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商品説明
桓武平氏とされる、相模国随一の大豪族三浦氏の実像が、今、見直されている。代々幕府の重鎮を輩出し、宝治合戦でいったんは滅ぶも、佐原系三浦氏や三浦和田氏らは中世末まで存続した。一族の興亡から中世史を見つめ直す。【「TRC MARC」の商品解説】
目次
- 三浦一族の中世、日本の中世―プロローグ/三浦氏の神話から歴史へ 為継・義継・義明の時代(院政のはじまりと武士の台頭/荘園公領制と国衙/保元の乱と平治の乱/院政期の文化)以下細目略/三浦一族の発展と鎌倉幕府 義明・義澄・義盛の時代/三浦一族と朝幕関係 義村・泰村の時代/全国展開する三浦一族と社会変動 佐原系三浦氏と三浦和田氏の時代/伝説化される三浦一族―エピローグ
著者紹介
高橋 秀樹
- 略歴
- 〈高橋秀樹〉1964年神奈川県生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科博士後期課程修了、博士(史学)。文部科学省初等中等教育局教科書調査官。著書に「日本中世の家と親族」「玉葉精読」など。
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紙の本
三浦氏について
2022/07/26 18:08
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
三浦氏について三浦氏だけに着目するのではなく通史の中に位置付けて解説している。その反面、三浦氏の本なのに三浦氏に関する記述が薄いように感じた。宮騒動と宝治合戦が数ページで終わってしまうのは驚いた。
紙の本
三浦一族が関わった事件の記述が少なすぎる
2023/04/02 10:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おくちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
横須賀美術館と金沢文庫美術館で開催された特別展「運慶 鎌倉幕府と三浦一族」を見た後、三浦一族についてもっと知りたいと思い、この本を買いましたが、期待外れでした。なぜなら、平安末期から戦国初期までの政治・経済・文化面での通史が中心で、三浦一族が深く関わった(とされる)とされる数々の事件について、その記述は驚くほどわずかだったからです。
たとえば、宝治合戦に関しては、「結局は安達泰盛らに先制攻撃を仕掛けられて、泰村・光村を始めとする三浦一族は頼朝の法華堂に籠り自刃することになった」とあっさり書かれているだけです。また、三浦氏最後の当主、三浦道寸の最期についても、伊勢宗瑞(北条早雲)に攻められて一族ともに新井城で討ち死にしたと簡単な説明で終わっています。むしろ、北条氏や後北条氏について書かれた本の方が詳しいくらいです。
さらに、特別展で出品されていた運慶作の不動明王像・毘沙門天像(和田義盛夫妻発願)などの仏像が現在も三浦半島に数多く残っていますが、最高権力者でもない三浦一族がなぜ運慶のような一流の仏師を招いて仏像を作らせることができたのかについても何の説明もありません。
三浦一族の歴史について詳しく知りたい方には本書はおすすめしません。