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日米開戦 陸軍の勝算 「秋丸機関」の最終報告書 (祥伝社新書)
著者 林 千勝 (著)
陸軍省戦争経済研究班−「秋丸機関」とも呼ばれ、対米英戦を研究した組織である。その班長は、戦後の高度経済の立役者・有沢広巳だった。日本が開戦に踏み切った“根拠”と“理由”に...
日米開戦 陸軍の勝算 「秋丸機関」の最終報告書 (祥伝社新書)
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商品説明
陸軍省戦争経済研究班−「秋丸機関」とも呼ばれ、対米英戦を研究した組織である。その班長は、戦後の高度経済の立役者・有沢広巳だった。日本が開戦に踏み切った“根拠”と“理由”に迫る、昭和裏面史。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
林 千勝
- 略歴
- 〈林千勝〉1961年生まれ。東京大学経済学部卒。富士銀行(現・みずほ銀行)、高度医療機器メーカーを経て、不動産投資開発会社・専務取締役。長年、わが国の近現代史の研究に取り組む。坦々塾会員。
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紙の本
読み物として純粋に面白い!!
2015/12/10 21:10
9人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:黒酢 - この投稿者のレビュー一覧を見る
第二次世界大戦について知識があまり無くても面白く読めると思います。
「秋丸機関」とは何か?
日本陸軍はなぜ、日米開戦を決めたのか?
陸軍に勝算はあったのか?
なぜ日本は負けたのか?
以上の問いに対して、本書はきちんと回答を示しています。
現在の通説と言われる、米国との経済力は雲泥の差で勝てる訳がない戦争に、陸軍が無謀にも暴走し、海軍は止められず、しかたなしに真珠湾攻撃で米国に一矢を報いた、というような言説とは全く異なります。
よって、本書の回答を信じる信じないは読者次第です。
ただし、本書は合理的に話を進めており、一読の価値はあります。
また、秋丸機関の最終報告書の一部である「英米合作経済抗戦力調査(其一)」が発見された経緯や、そのメイン執筆者であった有沢広巳氏の真意などの考察についての本書の記載は、なかなか考えさせられるものがあります。
第一章は数値の計算が多かったり、時代背景の説明など、なかなか硬い文章で進みますが、第二章あたりから盛り上がり、最後まで一気に読めてしまいます。
オススメ!
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決して無謀な戦争では無かった
2021/12/29 17:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:へもへものへじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
大東亜戦争において、少なくとも陸軍は勝ち筋を見出していた。
連合国側の指導者や幹部たちも、その勝ち筋通りに動かれたら負ける可能性を認めていた。
故に、そうならないように陽動作戦を実行した。
そして日本は見事にそれに釣られて、大損害を被り、敗戦への道をひた走る事となった。
歴史に「もしも」は有りませんが、もし陸軍の立案した作戦通りに戦争を遂行していたら世界がどう変わっていたのでしょうか?
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日米開戦陸軍の勝算
2015/10/22 10:17
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:如水 - この投稿者のレビュー一覧を見る
日米戦のシュミレーションは、満鉄調査部中心になって作成した物は、知っていましたが、そのほかにあった事を知り、興味深く読みました。やはり、日露戦争のように、開戦前に落としどころを決めて始めるべきだったと改めて思いました。また陸海の戦いの目的が違うなら始めるべきではなかったと思いました。
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作者の熱意には敬意だが、読者の短絡的思考は危険!
2023/06/18 21:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:足利尊氏 - この投稿者のレビュー一覧を見る
なによりも真実を求める作者の熱意を感じました。
実際に何度も大学図書館や資料を渉猟した努力には敬意を払います。
しかし本書を読んだ方々のレビューを拝見すると、
「日本は勝てたんだ!」という誤解を与えてしまっているので、その(読解力のない)方々に注意をしてもらいたいと考えます。
山本五十六だけに責任があるような記述がありますが、この認識には誤解を生む可能性があります。
1 歴史家たちが、ずっと指摘してきた、日本軍のエリート官僚組織の問題点です。
簡単に述べるなら、「陸軍と海軍の連携のなさ」です。もし陸軍の西進作戦が海軍との協力を前提に進められていたら、山本五十六暴走?はなかった。
2 図らずも本書の中で、西進作戦が「負けない戦争」と述べている。間違っても「勝てる戦争」とは書かれていません。「大東亜共栄圏を築けば、いつか(英米に)勝てる日が来るかもしれない」と、私は読み取れました。
参考になるのが、南北朝の争乱で、楠木正成が後醍醐天皇に語った言葉。
「私は勝てないけど、負けない戦争を続ける」です。「そのうち足利尊氏が、鎌倉幕府を裏切ってくれる」その可能性に賭けた楠木正成。
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あまりに偏向
2024/03/29 14:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:TAROLEB - この投稿者のレビュー一覧を見る
内容があまりに偏向、すなわち最初に結論ありきで、且つ通説の逆を唱えることで興味を惹くことを目的としており、資料の深読みもしておらず、読むに値しない。深読みをしていないが故にデータも少なく、自説に繋がるコメントをした一部の軍人や評論家のコメントを抜き書きしているだけで、これが歴史学者(?)の本なのか?読んでいて不愉快になった。
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日米
2019/06/25 08:26
3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
時代的な背景もあるし、現代の感覚で考えてはいけないと思うが、やはり歴史としてみたら間違っていたんだと思う。