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商品説明
ミリオンセラーを出し続ける著者は、どのようにしてアイデアを収集し、物語を紡いでいるのか。読者の心を鷲づかみにするストーリー展開の秘訣とは。影響を受けた作品、創作の裏に秘せられていた真の企みなどを一挙公開する。【「TRC MARC」の商品解説】
ベストセラーには理由がある
法月綸太郎(ミステリ作家)
貴志祐介はエンタメ教師としても最強のプロだった!
萩尾望都(漫画家)
作る喜び、産みの苦しみ、誕生の秘話、ここにあり!
三池崇史(映画監督)
エンタメは人間の汁だ! なぜ人は笑い、泣くのか?
読んで活きろ!! 夢を、幸を手に入れろ!!
エンタテイナーに必須のメソッドを伝授!!
ホラー、ミステリ、SFのジャンルで文芸賞を受賞し、『黒い家』『青の炎』『悪の教典』と年代を超えてミリオンセラーを出し続ける著者は、どのようにしてアイデアを収集し、物語を紡いでいるのか。読者の心を鷲づかみにするストーリー展開の秘訣とは? 影響を受けた作品、創作の裏に秘せられていた真の企みなどを一挙公開!!
◎防犯探偵・榎本のモデルとの出会い
◎職場は最高の情報源
◎『新世界より』の舞台が一〇〇〇年後の日本だった理由
◎フィクションにも“論理”が必要だ
◎「引き算」の手法で設計された蓮実聖司
◎小説の手法は「水墨画」ではなく「油絵」etc.
【商品解説】
読者を魅了する物語はどのようにして作られるのか?ホラー、ミステリ、SFのジャンルで文芸賞を受賞し、90年代から2010年代までミリオンセラーを出し続けるエンタメ・キングが手の内を明かす!【本の内容】
目次
- ◎第一章 アイデア
- アイデアは降ってこない/「もし○○が××だったら」という発想を持て/アイデアの“消費期限”/想像力の限界に挑む/防犯探偵・榎本のモデルとの出会い/アイデアの磨き方/物語に没入した原体験/初めての小説執筆体験/デビュー作『ISOLA』を書いたときのこと/『黒い家』の発想はこうして生まれた/職場は最高の情報源
- ◎第二章 プロット
- /冒頭、クライマックス、結末の三点を決める/ストーリーには複数の“エンジン”が必要/「どんでん返し」という構成のリスク/すべての判断基準は“面白いかどうか”/ベストの舞台を選べ/実在の地名を使うか、架空の地名を作るか/『新世界より』の舞台が一〇〇〇年後の日本だった理由/「主題」にとらわれるな/小説の題材にタブーはあるか?/タイトルのつけ方/本格ミステリを書く際の独特のセオリー/一二〇枚に達した『天使の囀り』のプロット/プロットにこだわりすぎるな/フィクションにも“論理”が必要だ/プロットが完成したら検証せよ/現場の空気を感じとれ/情報は精度が命/トリックに著作権はないが…/集めた情報の使い方
- ◎第三章 キャラクター
- /登場人物の命名には気をつけろ/キャラクターの「声」をイメージする/「引き算」の手法で設計された蓮実聖司/キャラクターの弱点は魅力となる/主人公は作中でどう呼ばれるべきか?/「悪役」だから許されること/男性が女性を描くことの難しさ/名作に見るキャラクター設計の妙/“ワトソン役”のルール
- ◎第四章 文章作法
- /自分の筆の“癖”を知ること/“一行目”をどう書き始めるべきか/エンタテインメントは読みやすさが命/漢字の乱用に注意せよ/改行の適切なタイミングは?/基本は三人称一視点/リーダビリティの正体/“一気読み”を狙った『悪の教典』/メリハリを利かせる工夫/セリフに頼りすぎるな/ジャンルによって文体は変えるべきか?/カッコいい文章を目指すな/長編小説を書き上げるために必要なこと/そのネタは長編向きか、短編向きか/筆を止めさせないコツ
- ◎第五章 推敲
- /小説の手法は「水墨画」ではなく「油絵」/推敲時のチェックポイント/文章の贅肉を削ぎ落とす快感を知ろう/“ご都合主義”に陥らないための注意点/生みの苦しみ、死の苦しみ
著者紹介
貴志 祐介
- 略歴
- 〈貴志祐介〉1959年大阪生まれ。京都大学卒。「黒い家」で日本ホラー小説大賞、「硝子のハンマー」で日本推理作家協会賞、「新世界より」で日本SF大賞を受賞。
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電子書籍
小説を書きたい人への基礎的な教科書
2015/09/14 01:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
良くも悪くも、かなり基礎的なことが教科書通りに書いてある。なので、「貴志祐介」を期待して読むと、あまりに拍子抜けしてしまう。あの作品この作品の裏話が読めるかな、と思ったが、意外とそんな事もなく。個人的には「黒い家」や「クリムゾンの迷宮」「新世界より」「天使の囀り」などが好きだったので、割と評価の低い「雀蜂」や「ダークゾーン」からの例えや裏話が多かったのは、残念だった。お手本、あるいは影響を受けた作品に関しては、割と古い作品や、海外の小説が多く挙げられている。貴志さんが帰国子女でドイツのインターナショナルスクールに通っていたなど、レアな情報も。特に小説を書いてみるつもりはない(書けると思わないし、書いてみたい事がない)のだが、紹介されていた本の幾つかは読んでみようかな、と思わされた。
紙の本
もしかして口述筆記?
2016/01/21 20:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たくみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
小説執筆の10分の1の労力で語りおろした凡作。
「売れる作家の全技術」と読み比べてみると、大沢在昌の真摯さの足元にも及ばず。