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紙の本
マイクロワールド 上 (ハヤカワ文庫 NV)
著者 マイクル・クライトン (著),リチャード・プレストン (著),酒井 昭伸 (訳)
ケンブリッジ大学で生物学を専攻する院生のピーター・ジャンセンは、仲間六人と先端研究にいそしんでいた。そんな若き科学者たちは、新薬開発を行なうベンチャー企業Nanigenマ...
マイクロワールド 上 (ハヤカワ文庫 NV)
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商品説明
ケンブリッジ大学で生物学を専攻する院生のピーター・ジャンセンは、仲間六人と先端研究にいそしんでいた。そんな若き科学者たちは、新薬開発を行なうベンチャー企業Nanigenマイクロテクノロジーズにリクルートされ、ハワイの謎めいた研究所に招かれる。彼らはそこで“テンソル・ジェネレーター”の存在を知ってしまうのだが…。巨匠の死後発見された未完の遺稿を練達のサイエンス・ライターが書き継いだ、最後の傑作。【「BOOK」データベースの商品解説】
新薬開発を行なうベンチャー企業Nanigenにリクルートされたピーターたち7人は、そこで行われている犯罪に気づく。ピーターたちは、ハイテクを駆使した革新的な装置で身体を100分の1サイズに縮められてしまい…。【「TRC MARC」の商品解説】
ハイテク企業により、極小の体にされた学生たち。密林に放り込まれた彼らの運命は? 【商品解説】
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100分の1(約2cmほど)に縮小された人間の視点で描かれる自然界の様子が素晴らしい。
2020/03/24 10:51
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
100分の1(約2cmほど)に縮小された人間の視点で描かれる自然界の様子が素晴らしい。縮小に伴う重力変化や時間変化、水の表面張力効果など、科学的知見を駆使した描写も興味深い。昆虫や植物を詳細に観察した描写は迫力満点。毒吹矢を使って仕留めたバッタの“活き造り”フルコースは不気味だが美味しそうで笑える。人間の体内を特殊潜航艇で巡り歩く名作映画『ミクロの決死圏』(1966年)を彷彿とさせる作品。
全体構成としては、画期的技術を最高値をつける他国に売ろうとする悪役の陰謀との戦いであるが、その筋書は計画性が薄く手口も幼稚で作品全体での役割は付け足し感が強い。本作品の魅力はあくまでも100分の1(約2cmほど)に縮小された人間の視点で描かれる自然界での冒険活劇である。自然界をミクロの視点から見るという斬新な発想に敬服です。