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商品説明
捜査二課特殊知能犯罪係主任を拝命した郷間彩香。しかし個性の強い班員をまとめきれずに空回り気味な毎日を送っている。そんな二課では課をあげて、業界大手の商社・亜秀商事の大型贈収賄事件を追っているが、新設されたばかりの郷間班は担当させてもらえない。「事件に大きいも小さいもない」と息巻く彩香は、亜秀商事の役員・峯の約十万円の横領容疑を追いはじめるが、峯と関係していた新田という男が不審死を遂げていたことから、大型贈収賄事件の端緒をつかんでいく―。【「BOOK」データベースの商品解説】
捜査二課特殊知能犯罪係主任を拝命した郷間彩香。班員をまとめきれずに空回り気味な毎日を送る彩香は、約10万円の横領容疑を追いはじめるが、関係者が不審死を遂げていたことから、大型贈収賄事件の端緒をつかみ…。【「TRC MARC」の商品解説】
『このミステリーがすごい! 』大賞受賞作「郷間彩香」シリーズ、待望の続編が登場! 捜査二課特殊知能犯罪係主任を拝命した彩香だったが、班員をまとめきれずに空回り気味。二課では課をあげて、業界大手の商社・亜秀商事の贈収賄事件を追っているが、新設されたばかりの郷間班は担当させてもらえない。「事件に大きいも小さいもない」と息巻く彩香は、亜秀商事の役員・峯の十数万円の横領容疑を追いはじめるが、峯と関係していた新田という男が何者かに殺され、大型贈収賄事件の末端をつかんでいくことになる――。【本の内容】
著者紹介
梶永 正史
- 略歴
- 〈梶永正史〉1969年山口県生まれ。山口県立美祢工業高等学校機械科卒業。コンピュータメーカーに勤務。「特命指揮官」で第12回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞しデビュー。
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紙の本
登場人物が個性的、ストーリーにもメリハリがある。
2015/09/13 15:21
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投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
郷間彩香シリーズ2冊目。今回もおもしろかった。何といっても主人公始め、登場人物がそれぞれ個性的でいい。ふてぶてしいキャラあり、軟弱かと思いきやけっこうやる若手刑事あり、昔ながらの捜査と気骨を見せる中年あり、と様々。警察小説の本筋ではないかもしれないが、やはり登場人物がいいと生き生きしていて読むのが楽しくなる。
話の中身は、捜査二課が調べる事件なので正直理解しきれない部分もある。今回のでも、最後の肝になったカラクリというか、どのように金をプールしてそれをかすめとるか、という理屈が難しかった。他にもマネーロンダリングや麻薬グループなど様々に絡んで、細部まで掴もうとすると頭がややこしくなりそうだったが、逆にそのくらいよく練られているということでもある。それでいて、話が硬くなりすぎることはなく、事件の展開には充分メリハリがあっておもしろいし、主人公のぼやきや悪態が独白に現れるところが笑いをくすぐってくるので純粋に楽しむことのできる作品である。
内容とは全く関係ないが、この本、誤植が目立つ。それも、ひらがなが抜けていたり、個人名の誤表記だったりとかなり気づきやすいレベルのもの。やや気になった。