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紙の本
多数決を疑う 社会的選択理論とは何か (岩波新書 新赤版)
著者 坂井 豊貴 (著)
選挙制度の欠陥と綻びが露呈する現在の日本。多数決は本当に国民の意思を反映しているのか? 社会的選択理論の視点から、人びとの意思をよりよく集約できる選び方のルールをさぐる。...
多数決を疑う 社会的選択理論とは何か (岩波新書 新赤版)
多数決を疑う
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商品説明
選挙制度の欠陥と綻びが露呈する現在の日本。多数決は本当に国民の意思を反映しているのか? 社会的選択理論の視点から、人びとの意思をよりよく集約できる選び方のルールをさぐる。【「TRC MARC」の商品解説】
多数決は国民の意思を反映しているのか? 社会的選択理論の視点から、より良い選び方のルールをさぐる。【本の内容】
目次
- はじめに
- 第1章 多数決からの脱却
- 1 多数決を見つめ直す
- 2 ボルダルール
- 3 実用例
- 4 是認投票
- 第2章 代替案を絞り込む
- 1 コンドルセの挑戦
著者紹介
坂井 豊貴
- 略歴
- 〈坂井豊貴〉1975年広島県生まれ。ロチェスター大学経済学博士課程修了(Ph.D.)。慶應義塾大学経済学部教授。著書に「マーケットデザイン入門」「社会的選択理論への招待」ほか。
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紙の本
真の制度改革
2017/01/29 17:40
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
多数決社会の仕組みについて本当にわかりやすく段階を踏んで解説してくれている良書。専門的な計算も具体的事例で素人にも理解が進む。この本が広く読まれ社会の在り方を考える人が増えてほしい。
紙の本
常識を疑う大切さ
2015/11/21 16:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:紀伊国屋梵天丸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
当然のこととして日頃使っている多数決という意見集約の方法がこんなにも問題を含んでいるとは!改めて常識を疑い、根本の仕組みを理解することの大切さを学ばせて貰った。また、スコアリングルールにも深い検討の裏づけがあったとは!本書は人間社会における意見集約に関してその課題を易しく解説してくれているが、理系の私にとっては情報システム等、工学的な仕組みへの応用も、もっと考えられると感じさせてくれた一冊だった。
紙の本
多数決には欠陥あり
2016/03/28 14:16
4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:よしおくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「多数決」には漠とした疑いがあった。しかし、民主制でのリスクの一つに過ぎないのだろうと深く考えてみることもなかった。考えるにしても問題を設定する知識さえなかった。この本によって「多数決」は多くの欠陥を抱えるシステムであることが分かる。本は後半で、民主制のあり方という必然的だが、大きすぎるテーマに入っていく。そこでおぼつかなくなる。前半のテーマのみに絞った方がよかったかも。
紙の本
様々な集約ルール
2019/05/10 17:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kaz_p206 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「選挙結果はどの集約ルールを使うかで大きく変わりうる」→誰でも1度権力を握れば自分たちに都合がいいルールを選択できる。とりあえず自分たちにできるのは、「熟議的理性」を働かせた投票をすること。
紙の本
“民意”というのがいかにあてにならないものか
2018/05/28 23:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
『多数決を疑う』(坂井豊貴 岩波新書)を読むと、民主主義もなかなか難しいなあと思います。
現行の議会制度や選挙制度の中の“民意”というのがいかにあてにならないものか、というのがよくわかりました。なにかというとすぐ「民意」「民意」という人たちは、アヤシイ。
やっぱり、小学生のうちから、なんでもすぐに多数決! ではあかんというのを理解しておかないといけませんね。