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商品説明
宝永四年の富士山大噴火。それは、冨士浅間神社の鳥居の笠木だけが、辛うじて積砂の上に残るほどのものだった。突如起こったこの災害により、貧しくも平和な生活は一変する。灰に埋まった先祖代々の田畠、生活に困り逃散する人びと、積砂により幾度も氾濫する川―。亡所の危機に瀕した故郷を守るために立ち上がった農民たちに対して、幕府の対策はあまりにも場当たり的なものだった。復興までの長く険しい道のりを、それぞれの立場で闘った人びとを描いた、著者渾身の歴史長編。【「BOOK」データベースの商品解説】
宝永4年の富士山大噴火。降り積もる灰、氾濫する大河、無慈悲な役人…。それでも彼らは諦めなかった。富士の噴火はいかなる悲劇をもたらしたか。自らの智恵と力を駆使して復興へと尽力する人びとを描く。【「TRC MARC」の商品解説】
宝永の富士山大噴火――未曾有の大災害に対し、幕府や農民たちはいかに立ち向かい、復興を果たしたかを感動的に描く長編時代小説。【商品解説】
著者紹介
嶋津 義忠
- 略歴
- 〈嶋津義忠〉1936年大阪生まれ。京都大学文学部卒業。産経新聞、化学会社代表取締役社長を経て、作家。著書に「わが魂、売り申さず」「乱世光芒」「半蔵幻視」など。
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