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本屋で流し読みで読了。
直感は、膨大なインプットの上に成り立つ最速の思考
大局観を持つには、歴史と世界を学ぶ
人間は本質的には昔から変わらない
人間も基本的には他の動物と変わらない
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==========2015/11/8佐藤匠===
【大局観】
(概要)
人の上に立つリーダーが組織を運営するにあたり、
何を判断基準としなければいけないのか。
些末な点ではなく、全体としてどう動くべきかを
考えさせる本。
(評価)
70点
(共有したい内容)
・思考する際の前提条件
1.人間は動物である
2.人間はそれほど賢くない
3.人生はイエスノーゲーム
4.すべてのことはトレードオフ
5.大勢の人を長い間だますことはできない
・リーダーに求める最低条件
1.やりたいことをやっていること
2.仲間を集められること
3.仲間たちとゴールに向かい達成できること
・大局観をもって思考するために大切なタテヨコ思考
縦:歴史
横:他国との比較
2つの視点で現状を見極め、未来を見通すことが
求められる。
(悪いところ)
・大局観を持つためのいくつかの考え方が
紹介されているが、実際に大局観を持って
判断する具体例の記載がない。
そのため、思考する際の方針としては参考になるが
具体的に現実に直面している問題を解決するイメージは
湧きづらいと感じた。
もしくは、思考方針の説明にとどめてそこから先どう考える
かは個人ごとに異なるため、個人ごとに考え、
それぞれの考え方を確立してもらいという考えなのかもしれない。
(どんな時に読むと役に立つか)
・社会人3~4年目
→後輩が増え、物事の大きな判断を自分自身で
しなければならなくなったときに参考になる
(自由記述)
・会社に当てはめた場合、会社の意思決定を行う役員の参考に
なると思う。
正直、中間管理職では、会社の意思決定を考えるという
レベルまでは達しないことから、直接自分自身の業務
に大きな影響を与えてくれる本ではないと感じた。
よって、読む時期としては、早くて中間管理職の時期
だと思う。
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ライフネット生命の創業者の本.京大出身,日本生命で長年勤務した後,60歳で起業したというとてもユニークな経歴の持ち主.また一週間に5冊の本を読むほどの読書家,訪れた世界の都市は1000以上の旅行好きだとか.好奇心旺盛,素直,博識,穏やか,人好き,おもしろおかしく,といった印象.生き方に共感できる人だなと感じた.
本書ではリーダーシップや思考法を始めとしたビジネスマンへ向けたアドバイスが書かれている.
リーダーの条件としては,強くやりたいことがあること(=大局観),仲間を集められること(=共感力),チームをまとめ引っ張っていけること(=統率力)の3点を挙げている.シンプルでいいまとめ方だと思う.
他に参考になったのは,歴史・海外の視点で捉えるタテヨコ思考,インプットの量と幅を意識した読書のススメ,直感の精度を高める,などなど.
文庫本で薄い本なのでサクッと読める.若手社会人に特にオススメしたい.
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・組織にはきちんと役割をまっとうできるリーダーが必要。平時にいくらリーダーらしく振る舞っていても、有事に存在感を示せないようでは、その人は本当のリーダーではない。
・「大局観」とは、何かが起こったとき、東西南北のどの方向に行けばその組織は生き残れるのかがわかる能力。この大局観の持ち主であることがリーダーの絶対条件。
・大局観をもちたかったら、目線を高くすることが必要。とにかく対象から離れなければ、全体像は見えてこない。そのためには「歴史」と「世界」という縦横二つの思考軸を活用するのがいちばん。
・日本が国際競争力を失ったのは、ひとえにリーダー不足が原因。リーダーになるには専門性に加え、幅広い教養が必要です。それにはなんといっても読書がいちばんです。
・どんな組織もリーダーの器以上にはなり得ません。だからリーダーの責任は重いのです。リーダーを目指す人はその自覚をもってください。そして、優秀なリーダーが増えれば、日本は必ずまた元気になる。私はそう信じています。
・私が見る限り、日本のビジネスパーソンはインプットが質・量ともに少なすぎます。仕事が思うようにいかないのはたいていの場合、インプット不足に原因があるといってよいと思います。インプットを増やすためには、アウトプットの機会を強制的に設けることも有効だと思います。
・人から何かの相談をされたとき、私のアドバイスはいつも同じです。「いまの時代、一つのところでじっとしているくらい危険な生き方はない。その場所のルールに従っていれば安心と安全が未来永劫保証される、というのは幻想に過ぎない。常に広い世界に出て、変化にチャレンジし続けなくてはならない」
・真のリーダーシップに必要な要素は少なくとも3つ。
1)やりたいことをもっていること
2)旅の仲間を集められること
3)旅の目的地までチームをまとめ、引っ張っていくこと。
・「青い鳥がどこかにいるはず」と信じてずっと探して歩き回るのはしんどいこと。それよりは「どこにでも青い鳥はいる」と思って、日々を過ごしていく方が確実に人生はラクになる。
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なぜ日本が世界経済大国になったのか、その背景と現在の違いを明瞭に説明されており、今までの企業・組織のやり方は通用しないことが分かった。
ゼロベースから考えて、進む方向を決める力が必要なこと、そうするためには「時間軸」と「周囲の状況把握軸」の2つを基本としてしっかり持つこと。
できるかどうか別にして、リーダーの心構えとして何が必要かよく分かった。
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大局観とは、何かが起こった時にどうすればその組織が生き残るか分かる能力のこと。大局観はリーダーの条件であり、直感に従うことが重要となる。そして、直感を鍛えるには、歴史を学び、視野を広く持つことが大事である。
著者は、並外れた読書量を持って、直感を鍛えて来た。直感はただ使うのではなく、磨くことが大事なのだと考えた。
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・思うままにはならない人生だからこそ、風が吹いた時に凧を上げる準備をしておく
・世界は毎日単純になっていく…新しいことを知れば知るほど、この世界の不確定要素は減少する=自分の中の思考軸が太くなる(絶対自由という生き方の重要性)
・閉じた社会に変革を起こすことができるのは、内にいながらもその価値基準に染まりきらない、自分の軸を持った人だけ
・平時にいくらリーダーらしく振舞っていても、有事に存在感を示せないようでは、その人は本当のリーダーではない
・何かが起こった時、東西南北のどの方向に行けばその組織は生き残れるのかがわかる能力が大局観=リーダーの必須条件
⇒目線を高くし、常に森全体を俯瞰することを意識する
⇒縦(歴史からみること)と横(ほかの国や地域からみること)という2つの思考軸を活用する。人間の考え方や行動は今も昔も大差ない(人間の大脳は1万5000年前からほとんど進化していない)
・メンバーをその気にさせる力=「共感力」もリーダーの必須条件
⇒これを支えるのはコミュニケーション力。落ちこぼれを防ぐことができる
・メンバーの理解度や意欲は一様ではない(2:6:2の法則)
・仕事の問題は全部自分の問題でもあるという意識を社員に持たせることが、強い組織づくりの一方であり、リーダーの役割でもある
・どんな組織もリーダーの器以上にはなりえない。だからリーダーの責任は重い
・軸=思考する際の前提条件があれば、いついかなる条件下でも正しい判断ができる
①人間は動物である
②人間はそれほど賢くない
③人生はイエスノーゲーム
④すべてのものはトレードオフ・・・何かを選べば、何かを失う
⑤「大勢の人」を「長い間」だますことはできない
・ビジネスの問題を解くときに、時間をかけてよく考えることは必ずしも正しいとは限らない
⇒直感で決めることの重要性(何も考えずに決めることではない)
⇒直感の精度はその人のインプットの集積で決まる
・わからないことを決められる人がリーダー
・インパクト=仕事量×スピード
・小さなことでもすぐにどうするかを決めて、早く行動を起こせ=決めてしまうことの重要性
・課題には鮮度があり、取り組み始めた新鮮な時に終わらせるのがいい
・思考の時間が短くて済むのは、深く考える訓練ができているから
・森の姿をしっかりとらえなければ、木を育てることはできない
⇒今の自分、今の会社、今の日本がどんな位置にあるのか、今までよりも一歩引いた視点で俯瞰してみること
・何が正しいかを局面ごとに自分で考え、判断していく能力が求められる
・インプットの絶対量を増やす。インプットするときは、最初は自分で選ばず、とにかく大量に取り込む。そうやって、失敗もしながら蓄積を増やしていくと、あるところを境に、楽にアウトプットできるようになる瞬間が来る。この瞬間が来ないうちはまだインプットが足りない。
・インプットは量だけでなく、幅も大切。そうでないと、モノの見方や考え方が硬直化する。幅を広げるために、生活のどこかを変えてみるといい。
・締め切りのある、まとまった量の課題に対し、ある程度の質のアウトプットを続けると人の能力は格段に上がる。
・読書は食事と似ている。読書で得たインプットはその詳細は覚えていなくても、確実に脳に蓄積されており、その人が思考する際に使う軸の基礎を形作る。本は栄養だから、たくさん読んでいれば自然と身に付く。
・気になる本があったら、同じ著者の本をまとめて全部読む。その人のモノの見方や考え方が自分の中に取り込める
・分厚い本から読んだ方がいい。入門書は、ある程度分かっている人が知識や情報を整理するためのもの
・誘いにはとりあえずのってみること
・小さな危険にぶつかる経験を積み重ねれば、大きな危険を直感で判断し避けることができるようになる
・今の時代、一つのところでじっとしているくらい危険な生き方はない。常に広い世界に出て、変化にチャレンジし続けなくてはならない。
・真のリーダーシップとは?
①やりたいことを持っていること=旗を掲げられること
世界をどのように解釈し、それをどのように変えたいと思い、自分はその中のどのパートを受け持ちたいと思うか
②旅の仲間を集められること=共感力
③旅の目的地までチームをまとめ、引っ張っていくこと=統率力
いつまでにこれだけのことをやるという行程が明確に書かれており、なおかつそれを一つ一つ確実にクリアしていけば最終的に自分たちの目標が実現できると、メンバー全員が信じるに足る内容になっているのが経営計画(やりたいこと)の本当の姿
・風の強さまではわからなくても、風の吹く向きの読みさえ誤らなければ、少なくとも5年や10年は堂々と通用する経営計画を作ることができるはず
・組織作りの要諦は多様性の確保。同質ばかりの組織では変化に対応できない。
・会社の生み出す商品・サービスには、そこで働く人の姿が如実に映し出される。だから、スタッフが楽しんで働いている組織が強い。最後の勝負を決めるのは、人と組織風土
・仕事で一番大切なことは、最後までやり抜くこと=確実に結果を出すこと
⇒そのためには何をすればいいのかをとことん考えること、それがビジネス
・未知の地を開拓するときは、道場破りの理論で人と情報を集める
・自分に合った会社で働きたい、自分のやりたい仕事をしたいと思うより、入った会社や組織を好きになることにエネルギーを使った方がいい=どこにでも青い鳥はいると思った方が人生が楽になる
・仕事の目的を考え、目的達成のために一番良い方法は何かと考えると、どんな仕事も自ずと楽しくなる。
・小さな丸より大きな三角…石垣のたとえ話
・人間の長所と短所は同じもので、短所をなくそうとすると長所もなくなってしまう。その逆もしかり。人を評価する基準は無数にあり、人が持っていない所こそがその人の個性であり、大切にすべきところ
・最終的に勝利するために何をすべきかを考える
・選挙における機会コスト
・何かを変えたいときに注力すべきは意識ではなく、行動である。言い換えれば、適切な行動を起こさせるような仕組みが必要
・社会に下剋上と共助を
・常識にとらわれず、数字と事実とロジックを武器に自分の頭で���える癖をつけてほしい
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とにかくインプットしろと。
読書や旅による圧倒的インプット量がないと大局観は持てない。
インプットしたら次に思いっきり思考しろ。
思考はタテヨコ思考で「歴史」と「世界」を見ろとのこと。
タテ軸は「歴史」、ヨコ軸は「世界」。
大量のインプットした知識がないとその軸で思考するのは無理。
それを続けていけばリーダーとしての大局観を持てるようになる。
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vol.319 多様なインプットで直感と論理を磨け!リーダー思考の作り方。http://www.shirayu.com/letter/2015/000646.html
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常にインプットして、いざという時に直感を働かせて決断をする。今年は教養に役立つ古典にも目を向けたが、どうしても軽いビジネス書を手に取ってしまう。
60過ぎて起業された、と言うことだと、僕の場合まだ後20年あるという計算。
来年はもっとインプットを習慣づけ、信頼されるリーダーになろうと意識していこう。
年末に自分を振り返る良い機会となった。
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自分の判断軸を持つことの大切さ。
一つの場所にとどまらず、色んな経験を積んで、かつ読書でインプットし、見識を蓄える。
縦軸思考(歴史)と横軸思考(他業界)を持つこと。
小さいリスクを経験することで大きなリスクを直感的に避ける。
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還暦過ぎて、業界初のネット保険会社を設立した出口さんの著書。好奇心旺盛、なんでもやってみたがりな性格でそれが直感や大局観のもとになっているという。
・縦軸(歴史)と横軸(世界)を広げよう
・そのためには本を読み、旅に出よう
・テーマを決めてどんどん読む。迷うなら読む。その方が頭の回転があがりさらに読めるようになる。
・人間も国もすべて大した差はない。
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面白いオッサンだ。だが著者のリーダー論は首尾一貫していて、本当にそうだと思わせる何かがある。
曰く、リーダーは平時には要らない、行くべき方向を決めて導く人、共感力でメンバーの内的動機を高められる、ビジョン=やりたいことがある、などなど。どれも自分にないものばかりで嫌になる。もっとも我が社のリーダー(?)たちにも全くないのだけれど。。。
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分岐路で組織をどちらの方向に引っ張っていくべきかを判断する力「大局観」をテーマに論じた本書。
大局観とは何かを皮切りに、その大局観の重要性・身につけ方、著者・著名人の大局観に関するエピソードを解説。後半では、大局観と関連性が高い、日本で求められるリーダー像を、本書前半で書かれた大局観の手法をもとに現状分析から説明している。
「作業者としての動きしかできていない」という上司FBを受け、全体像を見た仕事の進め方を理解したいということが小職の本書を読むきっかけとしてある。
小手先のテクニックではなく、本質的な内容であったため学びとなった。
・大局観とはボス猿の持つ能力と似ている
群れの猿たちが木を見て餌を集めている中、ボス猿は森を見て、変化や他の土地の森と比較する中で、餌が困窮した際、群れを率いる方向を決定するのだ。
・大局観には、ベースとなる思考軸が大きく影響する
物事に対してどのような現状であり、それがどのようなトレンドに乗るのか、また、その物事に対して私(達)はどのような立場にあるのか。これを直感的に把握する際に、個人の思考軸が起因する。
・直感を磨くのは多様で大量のインプットが必要
タテヨコ思考(歴史と比較)ができるかどうかが、質の高い思考ができるかの基準となるが、そのためには多様なインプットが欠かせない。本・旅・人・食事…コンフォートゾーンに居続けては刺激を受けることがなく、多様性を得ることは難しい。
・リーダーに必要な三つの要素
1.旗(ビジョン)を掲げる力。2.ビジョンに共感する仲間を集める力。3.仲間をゴールまで引っ張っていく力。特に、1と3は大局観と関わりが強い。未来のベクトルを見据え、ブレないビジョンを掲げること、そして、難しく、不確性が高い分岐点で意思決定をできる力が求められる。
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ライフネット生命の元社長 出口氏の著書
コロナ禍でリーダーの真価が問われている。
リーダーは組織の危急存亡の際に方向性を見極め(大極観)、メンバーを進ませる(共感力)役割がある。
VUCAな世の中では日本が得意とする前例踏襲では立ち行かない。
大極観を養うには目線を高く全体を俯瞰し、同じような問題を他国や歴史に探し、捉え直す。
共感力を養うにはコミュニケーション
リーダーがいれば、組織は変わる。
政治が社会がと傍観者の立場で文句を言うのは控えようと思いました。