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商品説明
宝くじは買えば買うほど損をする? くじ引きは引く順番が早い者ほど当たりやすい? 身のまわりの様々な統計現象に焦点を当て、経験や直感だけでなく、統計的にどれだけ正しく判断できるかを、クイズ形式でチェックできる本。【「TRC MARC」の商品解説】
予備知識を必要とせず身近な統計現象・エピソードから、クイズ形式で問題を解き、楽しく統計的に考えられる力を鍛えます!【本の内容】
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紙の本
統計のウソホントを実例で感じつつ、データの実態を垣間見られる、というところでは面白い本だった。
2015/10/01 15:24
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投稿者:arima0831 - この投稿者のレビュー一覧を見る
統計学。
最近のワタシには、ちょっと憧れ感がある学問である。
データの裏付け、とか言う言葉を、是非自分でも使ってみたい、という野望がある。
しかしこの世界は数学的感性が必須なように思える。ワタシのように数字と数式にアレルギーがある、根っからの数学音痴にとっては、どうにも敷居の高い世界だ。
で、本書はその辺の境界を優しく解きほぐしてくれる本らしい。
どんなもんなのでしょう・・・と無謀に突入してみた。
基本的にはわかりやすい統計学的な小ネタが並んでいる。
例えば
「当たる確率40%のガラポン抽選、2回引いたら80%になるか?」(初級)
「内閣支持率の推定は、標本を大きくするとどう変わる?」(中級)
「2人の子供のうち1人が男子。残りが女子である確率は?」(上級)
などといった感じ。
ひとつひとつこまめに覚えていったら、飲み屋で物知りおじさんが傾けるウンチクになりそうで、それぞれは大変に面白い。
初級~中級~上級とレベルアップしていく編成も、決して悪くはないのかな、と思う。
しかし、すべてが関連性のない独立したネタの羅列なので、一つ一つを面白く読んだとしても、全体像として浮かぶものがないのが辛い。こういう話にストーリーを求めるワタシが文系馬鹿すぎるせいなのだが。
そしてレベルが上がるにつれて、当然のように頻発し始める数式のいろいろ。
読み飛ばせば済むような内容にはなっているものの、やはり数字数式アレルギーのワタシには、正直見るだけで辛いものがあった。
ともあれ、あとがきで作者が述べているように、統計というものを理解しないとマスコミのウソに簡単に振り回されてしまう。統計のウソホントを実例で感じつつ、データの実態を垣間見られる、というところでは面白い本だった。
できることなら、参考までに統計学の入門書や名著を一応あげてくれたら嬉しかったのだが。