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- カテゴリ:一般
- 発売日:2014/11/26
- 出版社: 小学館
- サイズ:19cm/203p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-09-386391-9
紙の本
通り魔
著者 嶽本 野ばら (著)
小さな障害はあるものの善良だった少年が残虐な犯行に突き進む、慟哭必至の衝撃作!【「BOOK」データベースの商品解説】僕は僕を生んだ巨悪の基を絶ちたい。僕という萌芽には予め...
通り魔
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商品説明
小さな障害はあるものの善良だった少年が残虐な犯行に突き進む、慟哭必至の衝撃作!【「BOOK」データベースの商品解説】
僕は僕を生んだ巨悪の基を絶ちたい。僕という萌芽には予め黒い太陽に向かって進むという運命しか与えられていなかったように思われるから−。小さな障害はあるものの善良だった少年が残虐な犯行に突き進む、慟哭必至の衝撃作。【「TRC MARC」の商品解説】
これは小説ですが、小説以上に切実です!
これは小説ですが、小説以上に切実な小説です!!
――たとえば、食べるために働いたことのない2世・3世の議員に、こんな事態が想像できるだろうか?
生活できないことは、こんな現実があっても「自己責任」なのか?
小さな障害はあるものの、善良だった少年が残虐な凶行に及んだのは、彼だけの罪と言えるのか?
社会が犯している「弱い者いじめ」は、人間としての「罪」ではないのか?
【あらすじ】
幼い頃から僕は人と上手く話せなかった。僕はスナックを経営する母親と二人暮らしだった。母親とも上手く話せない僕は、よく叱られた。いつもひとりで過ごしていた僕は、中学生の頃からネットの中に居場所を見つけた。大学まで行きたくて高校に上がったが、2ヶ月で辞めた。スナックのお客の紹介で地元の縫製工場に就職した。その工場では、僕が一生買うこともできないような高価な服を作っていた。4年間勤めたが、小さな事件を起こして退職した。僕は地元を逃げ出し、東京へ向かった。だがそれが、大きな転落の始まりだった‥。【商品解説】
著者紹介
嶽本 野ばら
- 略歴
- 〈嶽本野ばら〉京都府生まれ。2000年「ミシン」で小説家デビュー。ほかの著書に「エミリー」「下妻物語」など。
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紙の本
寝る前に読むのは控えることをおすすめします。
2021/07/05 00:46
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:二艘の舟 - この投稿者のレビュー一覧を見る
現代に存在しているであろう青年の話。
医者に掛かればなにかしら言いつけられる障害、何故か高くなってしまったプライドをもつ若者、ネットでの交流
ワーキングプア、ネット難民、若者の貧困など…
労働経済論を取る前にこの本を読んでいたかった。履修した後に読むと細部がわかって余計に苦しい。
嶽本さんらしさは、現場に足を運んだであろう体験談のようなリアルさ、少しのブランド物への考え方というところだろうか。
エミリーなどでみられたゴスロリや青年期の女性の感情を映したような内容ではなかったが、ここまでの青年の現実味のある心情の描写は書けと言われて再現できるものでもないだろうし、望んだ雰囲気ではなかったが、読んで後悔はしてない。
実際YouTubeコメントなどで見かけることのある単調な罵倒が、如何に不安定な若者を気付けるものなのか。本当にいそうで、読み終わって胸くそ悪い。
この本を読んだあと寝る予定であるならば避けた方がいい。口直しにもう一冊必要です。
これ、学生の課題本に指定にでもしてくれれば、内容のない罵倒が少しはネットから消えそうなのにと思わずにはいられません。
紙の本
メンタルヘルスと企業
2015/10/27 01:28
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
パワ・ハラやモラ・ハラがマスコミをにぎわせるようになって久しい。メンタル面に疾病を抱えている身にとって、世間は、しかし、相変らず理解がない。働いて、生きることさえ難しい主人公に同情を禁じ得ない。
紙の本
コミュ障
2019/05/19 11:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
コミュニケーション障害の青年の悲惨な日々を描く。
ホント馬鹿にされるなあ。
コミュ障ってたいへんだなあ。
でも人に当たるのはノンノン!
紙の本
一人の少年が犯罪加害者になるまで
2019/01/27 11:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キティ - この投稿者のレビュー一覧を見る
野ばら流の、犯罪加害少年を題材にした小説。
人がだめになっていく描写がとてもリアル。
それだけに、最後の展開が唐突な感じがして少し残念だった。