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紙の本
男尊女卑という病 (幻冬舎新書)
著者 片田 珠美 (著)
男女平等社会は当然と思われるようになった今もあちこちで目にする男性優位の“上から目線”。そこに潜む意外な心理的病理を精神科医が分析。男と女のわかりあえなさを踏まえつつ、お...
男尊女卑という病 (幻冬舎新書)
男尊女卑という病
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商品説明
男女平等社会は当然と思われるようになった今もあちこちで目にする男性優位の“上から目線”。そこに潜む意外な心理的病理を精神科医が分析。男と女のわかりあえなさを踏まえつつ、お互いが歩み寄る糸口を探る。【「TRC MARC」の商品解説】
人前で妻をバカにする夫、「男の責任者を出せ」と騒ぐ男性客、女性上司に反発を覚える男性社員、女性の結婚・育児・家事にまつわる社会の無言の束縛や圧力……。男女平等社会は当然と思われるようになった今もあちこちで目にする男性優位の〝上から目線〟。なぜ今も? 家庭や地元で刷り込まれたからか? 無意識か? そこに潜む意外な心理的病理を、注目の精神科医が分析。男と女のわかりあえなさを踏まえつつ、お互いが歩み寄る糸口を探る、新しい男女の解剖書。【本の内容】
著者紹介
片田 珠美
- 略歴
- 〈片田珠美〉広島県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。同大学非常勤講師。精神科医。著書に「他人を攻撃せずにはいられない人」「他人の意見を聞かない人」など。
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紙の本
男女共お勧めの本
2015/09/28 09:11
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:黒猫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
第一章の、(男尊女卑が)どんな言動に表れるのかの項で、責任者は「男性」と無意識に思い込む人たち・妻を人前でバカにする夫・「女は泣けばいいと思っているんだから」と小バカにする人・「女の武器を少しは使え」と強要する人・男性がお茶出しをした時に流れる微妙な空気など、日本では現在も少なからず目にするものだ。その心理をフロイト性理論を使って展開、また「男はこうあるべきだという社会の無意識的圧力の歪みが最終的に弱者に向かっているなど、これも頷けました。また男性優位を容認する社会心理のことも挙げられ、男女共考えていい内容だと思いました。無意識的に生きた影響の結果、男女共互いに生きづらい関わり方になっている感じですが、最後の対策については、そうなってしまった男性は気づかない限り変わらないので女性が自分を守る為にスルーするか折れるしかない・・のような感じで、他人を変えることは本人以外不可能なので、これもまたそれぐらいしかないのだろう。最後はちょっとがっかりでした。