紙の本
ネコ好きにぴったりの本
2017/05/16 22:56
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投稿者:J・P・フリーマン - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公ダーラが経営する本屋には一匹の黒猫がいる。名前はハムレット。特技は、本を落として殺人事件にヒントを与えること。ハムレットの本落としは半分連想ゲームみたいな感じでしたね。とくに深く考えずさくさく読めました。軽めの読書にちょうどいいですね。それとロバートがハムレットを首にまいているシーンがあって、うちのネコで試してみました。じっとしてくれなかったです。
紙の本
わかりやすく怪しい登場人物…
2017/03/27 15:54
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投稿者:sin - この投稿者のレビュー一覧を見る
わかりやすく怪しい登場人物や、現実的ではあるもののそれじゃ話として面白味がない容疑者の検挙の後の、クライマックスに証されるわかりやすい意外な真犯人(笑)。居心地の良さそうな書店の描写とそこに住まう書店猫の愛らしさにつられてなんとなくだらだらと主人公の独白に付き合わされて、最後のページまで来てしまった感じがしないでもないが全体の構成は悪くない。ただ彼女の独断的な恋ばなはどうにも座りが悪くて、これで正式な彼氏ができた日にはもっと甘々な独白を聞かされる事に成りそうな予感がして興醒めに感じるのは、男のサガ?
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ニューヨーク、ブルックリンの書店を大叔母から相続した、三十代半ばのダーラ。堂々と書棚を徘徊し、緑色の目で冷たく客を睥睨する黒猫ハムレットが店のマスコットだ。ある日、ダーラは近所の工事現場で常連客の死体を発見してしまう。その脇には動物の足跡が。最近、夜に外を出歩いているらしいハムレットのものなのか? 名探偵猫ハムレット登場の、コージー・ミステリ第一弾。訳者あとがき=越智睦
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ブルックリンの書店(黒猫ハムレット付き)を相続したダーラと書店員&ご近所さんを巻き込んでのミステリー小説。
ハムレットが示すヒントを頼りに解決していく。
久しぶりに一気に読むほど面白かった。
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NYブルックリンの書店。従業員を従え、客を選び、君主の如くお店に君臨するは黒猫ハムレット。
権力をふるい、愛想はふりまかず、しかし鋭敏な頭脳と勇気ある行動で人間たちの事件を解決に導く!
そんな猫に振り回される、書店のオーナー、ダーラが主人公です。
(作中でエドガー・アラン・ポォの「モルグ街の殺人」のネタバレがありました)。
まずブルックリンにある書店という雰囲気が素敵。近所の人々との交友もほのぼのしていて、穏やかな生活感が漂います。この猫を中心とした温かく楽しい人間関係が本書の一番の魅力に思いました。
猫のハムレットは強烈な存在感を放つものの、あくまでも物語の外側から全てを見通しているかのような立ち位置で、変に擬人化されたりしていないのも好感でした。
可愛らしさではなく、謎に満ちた猫の魅力があったと思います。
事件の方は、犯人が分かりやすいのがちょっと残念でしたが、終盤の犯人との攻防にはハラハラしました。犯人のいやに頭が回る不気味さが際立って恐ろしかったです。
しかしなんといっても、ハムレットがかっこいい!
ダーラはこれまで、飼い主の尊厳を得られずハムレットを鬱陶しがったりもしていたのですが、彼女が泣きながらハムレットの心配をする様にはこちらも胸が締め付けられました。
街と人々の作品世界がすごく好みです。軽すぎず重すぎず、読後感が良いコージーミステリ。ぜひともこの人々と猫の他の作品も読みたいです。
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学生の頃ハマってたシャム猫ココのシリーズや、三毛猫ホームズを思い出すと思ったら、訳者あとがきにも書いてあった。
ミステリの部分は、犯人はそんなに意外ではなかったかな。猫のキャラクターや、書店、建物の描写が楽しく読める話でした。シリーズらしいので次も出るのが楽しみ
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動機まではわからなかったけど、バリーが怪しい…と始めのほうで思っていた。
そしてなぜだか、なかなか読み進められなかった。あまり、作家との相性が良くないのかもしれない。
とは思うけど、またシリーズが出たら読みます!
でもハムレット可愛い!
私もハムレットとグータッチしたい。許されないかもしれないけど(笑)
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読んで良かった。楽しかった。ネコ。ねこ!なんで2作目から始めたのだろう。解せない。つづき、楽しみにする。
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アメリカの作家アリ・ブランドン、2012年発表の小説。ニューヨーク、ブルックリンを舞台にしたミステリー。コージー・ミステリ、という分類になるようですが・・・。
30代のバツイチ独身、小さな書店のオーナーという女性が主人公。巨大で獰猛な雄黒猫ハムレットが書店のマスコットで影の主役。書店の常連客で女たらしのやな奴が殺されての騒動を描いた一幕。
主人公が一寸鈍いオバさんという感じで魅力がありません、黒猫ハムレットは良いキャラなのだけれど、盛んに話題になる割に実際に活躍する場面はごくわずか、全般にどうでも良いようなだらだらした会話や場面ばかり、犯人はすぐ推測がついてしまうし、黒猫のお告げをマジで分析して犯人を見つけようとしている所などあきれてしいます。出来損ないのシチュエーションコメディという感じです。
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本屋が舞台のコージー・ミステリの新シリーズ、翻訳1冊目。
ただし、原作では2冊目?
ダーラ・ベティストーンは大叔母から本屋を相続した。
黒い猫付きで。
大きな黒猫のハムレットは神出鬼没、頭が良くて気難しく、新しい店員を選ぶのにはっきり主張するほど。
ダーラは、30代後半かな?
バツイチで普通に仕事は出来て、平均より人がよさそう。
猫の扱いはそれほど巧みではなく、なかなか懐いてくれないハムレットに振り回されます。
気に入った店員のことは認めている様子なのを羨ましく思いつつ。
本屋の常連客が事件に遭い、ご近所の店では母娘の問題が‥?!
心配するダーラ。
建物の地下の部屋には、長身の元刑事の女性ジェイクが下宿していて、頼りになりそう。
ご近所も個性的で、だんだん色々な面が出て来て絡むんだろうなあと楽しみです。
よく出歩いている猫がご近所の異常に気づいても不思議はないけど、本棚から落とした本で事件のヒントを出すというのはちょっと無理があるけど(笑)
本好きのためのゲームの一つってとこかな。
ほかは猫らしく描かれているので、応援したくなります☆
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舞台は本屋、そして黒猫が導く推理。
と来たら読まずにはいられない。
中盤、だれてしまってなかなか読み進められなかったけど、
最後の対決シーンハムレットハラハラドキドキ。
ちょっと涙してしまったのは、やはり猫好きだからかな。
犯人も最初に目星がついてしまっていたし、やっぱりねって感じだったのだけど、主要登場人物がみんな親しみやすくて愛おしい。
設定的には短編で読みたい感じ。
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図書館で。
コージーミステリーっていうのかな。中々面白いんですがこういう地域に根差した一般人が毎度殺人事件に遭遇するっていう設定は大体3作目ぐらいで飽きるんですよね。普通の人はそんなに頻繁に殺人事件とか死体に遭遇しないから!みたいな感じで。その辺りの感覚がアメリカとは違うのかなぁ。
とは言えこちらは初めて読む作品なので楽しく読みました。ハムレットが良い感じ。でもこの猫凶暴なんだ… イヤなマスコットだな…。そして何故主人公はわざわざ危険な場所に出向こうとするんだろう?というか終盤のサスペンスは必要なのだろうか?お話の盛り上がりにはなるだろうけどあまりにドラマチックで反対に盛り下がるというかフィクションだなぁと思ってしまうというか。これで又次の事件で主人公が捜査に首を突っ込むなら主人公はマゾとしか思えないな…
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ブルックリンの本屋を叔母からの遺産として引き継いだダーラ。本屋の飼い猫ハムレットは名推理猫で、事件のヒントとなる本を書架からさりげなく落とす。
ダーラの本屋の近くの工事現場で、なじみ客の死体を発見してしまうダーラ。どうもそこにハムレットのものと思われる足あとがあった。さて犯人は??
まあまあでしょうか
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限りなく★2に近い★3…
こないだまで読んでいた刑事ジャックフロストシリーズなら30頁位で終わりそうな驚きの薄い内容と云うか…。
犯人が最初から何となく判ってしまう(笑)
けれども、細々した描写が多く、この頁数なのかな。
その細々とした描写内容を頭の中で描けたらそこそこ楽しめる1冊。
太々しさ溢れる気難しい大きな黒猫、真面目で賢いゴス好青年、元大学教授の知識人書店員、「タフガイ」な元女性警官、等々。
キャラクターは魅力的なんですがね…なんか惜しい。
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最近ワールドカップに夢中で本読めてなかったので、姪っ子が帰ってから久しぶりに本を読むためにカフェに行ってきました。しばらく読書から離れてると、環境変えて読みたくなるこの感じ、何なんですかね…。
さて、本作。
書店に、猫に、ミステリー。
私のツボを遺憾なく押さえてきた作品であります。
装丁の絵も可愛い。
でも、某古典ミステリのネタバレをしてるのはよろしくないなぁ笑。
亡き大叔母の書店を相続したアラサー女子・ダーラ。彼女の飼い猫であり書店の真の(?)主・黒猫のハムレットや、気難しいけど頼れる雇われ店長、素行不良と思いきや爽やか好青年なバイト君、元警官で私立探偵の女友達などなど、個性的なキャラ達が賑やかに活躍しまくるコージー・ミステリです。
うん、なんていうか、ザ・コージーミステリのお手本!っていう以上の印象に欠けます(笑)。
キャラクタ達はすごく魅力的なんですが、本筋であるはず(もしかしたら違うのか?)のミステリの部分が全く機能していません。
①主人公が容疑者になりうる人達の発言を受けて、直感で(もしかしてこの人が犯人なのかしら?!)って勝手にビビる。
②その後のやり取りで、(やっぱ違うわ!この人にこんなことできんわ!)と勝手に合点する。
もはや推理してない(笑)。頼りは女の勘(笑)。
あとは、ハムレットの一挙手一投足に「犯人を示しているに違いない!」って本が落ちるたびに色めき立つのが面白かった(笑)。
邦訳されてないシリーズの前作で、ハムレットが探偵としての才能を発揮したからこその信頼なのかも知れないけど、大の大人達がそろってニャンコの行動に理由を見出そうとするのはなかなかイタい(笑)。
散々言ってますが、読み進めるほどキャラクタ達の魅力はいや増していく作品なので、読み物としては一読の価値ありだと思います。ただ、推理小説ではありません。最初から最後までコイツだろな…と思ってた人がやっぱり犯人でした(笑)。