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商品説明
深瀬和久は平凡を絵に描いたようなサラリーマンで、趣味らしいことといえばコーヒーを飲むことだった。その縁で、越智美穂子という彼女もできてようやく自分の人生にも彩りが添えられる。と思った矢先、謎の告発文が彼女に送りつけられた。そこにはたった一行、『深瀬和久は人殺しだ』と書かれていた。深瀬を問い詰める美穂子。深瀬は懊悩する。ついに“あのこと”を話す時がきてしまったのか、と。【「BOOK」データベースの商品解説】
平凡なサラリーマン、深瀬和久の趣味はコーヒーを飲むこと。その縁で、美穂子という彼女もでき、人生に彩りが添えられると思った。だが、「深瀬和久は人殺しだ」と書かれた告発文が送りつけられ…。『小説現代』掲載を書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
深瀬和久は、事務機会社に勤めるしがないサラリーマン。今までの人生でも、取り立てて目立つこともなく、平凡を絵に描いたような男だ。趣味と呼べるようなことはそう多くはなく、敢えていうのであればコーヒーを飲むこと。そんな深瀬が、今、唯一落ち着ける場所がある。それは〈クローバー・コーヒー〉というコーヒー豆専門店だ。豆を売っている横で、実際にコーヒーを飲むことも出来る。深瀬は毎日のようにここに来ている。ある日、深瀬がいつも座る席に、見知らぬ女性が座っていた。彼女は、近所のパン屋で働く越智美穂子という女性だった。その後もしばしばここで会い、やがて二人は付き合うことになる。そろそろ関係を深めようと思っていた矢先、二人の関係に大きな亀裂が入ってしまう。美穂子に『深瀬和久は人殺しだ』という告発文が入った手紙が送りつけられたのだ。だれが、なんのために――。
深瀬はついに、自分の心に閉じ込めていた、ある出来事を美穂子に話し始める。全てを聞いた美穂子は、深瀬のもとを去ってしまう。そして同様の告発文が、ある出来事を共有していた大学時代のゼミ仲間にも送りつけられていたことが発覚する。”あの件”を誰かが蒸し返そうとしているのか。真相を探るべく、深瀬は動き出す。【商品解説】
著者紹介
湊 かなえ
- 略歴
- 〈湊かなえ〉1973年広島県生まれ。「告白」で本屋大賞、「望郷、海の星」で日本推理作家協会賞短編部門を受賞。ほかの著書に「Nのために」など。
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紙の本
二回、読んだ
2022/05/07 05:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
あまり、湊かなえ作品で、何度も読み返したい作品は少ないが……。一度目と違って、二度目はラストを知っているからか、安心して読めました。このラストは、イヤミスではないな、と……
紙の本
衝撃
2017/08/26 08:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:akiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
コーヒーが表紙に使われたり前面に押し出されているのが、最初なんとなく違和感があり、なぜだろう?と思いながら読み進めたが、最後まで読んで納得。というか、完全に予想外の結末にしてやられた。
紙の本
予想外の真相に、背筋が凍る。
2017/04/08 15:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぼぶ - この投稿者のレビュー一覧を見る
湊かなえで男性が主人公の本って読んだことないなぁと思ったけれど、彼らがやってることって中高生の女子グループと変わらない気がした。女子同士のめんどくさい世界を見ているようで、誰にも感情移入できなかった。彼らみたいな関係って、果たして”友達”なのかな…?
事件の真相がわかったときには、誰でも殺人犯になりうるんじゃないかと思えてゾッとした。
紙の本
最後の一言の衝撃
2016/04/14 08:08
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あや - この投稿者のレビュー一覧を見る
湊かなえの描く人物像はやけにリアルだ。勉強はでき、いい大学に入って、でもどこか物足りない…という平凡な一人の男性目線でえががかれているこの作品。
表紙もコーヒー豆の図案であったり、作中にも珈琲とその店が重要な人間関係を築くきっかけになっていたりする。
私の印象では湊かなえはミステリー作家なのでこれも語り手が犯人を見つける話とおもって読みすすめてしまった。そうだったから、最後の一言で読中の考えがまさに「リバース」してしまった!
長編であるが、登場人物も多くなく読みやすく一時間で読了。最近は筆者の原作が次々と実写化しているがこの作品はしてほしくないな。と思う、おすすめの一作
紙の本
見事な話の展開
2016/02/29 01:14
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DS-S - この投稿者のレビュー一覧を見る
最後まで結末が見えず、とてもわくわくしながら読むことが出来た。見事な話の展開で、ミステリーとしてはとても面白かった。ただ、男性を主人公とするのは庁舎にとって初めてであったと思うが、主人公の設定や環境に魅力が欠けていたのが残念でした。
紙の本
友人関係ね
2015/10/26 13:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とわ - この投稿者のレビュー一覧を見る
子供の頃こんなに頭で考えて友達を作っていなかったな、お互いに素直だったし。
思春期のちょうど十代後半・・からの付き合い方は思い出すと合う合わないを感じ取っていたな。それでも付き合いの長くなる人もいれば自然と腐れ縁でいい方向に行く奴も居る。
あまり書いてしまうとこの作品を味わえないので、コーヒーを入れて読む事を薦めますが・・・後半ラストにはコーヒーの味が違ってるかもしれません。
紙の本
イヤミスではない
2015/10/15 17:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふくちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
何かのレビューで、この小説をイヤミスと表現していたが、そうは思わなかった。コーヒーのように苦味があって豆によってその苦味もそれぞれ個性があるように、登場人物によって苦しみも違っている。どうか深瀬が孤独になりませんように。ささやかでも暖かな幸せに包まれますように。それが広沢の望みであると思う。
紙の本
今イチか?
2015/10/14 09:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
大体においてはずれのない作家だが、本作は、やや、こなれていない気がした。告発文が目を引きすぎるからか、ストーリー展開が今イチで、少々、わかりにくくしてしまった感jじ。すっきりとした書きようがあったのでは、と幾分、残念。
紙の本
リバース
2015/08/25 01:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:TKクン1号 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『深瀬 和久は人殺しだ』という文章で始まる、この小説は、主人公の深瀬 和久の
視点で描かれている。社会人になった彼の手元に(実は彼だけではないが)に告発文が届く。これは、彼が、在籍していた明教大学の5名の仲間が別荘で過ごしたときに起きた自動車事故に起因する内容である。この事故で犠牲になったのは仲間の広沢であるが、この事故の後、深瀬は広沢のことが、気になり、彼の高校の同級生に会いに行くために彼の実家に行く。そうしている間に、それまでに分からなかった広沢の人柄が少しはわかるようになっていく。そして、例の告発文を書いたのは、深瀬のかなり身近な人物であった。この作品の文章はよみやすく、テンポがいいととおもった。