「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
アイヌ神謡集の知里幸惠、植民地台湾の複雑な言語状況を描いた佐藤春夫と呂赫若、在日作家の金石範や李恢成らを、欧米文学の試みと比較しながら、20世紀の世界文学として論じる。文学の本質に迫る野心的批評。【「TRC MARC」の商品解説】
本書が扱うバイリンガルはエリートではない。植民地や移民、亡命の結果として、好むと好まざるとにかかわらずバイリンガルであり、あるいはそういった多言語が行き交う状況を、小説という一言語使用が原則の形式で描くという、ある種不可能な命題に挑んだ作家たちである。
具体的には、アイヌ神謡集の知里幸恵、植民地台湾の複雑な言語状況を描いた佐藤春夫と呂赫若、「故郷」朝鮮からの引揚げ作家、金石範、李恢成ら在日作家、移民国家アメリカの日系人作家などである。とはいえ、ハーンやフォークナー、コンラッド、リービ英雄など欧米の文学の試みと比較しながら、いわゆる「在日文学」「外地文学」としてではなく、「ディアスポラ」によって特徴づけられる20世紀の世界文学として論じている。文学の本質に迫る批評であるとともに、ディアスポラ、とりわけアジアン・ディアスポラ研究にも貢献する、比較文学者の著者ならではの野心作。【商品解説】
著者紹介
西 成彦
- 略歴
- 〈西成彦〉1955年岡山県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科比較文学比較文化博士課程中退。立命館大学先端総合学術研究科教授。専攻は比較文学。著書に「胸さわぎの鷗外」など。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む