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商品説明
万葉集の中でどの単語が巻毎に何回ずつ使われているか、意味とともに一覧できる書。語彙計量の入門に最適な「集計表 数値を見ることへのいざない」を収載。本文をExcel・PDFファイルで収めたCD−ROM付き。【「TRC MARC」の商品解説】
万葉集全二十巻の中でどの単語が巻毎に何回ずつ使われているか。
意味とともに一覧できる、至便の書。
語彙計量の入門に最適な「集計表 数値を見ることへのいざない」を収載。
本書は、万葉集でどの単語が何回使われているかを巻別にしめし、対照できる表としてまとめたものである。
すべての単語に国立国語研究所編『分類語彙表』(増補改訂版、2004年)の分類番号を記して、個々の単語がもつ性格も即座に識別できるようにした。
『分類語彙表』は品詞と意味分野とを組み合わせた形になっている。
品詞としては体の類(名詞)・用の類(動詞)・相の類(形容詞・副詞)・その他の類(接続詞・感動詞など)があり、これに意味分野として
抽象的関係
人間関係の主体
人間活動-精神および行為
生産物および用具
自然物および自然現象
が組み合わさる。
分類番号については、CDにて分類番号順語彙一覧を見ることができる。
表の数値によるいくつかの集計表を、巻末にしめす。集計表には、どのように集計して、どのようなことを知るかという、解説をくわえる。語彙を計量的に研究するための入門となるであろう。
本書に印刷されたすべてを、エクセル・ファイル、PDFファイルとしてCDにおさめる。
CDには、また、PDFファイル「Excelによる『万葉集巻別対照分類語彙表』のデータの活用」(小木曽智信氏監修 笠間書院編集部編)をおさめる。エクセルによるデータ処理の初歩をしるしたものとして、本書のデータの活用のために有益である。
【資料】
作品本文およびその用語の意味解釈は、おおむね、古典索引刊行会『万葉集索引』(2003年 塙書房刊) が採用したものを尊重し、あとの 【本文】などに述べる方針によって調整する。
【本文】
[1]歌の部分だけを対象とし、序・詞書・左注などはふくまない。
[2]本文は索引のよっているものをとり、解釈や漢字の読みも原則として索引にしたがう。
[3]かけことばは、文脈からみて重要だと思われる意味だけをとる。
【表の構成】
表は1単語ごとに1行をもうけ、次の10種類のことがらを左から順に29列でしるす。
・見出し…かな表記。単語はこの五十音順に配列する。
・順…同音語のなかの順番。同音語がなければ空白。
・漢字…「見出し」の漢字表記。おおむね索引により、代表的なもの。
・語種…空白=和語、漢=漢語、混=混種語。外来語はない。
・品詞…空白=名詞。他は品詞名の初めの漢字により、動詞には活用の種類を添える。
・注記…単語のはば、地名、漢字などにつき、必要に応じて。
・巻数…20巻中のいく…【商品解説】
目次
- ・凡例
- ・あ〜を
- ・集計表 数値を見ることへのいざない
- ○付録CD
- ・万葉集巻別対照分類語彙表.xls
- ・万葉集巻別対照分類語彙表.xlsx
- ・集計表_数値を見ることへのいざない.pdf
- ・凡例.奥付.pdf
- ・Excelによる『万葉集巻別対照分類語彙表』データの活用.pdf
著者紹介
宮島 達夫
- 略歴
- 〈宮島達夫〉1931年茨城県生まれ。東京大学卒業。国立国語研究所勤務、大阪大学教授等を経て、国立国語研究所名誉所員。著書に「語彙論研究」など。
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