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ザ・シューメイカー (キャラ文庫)
電車で痴漢に襲われ、声も出せず怯える華奢な青年。見かねて助けたのは靴職人の尚吾。イタリアの一流ブランドで働いていたが、帰国後なぜか告訴されてしまう!!有能と評判の弁護士を...
ザ・シューメイカー (キャラ文庫)
The Shoemaker ―ザ・シューメイカー―【SS付き電子限定版】
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商品説明
電車で痴漢に襲われ、声も出せず怯える華奢な青年。見かねて助けたのは靴職人の尚吾。イタリアの一流ブランドで働いていたが、帰国後なぜか告訴されてしまう!!有能と評判の弁護士を雇うが、現れたのはなんと件の青年・田村!痴漢に抗えない男に訴訟ができるのか―不信に思う尚吾だが、交渉の席に着くや田村の様子が一変!!鋭く相手を論破し冷静に事を進める姿に、内心驚きを隠せず!?【「BOOK」データベースの商品解説】
所属するブランドから突然告訴された靴職人と、有能だと噂の弁護士の大人同士の愛!!【「TRC MARC」の商品解説】
イタリアで修行し一流の靴職人となった荒木田は、養父の死をきっかけに老舗ブランドを辞め帰国。
日本で工房をかまえるが、いきなり彼に執着する老舗ブランドの社長から告訴されてしまう!
知り合いに紹介されたのは、童顔で一見頼りなさげな弁護士・田村。最初は心許なく思うが、
懸命に荒木田を思いやりプライドを持って仕事する姿に次第に惹かれていき――!?【商品解説】
ゲイであることで信仰の道をあきらめた靴職人と、恋愛の傷を抱えた弁護士の、過去を乗り越えた大人同士の愛――!!【本の内容】
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靴職人と弁護士
2021/08/05 06:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
思っていた以上に痛くない作品でした
(作者さんが作者さんだったので)
割と淡々として、
あえて言うならば内省的な作品だったかと思います。
イタリアで修行し日本に戻ってきた一流の靴職人荒木田尚吾と
告訴された彼の弁護士の田村。
出会いは地下鉄で痴漢にあっていた田村を助けたところから
告訴の結果までが一連の流れ。
思っていた以上に淡々と話しが進められるので
表面の事柄よりも、
抱えたトラウマやコンプレックスを湖の底から浮かび上がらせるような話でした。
お互いにトラウマやコンプレックスを深く抱えている。
若干もやっとすることもなきにそもあらずなのですが
全体的にさざめくような波間を見るような作品をどう捕らえるかは難しいところ。
意外に荒木田が穏やかなアプローチなのが個人的には面白かった。
BL的興味としては
親友の隆一が美味しいところをかっさらっていった感が否めない
一の名前がつく生まれの秘密から
荒木田との長年の関係までもう萌えどころ満載なので。
アラキタとアラキダの部分は
もう少し掘り下げというか厚みを持たせても良いのではって思う。
これは内面的にはキーポイント力高いと思ったので。
作者さんの作品、殴り倒されるような痛みを伴うものが多いので
こういう作品も書くのかーと失礼ながら思ってしまいました。
(ちなみに殴り倒されるのは嫌いでないです)
☆3.5