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- カテゴリ:一般
- 発売日:2015/06/05
- 出版社: 岩波書店
- サイズ:22cm/298p 図版16p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-00-025419-9
紙の本
幽霊塔
時は、大正のはじめ。26歳のまっすぐで血気盛んな青年北川光雄は、絶世の美女、野末秋子に出会った。場所は、九州・長崎県の片田舎にある幽霊塔と呼ばれる時計塔。惨殺された老婆が...
幽霊塔
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商品説明
時は、大正のはじめ。26歳のまっすぐで血気盛んな青年北川光雄は、絶世の美女、野末秋子に出会った。場所は、九州・長崎県の片田舎にある幽霊塔と呼ばれる時計塔。惨殺された老婆が幽霊となって徘徊すると噂されるところだった。秋子は、そんな場所で何をしようとしていたのか。秘密を抱えた秋子に、光雄は惹かれていき…。夥しい数のクモを飼う男、「救い主」と呼ばれる不思議な医学博士、猿をつれた太った女―怪しい人物たちが二人の周囲で暗躍する。そして時計塔の秘密とは?江戸川乱歩の名作が、宮崎駿のカラー口絵とともに蘇る!波乱万丈、怪奇ロマン。【「BOOK」データベースの商品解説】
大正のはじめ、血気盛んな青年・光雄は、絶世の美女・秋子に幽霊塔と呼ばれる時計塔で出会う。そこは惨殺された老婆が幽霊となって徘徊すると噂されるところだった。秋子はそこで何をしようとしていたのか…。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
江戸川 乱歩
- 略歴
- 〈江戸川乱歩〉1894〜1965年。三重県生まれ。早稲田大学政治経済学科卒業。日本推理作家協会初代理事長。著書に「怪人二十面相」「D坂の殺人事件」など。
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紙の本
作品に関する小話も面白い
2015/08/22 23:15
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆのもの - この投稿者のレビュー一覧を見る
有名どころしか読んだことがなかった江戸川乱歩の本だが、宮崎駿監督の絵等が入っていると聞いて購入。
絵って挿絵かなと思っていたら、冒頭ページで監督による漫画形式の幽霊塔解があってびっくり。結構な書き込みで、絵コンテまである。内容的にはがっつりネタバレだったが、あまり気にしないタイプなので楽しく読み進め、かえって期待が高まりわくわくしながら本編に突入。
監督による幽霊塔の図解も面白かったが、江戸川乱歩と幽霊塔の出会いも相当興味深かった。元の作品も読んでみたくなった。
本編については、幽霊あり密室あり冒険あり地下探検ありでとても楽しかった。一気読みした。やはり江戸川乱歩って面白いなあ。他のも読もう。
紙の本
初めて江戸川乱歩の本を読みました
2023/03/30 14:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
宮崎駿氏がイラストを挿絵として描かれたということで、初めて江戸川乱歩の本を手に取りました。
薄暗く、込み入っていて、ドロドロした欲が絡まってミステリーそのものって感じでした。
これを読んだ当時の少年少女たちはブルブル震えながら読んだことでしょう。
明治・大正・昭和初期の匂いがするようです。
紙の本
原点
2015/10/07 10:34
2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
没後50年。それもあってのブームだろうが、江戸川乱歩は矢張り、偉大な作家である。敢えて探偵小説と言うけれども、昨今のミステリの範疇を超えた文学性が、この作家にはある。「幽霊塔」は、まさに象徴的な作品で、異次元の恐怖が迫ってくる。このところ乱歩賞に傑作がないだけに、原点を見つめるべきではないか。