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- カテゴリ:研究者
- 発売日:2015/03/25
- 出版社: 彩流社
- サイズ:20cm/314,3p
- 利用対象:研究者
- ISBN:978-4-7791-2081-7
- 国内送料無料
紙の本
ジェンダーにおける「承認」と「再分配」 格差、文化、イスラーム
多様性が承認される「自由」な社会で不平等な市場に組み込まれるわたしたち。文化か、経済か。承認か、再分配か…。このジレンマを乗り越えることは可能なのか。ポスト新自由主義を見...
ジェンダーにおける「承認」と「再分配」 格差、文化、イスラーム
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商品説明
多様性が承認される「自由」な社会で不平等な市場に組み込まれるわたしたち。文化か、経済か。承認か、再分配か…。このジレンマを乗り越えることは可能なのか。ポスト新自由主義を見すえるジェンダー研究の最前線。【「TRC MARC」の商品解説】
一橋大学リレー講義「ジェンダーから世界を読む」から、
『ジェンダーと「自由」』に続く第三弾!
第二波フェミニズムの理論の成果が、マイノリティの承認(アイデンティティ)を
進める方向に手を貸したときに、たくさんのマイノリティ、あるいはたくさんの「わたし」が
その存在を認めてもらったが、そのかわりに忘れ去られたのが再分配(経済)の問題だった
——ナンシー・フレイザーが端的に示しているように、フェミニズムの運動は、
女が一種の階級であるかのように下層に置かれていた現実の変革を目指すべく
始まったものの、各種権利が男と同等のものとして与えられたとき、
実のところその権利が市場への消費者としての参入へと変換され、結果として
新自由主義が生みだしたあらたな経済的格差(再分配)の問題を見えなくしている。
私たちは承認と再分配を並び立たない二律背反の問題として捉える発想に
はまりこんでいるのではないだろうか。【商品解説】
目次
- はじめに
- 第一部 承認と再分配の問題とは何か
- 第一章 承認論とジェンダー論が交叉するところ(藤野 寛)
- 第二章 フレイザーとバトラーの「再分配/承認」論争(加藤 泰史)
- 第三章 ポストフェミニズムと日本社会(菊地 夏野)
- —— 女子力・婚活・男女共同参画
- 第四章 〈分配か承認か〉の手前で(岡野 八代)
- —— ケアの倫理からの再考
- 第五章 分配的正義から交換的正義へ(中山 徹)
収録作品一覧
承認論とジェンダー論が交叉するところ | 藤野寛 著 | 17−39 |
---|---|---|
フレイザーとバトラーの「再分配/承認」論争 | 加藤泰史 著 | 41−65 |
ポストフェミニズムと日本社会 | 菊地夏野 著 | 67−88 |
著者紹介
越智 博美
- 略歴
- 〈越智博美〉一橋大学商学研究科教授。専門分野はアメリカ文学・文化。
〈河野真太郎〉一橋大学大学院商学研究科准教授。専門分野はイギリス文化。
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