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面白くない。内容は同じ事の繰り返しで退屈で、あるのに加えて新たな発見はなかった。編集はこれでよく出版させたな?
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宝塚ファンではあるが、経営戦略など考えたことがなかった。なかなかおもしろい視点だと思う。
宝塚と劇団四季ではなく、AKBと比較するところもおもしろい。
これからの宝塚はどうなっていくのだろうか……。
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エンタメビジネスに興味がある人にはおすすめ。宝塚のビジネスモデルを、強みだけでなく弱みも提示して解説してくれる。
単純に、ますます宝塚の世界にも興味が湧いた。宝塚大劇場、行きたい。
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阪急電鉄が、「宝塚は絶対に潰さない!」と言う意気込みを抱いているようで安心しましたが、 宝塚歌劇団に対するファンの思いは、経営陣に届いていないことがよく分かりました。リハの公開なんて言う前に、根本的に見直すべき点が一杯あると思います。
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『宝塚歌劇やAKB48を支える人たち(ファン・コミュニティ)は、OLであろうが、主婦であろうが、学者であろうが、ニートであろうが、宝塚歌劇・AKB48に関わっている瞬間は血縁・地縁・社縁・肩書きといった様々なしがらみから解放される「無縁の瞬間」に生きていると感じられること……それが大きな魅力なのです。
このことは、宝塚歌劇やAKB48のファン・コミュニティとは、社会学者の宮台真司氏の言う「第四空間」であることも示しています。つまり、学校(会社)でも地域でも家庭でもない「自らの尊厳を奪われない居場所」を彼らに提供していることになるのです。』
マーケ的、社会学的な知見もあり、ケーススタディーとして面白い題材だった。
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宝塚ファンの一人として、非常に興味深かったです。ビジネスの視点から見た宝塚歌劇。腑に落ちたことも多く…、一本物や再演物、全国ツアーの意味とか。フォーエバータカラヅカの秘密が詰まった本です。ファンならぜひ一読を!
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兵庫県宝塚市から戻ってきた後、六本木の青山ブックセンターで、この本を見つけました。これまで、宝塚の経営本は、小林一三の業績に関するものばかりでしたが、この本は、現在、宝塚がどのように経営されているか、が書かれています。その経営戦略は、一言で言えば、エンターテイメントの「垂直統合」。開発→生産→販売をすべて社内でやる、エンターテイメント界のユニクロです。著者は、これを「創って作って売る」と表現しています。脚本を書き、舞台をつくり、チケットを販売し…すべてが、阪急電鉄グループでまかなわれています。その強みは、作品の著作権が、すべて宝塚歌劇団にあるため、再演はもとより、DVD、CD販売、CS放送、関連商品、書籍…そのコンテンツの二次利用、三次利用が、自由にでき、これにより利益のすべてを享受できるのです。また、今回、私が、その戦略に、まんまとはまったのは、定期的に行う●●周年記念行事。これにより、一度、離れたファンが再び、宝塚に戻ってくるというしくみ。その他、チケット販売における、ファンクラブの重要な役割等、大人になって初めて知った宝塚の儲けるしかけの数々。宝塚ファンならずとも、ビジネス書として、面白いと思います。おすすめです。
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男性には縁遠い宝塚歌劇を、そのビジネスモデルやコンセプトを通して解説した本。極めて説得力のある内容で面白い。
宝塚歌劇というとその独特の「美意識」「世界観」を思い出すが、それは作品制作から舞台制作、販売まで垂直統合した独特の事業構造からもたらされている事には驚かされた。
またそのファン・コミュニティは、一人一人が独自の基準で見定めた生徒(団員)の成長を見守り、育成してゆくプロセスを楽しむ。この「シロウトの神格化」を楽しむ点はAKB48などの最近のアイドルとも共通する内容で、興味深い。
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宝塚の総支配人を経験した著者による「ビジネス」という点から論じたタカラヅカ。阪急電鉄の旅客誘致の為に作られた劇団だから、「ドラ娘」と呼ばれ赤字を出しても阪急本社が助けてくれていた宝塚も時代の波にさらされて色々な方策を打ち出していったのですね。ファンの視点からでは無く経営陣からの視点で見た宝塚もまた面白い。他の同様な劇団(例えばSKD、OSK)が消えていったり低迷する中、垂直統合システムをとっていたから宝塚は唯一生き残ったのかな?AKBとの比較のくだりは要らないかな?と思いました。
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追加)しかしベルばら外伝を手柄のように語っていたのは許せん(`□´)あれは暗黒。宝塚舞台、星組P、劇場支配人を経て最後は梅芸を統括されたもと「中の人」のビジネス=収益性目線でのヅカ話。ファン・コミュニティ(つまりFC)を顧客として最重視してるところが新鮮でリアル。さすがよくわかってらっしゃると。団体客は利益率が低いとばっさり切り捨て。だが全ツは収益性も高く、将来の顧客獲得にもつながり、地方に乱立した箱モノの活用もできるとかで、かなり重視。梅芸が単独では収益が成り立っていないことにやきもきし、OGの力を借りることで何とかならないかと考えてたみたいで最近、そういう感じの公演が多いのはそのせいなのか。AKBとの比較はそんなに面白いとは思わなかった。あと公開稽古はどうだろう、私は事前情報はシャットアウト派なのでくいつかないな。意外とあっさり読んでしまいました。
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経営学の理論を使用し、宝塚歌劇団の持つビジネスモデルの優位性を紐解いている。男性から見ると接点のない不思議な世界だが、なるほどよく考えられたモデルだと気づかされる。100年を掛けて培われたこのモデルを研ぎ澄ますことで、さらに盤石になると本書は結論づけている。
この結論には違和感がある。私の周りで宝塚を観たと言う話は聞かない。東京出張の際に見かける、劇場前に詰めかけるファン達の年代は明らかに高い。本書では、コアなファンに支えられた閉鎖性をブルーオーシャンとして捉えていたが、新規の開拓がなければ、弱体化は避けられない。劇団四季は、中学や高校と連携し、課外授業として学生向け公演を行っている。また、新日本プロレスは、かつてはコアなオールドファンが会場を埋めていたが、ここ数年の積極的なプロモーションなどで、新しいファンを取り込み、経営が改善している。
宝塚も、開放する方向へ舵を切った方が良いように思うが、どうだろうか。
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宝塚ファンとして興味深く読みました。
製作の垂直統合により独自の美意識・世界観を体現でき、それが競合優位性となる、というのは納得。
一方で、競争がないことによりマンネリ化や妥協が生じ?、特に脚本、作曲、振付などに「あと一歩の物足りなさ、残念さ」を感じざるを得ない現状を認識しているのだろうか?
生徒が未完であることは応援したい気持ちにさせる要素の1つになるが、作品が未完であることを堂々と許容すべきではない。「芝居が駄作でもトップが格好よければ成功」などと書いていたが、趣味が多様化し芸術に目が肥えてきた現代の観客には通用しないのだと経営層にもきちんと分かってもらいたいものです。しょうもない脚本にも関わらず一生懸命熱演する生徒が不憫で券を買う、なんていうファンをいつまでもあてにしていたら、次の100年はありません。
100年続いてきた宝塚、良き方向に発展していって欲しいものです。
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まあ鉄道事業は先細りだし、仕方がないけど、水物のエンタメ事業を収益の柱にしないといけない阪急グループも大変やなあ。本社から出向させてる理由がよくわかりました。
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元支配人が解説する宝塚の収益の仕組みと今後成長に向けた提案に関する本。
地方公演や中日劇場や博多座の公演の意味合いや梅田芸術劇場の公演が何が求められるかはおもしろかった
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経営戦略という視点は面白い。
エンタメという変化の激しい業界で、宝塚が100年以上続いていること、また、昨今のコロナ禍にあって、新たな配信という形にも積極的に取組み活用しながら興行をつづけられていること、独特の経営あってのことと思います。
一方で、男性ファンを増やしたいという思いが執筆の原点にあるのであれば、経営視点とともに、男性からみた宝塚の魅力についても書いてあればもっとよかったのに、と思います。