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商品説明
新宿署の通訳捜査官・七崎隆一は、正義感から義父の罪を告発したが自殺に追い込んでしまい、職場でも家庭でも居場所がない。歌舞伎町で殺人事件が起きた直後、息子の部屋で血まみれのジャンパーを発見した七崎は、息子が犯人である可能性に戦慄し、孤独な捜査を始めるが―家族を巡る贖罪の警察小説は、衝撃の結末を迎える。新乱歩賞作家、2作目の警察小説。【「BOOK」データベースの商品解説】
新宿署の通訳捜査官・七崎隆一は、正義感から義父の罪を告発したが自殺に追い込んでしまい、職場でも家庭でも居場所がない。歌舞伎町で殺人事件が起きた直後、息子の部屋で血まみれのジャンパーを発見した七崎は…。【「TRC MARC」の商品解説】
新宿署の通訳捜査官・七崎隆一は、正義感から義父の罪を告発したが自殺に追い込んでしまい、職場でも家庭でも居場所がない。歌舞伎町で殺人事件が起きた直後、息子の部屋で血まみれのジャンパーを発見した七崎は、息子が犯人である可能性に戦慄し、孤独な捜査を始めるが――。
家族を巡る贖罪の警察小説は、衝撃の結末を迎える。
『闇に香る嘘』がミステリー界を揺るがせた新乱歩賞作家、早くも第2作!【商品解説】
著者紹介
下村 敦史
- 略歴
- 〈下村敦史〉1981年京都府生まれ。2014年「闇に香る噓」で第60回江戸川乱歩賞を受賞。
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紙の本
ストーリー以前にモラルが問題。
2015/09/26 11:09
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
骨太な警察小説ではあると思うが、主人公のやっていることが許容ラインを超えている。通訳捜査官なのだが、息子が事件の犯人かもしれないと思ってからはわざと通訳を違え、自分の都合のいいように置き換えて捜査を攪乱し、ついには証拠品のすり替えまでやる…。その度に、内面の葛藤は描かれてはいるが、最終的には「息子のため」と開き直っている。いくら小説だからといってもこれはないんじゃないだろうか(そもそも犯罪を隠すことが子どものためになるという発想自体間違っている)。
結果的にはいい風に話はまとめらているが、現実にこんなごまかしがされていたらと思うと寒気がする。作者は、結果論がすべてだと思っているのだろうか。結果がOKなら、警察官として許すべからざる行為もOK、そういう考えは、たとえ小説であってもモラルとして許しがたい。ストーリーがある程度おもしろくても、非常に引っかかる作品だった。