律の説明などが多くて、丁寧だがある意味ながなが書かれているといいますか…
こっちのシリーズはまあ後でいいかと思ってたんです。
ボッシュが客演というより対等な活躍で、法廷物の印象は思ったより薄い。
後半は迫力の急展開! しかも最後はボッシュが持っていく~?
まあそこがカッコいいんで、しょうがないですね(笑)
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マイクル・コナリーの小説の主人公、ハリー・ボッシュ、ミッキー・ハラーが競演するものです。今回はボッシュの「闇」のようなところはあまり表現されていないようにも感じました。
そう言えば、両主人公の家族の姿があまり描かれていなかったような気も…
面白いですが、ハラーの元妻の検事、マクファーソンの言葉遣い、翻訳の問題かもしれませんが、かなりの違和感があったのですが…
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リンカーン弁護士も第三作目。一作目が時を経ず映画化されたことで、ミッキー・ハラーについては、売れっ子男優マシュー・マコノヒーの顔がイメージされるようになってしまった。ちなみに、ハリー・ボッシュの方は今春ようやくドラマ化が決定とのことで、映画には一本もなっていないのが不思議であるが、ぼくはボッシュの顔は最初からマイケル・ダグラスでイメージしている。ボッシュ第一作『ナイトホークス』の刊行が1992年だったから、おそらく1989年の映画『ブラック・レイン』あたりの印象がぼくの中でマッチしたのである。
それにしてもリーガル・サスペンスは大変だというコナリーの一作目でのあとがきが嘘のように、次々とハラーものも、そしてこれまでで一番法廷シーンに主眼を置いた作品として本作を上梓しているのを見ると、やはりコナリーの努力プラス天性の才能に感嘆せざるを得ない。本書も間違いなく(もはや当たり前のことであるが)傑作である。
法廷をハラーが請負い、法定外の追跡や活劇はボッシュが請け負う本書の形は、前作でハラーとボッシュが腹違いの兄弟であることが判明してからのスタンダードになりそうな予感があるが、ボッシュの登場しない作品もこの後登場するということなので、いい意味で読者を裏切り続けてほしいとの期待が思わずコナリーに向けられる。
本書はハラーとボッシュの章が交代で叙述される。小説としては不自然ではあるが、ハラー部分は「わたし」の一人称で、ボッシュの部分は三人称で語られる。どちらも1/2ずつの描写なので何も副題で「リンカーン弁護士」と謳わなくてもよさそうであるが(原題では特に明記されていない)、法廷シーンが大半を占めるためリーガル・サスペンスとしての価値づけを出版社が明確にしたかったのだろう。
二十年前の判決で受刑中の容疑者が、ある証拠品のDNA検査不一致により判決破棄に至ったため、検察側が刑事弁護士のハラーに白羽の矢を立て再審に持ち込むというストーリーなのだが、検察側に初めて立つハラーと前妻のマギー(そもそも検察側)の共同戦線が読みどころ。弁護士と検事との川を渡って法廷に立つハラーが、かつて別れたマギーの立場にも立ってともに戦うというところに面白さがあるのだ。
なおハラーが調査官としてボッシュを指名したことにより、再捜査を行うボッシュの、狼のような捜査姿勢も改めて魅力あるものとして語られる。法廷の内と外で進められる物語は、誰もが思いも寄らぬ結末へ向けて波乱のうちに収束してゆくのだが……。
原題のReversalとは法律用語では「判決破棄」と訳されるらしいが、「逆転」「反転」などの意味もある。弁護側であるハラーが、本書に限っては、検察側のテーブルにつき、被告人を無罪にしようと努めるのではなく、原告側に立って有罪を立証してゆくのである。
またラストの二転三転する大逆転ストーリーもいつもながら天晴れ。こちらもReversalじゃないのかと疑ったが、考えてみれば逆転は毎作のことなので特に関連はなさそうだ。
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安定したクオリティで上下巻だがあっという間に読める良作。ミッキーハラーとボッシュのダブル主演という趣の本書だが、メインテーマとなる題材が24年前の事件の再審ということで、その謎への興味が主に据えられており、散漫な印象はなく違和感なく読める。
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シニカルな状況も含めて陪審員裁判の”やり口”がよく判る一冊。
ハラーとボッシュのキャラの区別が解りづらいです。
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私的にはディーヴァーと並ぶ鉄板コナリー。初期のワクワクする面白さが薄れていくのは仕方がないかなあと思いつつ、それでもしっかり楽しめるのも共通している。これも抜群のリーダビリティで、展開が気になって一気に読んだ。けど…。
うーん、ラストがこれですか。消化不良だなあ。レイチェル・ウォリングは何のために登場したの? もしかして次作以降への伏線なのか? ディーヴァー、コナリーはとても「もてなしのいい」作家で、伏線はきっちり回収され、必ず読後の満足感を感じさせてくれるところが一流だと思ってきたのが、今回はちょっと納得いかない。
それに、ハラーがどうも「らしく」なくて、これまでのタフなかっこよさが影を潜めちゃってる。じゃあボッシュものかというと、それにしては中途半端な感じ。章ごとに焦点がハラーとボッシュに切り替わるんだけど、あれ?これはどっち?と思うところがちょこちょこあって気になる。ボッシュシリーズは大好きなだけに残念。
アメリカの法廷ものを読むといつも思うのだが、アメリカ国民って、こういうのを読み、現実にもO.J.シンプソンのような件があり、それでどうやって司法への信頼感を保っているのだろうか。謎だなあ。
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コナリー作品ではじめて本気でおもろい思った。
リーガル&警察小説のバランスとか絶妙すぎるし、ボッシュとハラーの絡みもはじめて違和感なく読めた。
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24年前の少女殺害事件 有罪判決破棄 差し戻し DNA鑑定の動かぬ証拠 ハラー、特別検察官に ボッシュ・マギーと特別チーム編成 再調査 証人探し 法廷へ 検察側証人の裏切り 新たな事件 犯人は 終結
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「IN・POCKET」でベスト1位だったし、前作がすごくおもしろかった記憶があるので期待して、しかも電子書籍じゃなくても買ったのに。。。
正直、読み終わって、これがなんで1位なのーーー???って叫びたくなった。
なんかすごく中途半端な感じだった。
リンカーン弁護士ことハラーと、刑事ボッシュシリーズのボッシュふたりが出てくる「夢の共演」のはずなのだけれど、ハラーはまーったく活躍した印象がなくて、普通にボッシュシリーズを読んでるみたいだった。文中で「わたし」っていえばハラーなんだけど、どうもボッシュシリーズを読んでるみたいだから、ボッシュかと思って何度も混乱したし。
リンカーン弁護士シリーズなんだから、ハラーの活躍が見たかった。ハラーが検察側弁護士になることについての葛藤とか、元妻とのあれやこれやとか、もっと書き込みどころがありそうなのに。。。
事件も、もっとひねりがあるかと思ったら全然ないし、法廷での話も普通だし。(ほんとに、ただの「ゴッドファーザー」のパクリかと……(マイケル・コルネオーネの裁判のとこね)。そしてラストもなんかこれで終わり?それとも続きでもあるの?とか思うような中途半端な感じで。
ほんとに、どうしてこれが1位なのか教えてほしい。。。
あと、普通に出版された本で、翻訳が読みにくいだとかあまり思うことってないんだけれども、これ、けっこう、え?って思うところ多かったんだけど……。申しわけないけど日本語がかなり読みづらかった。
女性の台詞の文末も「~いいわね」とか使わないようにしてるのかもしれないけど、余計ヘンな感じになっているような……。
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ハリー・ボッシュとミッキー・ハラー、まさに「贅沢すぎる」共演。しかも両方のキャラクターを十分に活かして、2冊分の疾走感と満足感。ある意味、コナリーのベストと思います。
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中々衝撃の結末。
そう来るとはねぇ。たしかに、結審近いのに、まだまぁまぁなページ数が残っていたので、どうなるのかと思ったのですが。ハリーだけなら、ああいう結末には持って行かず、法廷での決着としたのだと思いますが、ボッシュも出ているので、そう言う流れでの結末ですかね。
いや、面白かったです。
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(上巻より)
ただ、ミッキーの手腕もボッシュの捜査も素晴らしかったけど、
この作者にしてはちょっと展開の意外性がなかったというか、
ひねりが少なかったというか。
最終的に被告に罰を与えられなかったのも不満。
警察官に射殺されるという結果だったとしても。
辛い人生を送ってきた被害者の姉が証言台に立つところ、
彼女の「証言」を、彼女の勇気を、
ボッシュとミッキーの働きで守った場面は感動的だった。