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読割 50
紙の本
泣きながら、呼んだ人 (小学館文庫)
著者 加藤 元 (著)
四名の女性を主人公にロンド形式で進む四つの物語。最初の主人公はハルカ。反目し合ってきた母親の急逝後、不思議な出来事を通して亡き母の思いに気づくが…。第二話は、母親と自分を...
泣きながら、呼んだ人 (小学館文庫)
泣きながら、呼んだ人
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商品説明
四名の女性を主人公にロンド形式で進む四つの物語。最初の主人公はハルカ。反目し合ってきた母親の急逝後、不思議な出来事を通して亡き母の思いに気づくが…。第二話は、母親と自分を仲良し母娘と信じてきた菜摘の物語。妊娠を機に気づいてしまった母親への嫌悪感とは、第三話は、母親を疎ましく思いつつも手を離されるのを怖れている千晶の葛藤が、第四話は、女としての母親の側面を受け入れられない芙由子の思いがテーマ。彼女たちを取り巻く家族や友人たちとの様々なエピソードが加わり、きっと誰もが共感せずにいられない感涙必至の家族小説。待望の文庫化!【「BOOK」データベースの商品解説】
わかり合えないまま母に先立たれたハルカ、仲良し母娘と信じてきた妊婦の菜摘、小さな頃からすべての基準が母親にあった千晶、女としての母を受け入れられない芙由子…。4人の女性を主人公に、母と娘をテーマにした家族小説。〔2012年刊の加筆改稿〕【「TRC MARC」の商品解説】
母娘を描いた感動の家族小説。待望の文庫化
多くの読者を感動に包んだ小説『泣きながら、呼んだ人』。待望の文庫化です。
作者は、「人間描写の達人」と評される加藤元。
物語は、4名の女性を主人公に、ロンド形式で進んでいきます。
母とわかり合えない気持ちのまま先立たれてしまったハルカ。幼い頃から自分と母を仲良し母娘と信じてきた妊婦の菜摘。小さな頃からすべての基準が母親にあり、疎ましく思いつつもどこかで手を離されるのを怖れている千晶。女としての母の側面を大人になっても受け入れられず、母を赦すことができない芙由子。
彼女たちを軸に、その兄妹、夫、父親、義母、義父、友人、子供たちの様々な目線、エピソードが加わります。きっと誰かに、またはどこかしらに共感せずにいられない、心にじんわりとしみわたる家族小説となっています。特に女性には必読の書。
家族と上手につきあえている人もどうもうまくつきあえない人も、すべての読者たちの心に響く、ハートウォーミングな傑作です。ところどころ、くすりと笑わせる筆致も見事。そして読後には、温かな涙が心を潤すこと必至です。
【編集担当からのおすすめ情報】
「親への恨みつらみなんて、永遠に届かない片思いみたいなもの」
---本書を読んでいると、心に刺さる言葉にたくさん出くわします。
ただじんわりと泣きたい人、心が傷ついて癒されたくなったとき、心身ともに疲れがたまっているとき……。心の鉛がすっととけるような、優しく泣ける物語です。
【商品解説】
目次
- 目次
- ハルカの場合・・・・・5
- 菜摘の場合・・・・・・75
- 千晶の場合・・・・・・139
- 芙由子の場合・・・・209
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