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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2014/11/01
  • 出版社: 新潮社
  • レーベル: 新潮文庫
  • サイズ:16cm/213p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-10-133913-9
文庫

紙の本

つめたいよるに 改版 (新潮文庫)

著者 江國 香織 (著)

デュークが死んだ。わたしのデュークが死んでしまった―。たまご料理と梨と落語が好きで、キスのうまい犬のデュークが死んだ翌日乗った電車で、わたしはハンサムな男の子に巡り合った...

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つめたいよるに 改版 (新潮文庫)

税込 649 5pt

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商品説明

デュークが死んだ。わたしのデュークが死んでしまった―。たまご料理と梨と落語が好きで、キスのうまい犬のデュークが死んだ翌日乗った電車で、わたしはハンサムな男の子に巡り合った…。出会いと分れの不思議な一日を綴った「デューク」。コンビニでバイトする大学生のクリスマスイブを描いた「とくべつな早朝」。デビュー作「桃子」を含む珠玉の21編を収録した待望の短編集。【「BOOK」データベースの商品解説】

犬のデュークが死んだ翌日乗った電車で、わたしはハンサムな男の子に巡り会った…。出会いと別れの不思議な一日を綴った「デューク」ほか、デビュー作「桃子」を含む全21編を収録した短編集。【「TRC MARC」の商品解説】

収録作品一覧

つめたいよるに
デューク 11−20
夏の少し前 21−30

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みんなのレビュー588件

みんなの評価4.1

評価内訳

紙の本

こんな夜はページを開いて

2006/11/05 20:42

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オクヤマメグミ - この投稿者のレビュー一覧を見る

タイトルが似合うような、寒い季節の手前になると私はこの本を読みたくなる。
8ページ程度の掌編小説集。秋の夜長にどっぷりと浸って読む長さはないけれど、ちょっと時間が出来た時に楽しめる長さだと思う。例えば電車の中とか眠る前のベッドとか。
目次に並ぶタイトルがいい。
詩的で、著者独自の世界があって。そこに続く物語を想像してわくわくしてしまう。
冒頭の『デューク』は単行本にもなっている有名な作品だが、何度読んでも胸をつかまれる。
短い物語なのに、主人公の心の痛みやデュークの思い出、いろんなことがページに詰まっているようだ。
ドラマになった『ねぎを刻む』もそう。
子供や少女、老人。果ては猫までもが物語の主人公になる。
いつか見た景色のように懐かしい味のする物語ばかりだ。
気分転換のあとは、優しい気持ちになる1冊。

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紙の本

心地いいくらいにみずみずしい

2005/09/12 10:02

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あう - この投稿者のレビュー一覧を見る

初めて読んだ時の目からウロコの感動が忘れられません。
全21編からなるショートショートのような短編集ですが、最初に収録されている作品「デューク」の第一行目でもう既に心をつかまれてしまいました。”泣く”ということを、シンプルなのにこれ以上ないほどの的確さであんなふうに表現するなんて、鳥肌が立ちそうなほどの衝撃を受け、心惹かれました。
その「デューク」はやっぱり本書の中で一番好きな作品で、愛犬デュークが亡くなり悲しみに暮れる中、主人公が不思議な少年に出会うという話です。たったの8ページの作品だけれど、心に深く刻まれるとても素敵なファンタジーです。
「デューク」に限らずどのお話も、本当に表現に困るほど不思議な読み心地です。その読み心地のよさに、なぜだか涙がほろりとしました。感動からなのか自分でもよく分からないけれど、心のどこかがふるふると振動するのを感じ、もしかしたら自分はこんな作品にずっと出会いたかったのかもしれないと思いました。
ある時はアンデルセンの童話のようだと思ったり、小川未明の童話を読んでいるような気分にも似ていると思ったり、でも全然違うような気もしたり……。どこか非現実的なものを含んだ作品たちは、まるで白昼夢を見ているかのようです。
光の当てぐあいでキラキラと色や輪郭を微妙に変えるガラス細工にも似て、瑞瑞しいってこういう作品のことをいうんだと知りました。

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紙の本

感覚を体感させる稀有な才能

2005/09/08 20:51

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:どんぶらこっこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

短編集である。この人の作品ははじめて読んだ。ふうわりと風が吹いてきたような感覚・・。本を読んで本当に感覚を体感できることもあるのだと驚いた。
どの短編も5P〜10Pほどの掌品なので、雑貨屋さんの小物をあれこれ物色する感覚でぱらぱらとみてしまう。あのお財布もいいな、こっちの壜もかわいいじゃん、って・・・。そのどれもが、小さいながら一級の芸術品なのである。
「晴れた空の下で」が気に入った。日常世界がある1点でくるりと非日常といれかわるとき、空にはあいかわらず明るい真昼の太陽が輝いている。その太陽の光を背に受けた死の姿が晴れやかに・・・。

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紙の本

夜に読みたい夢物語

2004/07/21 21:46

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:コナ - この投稿者のレビュー一覧を見る

借りて読んだのだが改めて買ってしまった。
読んでいて嬉しくなってしまうのだ。
時々考える空想が綺麗な日本語でしっかりと存在するのが嬉しい。
あったら嬉しい状況が目の前にあって嬉しい。

あたしがいて、あなたがいて 嬉しい。
美味しいごはんが美味しくて 嬉しい。
素直なプラスの感情がとても気持ちイイのです。

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紙の本

風が吹き抜ける感じ

2003/04/29 13:06

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:monet - この投稿者のレビュー一覧を見る

初めて読んだ江国さんの本がこれだった。吉本ばななさんの「TSUGUMI」を超える衝撃。とてもシンプルな文章なのに、心のなかをすーんと吹き抜けていく風みたいだった。へんに日常に沿いすぎないでいて、こんな話がどっかにある、と思えるリアリティーがある。「江国香織」を好きになった特別な一冊なのです。

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紙の本

胸に染みる

2022/10/31 14:53

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yomogi - この投稿者のレビュー一覧を見る

短編集。私が特に好きなのは『デューク』と『ねぎを刻む』。デュークは、私も犬を飼っているので泣ける。ねぎを刻むも、自分が重なって泣ける。なんだか泣きたい時に読む本。

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紙の本

寝る前のお供に

2020/05/05 03:06

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゆりし〜 - この投稿者のレビュー一覧を見る

一作数分で読める短編集。一作は短い。だからこそ、濃いものが詰まっている。たった数ページの物語。
特に、その才能に驚かされたのが、「南ヶ原団地A号棟」
主人公は小学生。まだ純情で、見える景色は狭い。しかし、読者はどうだろう。おそらく、客観視できる年齢の人たちだろう。そして、その小学生から時が経っているからこそ解る。気持ちが入る。たった5Pでこんな文章が書けるのか、と。

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紙の本

何度も読みたく

2016/02/28 12:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かわちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

何年か前のセンター試験の現代文にも使われていた''デューク”というお話が私のお気に入りです。ある意味心霊的なお話なのですが、怖い話ではありません。読めば分かるのですが、最後に心がなんとも言えない暖かい気持ちになります。時間が経ってまたふと読みたくなる、そんな優しい作品です。

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紙の本

つめたいよるに

2003/03/31 15:50

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:紫乃 - この投稿者のレビュー一覧を見る

江国さんの本は普通でいて普通でないような、不思議なストーリーです。
この『つめたいよるに』も誰もが経験しそうなことから、非現実的なことまで
読みながらとても楽しめました。

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紙の本

すきなものたち

2002/07/16 21:07

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:アセローラ - この投稿者のレビュー一覧を見る

江国さんの小説には主人公の好きなものたちがたくさん出てきます。「デューク」はたまご料理と梨と落語…。小さいけれど、好きなものたちがたくさんでてきて、読んでるほうもいつのまにかそれを好きになったりしています。江国さんはなにか意図があって書いているわけじゃないだろうけど、読む側にとっても懐かしい風景だったり思い出だったりをよみがえらせてくれます。

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紙の本

何かに届く短編集

2001/12/06 22:01

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Eni - この投稿者のレビュー一覧を見る

 初めて読んだ江國氏の作品がこの本だった。感傷を抑えた、ある種淡々とした文体にも関わらず、ひとつひとつの作品が印象に残った。その後も氏の本を何冊も読んだけれど、この本は最も好きなもののひとつだ。確実に自分の中の何かに届いてる気がしてならない。そしてそれはいつも、優しさと寂しさに満ちている。

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紙の本

胸がきゅーんとします。

2001/10/09 14:22

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かずね - この投稿者のレビュー一覧を見る

『つめたいよるに』は『つめたいよるに』の下に9編。『温かなお皿』の下に12編ある短編集です。

 『つめたいよるに』はあえて、難しい怖い言葉で言うならば、怪談?転生?というような とても不思議でそして、とても素敵なお話がいっぱいつまっています。一転して『温かなお皿』には、 食事や食卓に関わるお話が収められています。文章も「びょぉびょぉ泣く」など擬音も変わったものがあって それでいてよくわかるので、すごいなぁと思います。この優しい文体がいいですね。

 私が、一番心に残ったお話は『デューク』かな?胸がきゅーんとなりました。 1つ1つのお話が短いので忙しい人でも少しずつ読める本だと思います。

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紙の本

日常の物語を信じたいときに開く本。

2001/07/23 06:31

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:nme - この投稿者のレビュー一覧を見る

 名作揃いの短篇集。

 たとえば、「デューク」。余韻を残すせつなさとさわやかさ。デュークを亡くしたことからはじまる小さな奇蹟が、絶妙のバランスで書かれている。デュークと少年は、これ以上近づいても遠ざかってもいけないような。

 たとえば、「草之丞の話」。滑稽で、ちょっと不気味で、せつない。草之丞は、今もふたりをどこかで見守っていると思う。好物のあじでも食べながら。

 たとえば、「ねぎを刻む」。「孤独がおしよせるのは、街灯がまるくあかりをおとす夜のホームに降りた瞬間だったりする。」この最初の一文だけで、小さな物語にひきよせられる。誰にも救えない孤独。孤独の手のひらに包まれたら、僕もねぎを刻もうと思う。

 10ページにも満たないページ数のなかに、いろんな物語がこめられている。いろんな人の、いろんな物語。物語には、はっきりした始まりも、はっきりした終わりもない。この本の物語は、水をすくってきたかのようにさらっとしている。日常という湖から。そして、日常の時間は連綿と続く。

 この作品を読んでいると、身の回りにも物語がたくさんひそんでいることに気づかされる。はっと振り向いたり、空を見上げれば、そこには物語がある。日常の物語を信じたいとき、この本を開く。

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紙の本

童話と小説の境界

2001/02/28 16:38

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:麒麟 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 江国さんは、「小さな童話大賞」で大賞を受賞している。それが、この本に収録されている「草之丞の話」だ。私はそれまで、これは普通の短編小説集だと思って読んでいた。
 最近は、童話や児童文学と、小説との境界が難しい。童話と言われればそうかと思うが、もともと江国さんの小説は、どくとくな雰囲気を持っているので、私はやっぱり普通の小説と同じ感覚で読んでいる。
 どの話も、しんと静まりかえった中に、さっと通り過ぎていくような、それでいて、余韻がじんわり残るような、美しい話ばかりだ。「草之丞の話」をはじめ、日常ではありえない、ふしぎな世界を書いた物語が、みな短編だけれど、充分に読ませてくれる。
 どんな雑踏の中にいても、この本を開けば、一瞬にして音のない世界に包まれるような、そんな時間をくれる本。

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紙の本

計り知れない江国の力量を痛感する短編集

2001/01/06 15:00

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:白井道也 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 どうしてこれだけバリエーションに富んだ作品を書けるのか。短い文章で、どうしてこれだけ読者の気持ちを動かすことが出来るのか。そして、どうしてどれもこれも読みやすく面白いのか。この短編集『つめたいよるに』で、作家・江国の力量を改めて痛感する。
 死んだ愛犬と奇妙な再会を果たす『デューク』や、前世へと時空が移動しながら婚約者への愛を確認する『いつか、ずっと昔』、猫の視点から女のしたたかさを描く『藤島さんの来る日』は、ファンタジックな作風でとてもリアルな心象を描き出す。一方で、厳格な家庭の子供たちのささやかな冒険物語『子供たちの晩餐』や、女の孤独解消法『ねぎを刻む』、不倫相手の妻と若い娘が会う『冬の日、防衛庁にて』などは、何気ない光景を何気なく描きながら、最期の一文で計り知れない余韻を作っている。
 江国には、どんどん作品を作り続けて欲しい。そう、切に願う。

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