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ちきりんの「自分の頭で考えよう」と同じような内容。
こちらの方が若干体型化されてる気がする。
※ただし本文中に出てくる具体例など、結構突飛なものが多くてツッコミどころ満載だったりする
印象に残ったのは「具体化」と「抽象化」の話。
具体化と抽象化をいったりきたりすることで、思考を深めることができる。
⇒業務における分析も同様。具体化して、抽象化することでもう一歩深い分析が可能になる(はず)
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1. 総論
思考を強化するための方法が豊富に紹介されており、参考になった。弁護士業務で言えばリサーチと考えることは違う。仕事に付加価値を生み出すのは考える力である。
2. 抽象論
・対立する2つのもの(考え、立場)を比べる。比べるとは共通点と相違点を見つけ出すこと。
・違う考えに触れて、心をざわつかせることが、考えるきっかけになる
・好きなものに関連するものの、関係性に注目し、横展開する
・目の前に小さなことに興味をもち、縦展開する
・あえて極振りしてみることで、本質を見つける。そのためにはキャッチコピーをつける
・具体的な経験(失敗等)を抽象化(法則やルール)する、或いは抽象的なもの(ルール)を具体化する。ここでも色々な共通点を集めていって、「統合」する
・なぜ?を三回繰り返す。とりあえず「なぜなら」と言ってみる。「わかっていないことをわかる」という知的正直さと、「わからないことを知りたい」という知的貪欲さは、いずれも考える訓練の上で大きな推進力となる
3. 日常生活の中で鍛える
・日常の些細な選択に「なぜ」と理由をつける
・未知のこと、ささいなことにも好奇心を持つ。なんでも楽しむ姿勢を持つ
・説明時等、理由を三つ考える習慣をつける
・本を読み比べ、共通点・相違点・なぜ、を考える
・会話時の相手の反応の変化に着目する
4. 考え方
・論理的に考えるとは、目的を持って、一定の結論を根拠とともに導くこと
・相手と共有できる物差し(根拠づけ)を見つけ、それを用いて話す
・日常生活でも、結論、根拠は何かを常に考える
5. 伝え方
・IRACで伝える。Issue(課題)、Rule(規則)、Application(あてはめること)、Conclusion(結論)
・二元論で伝える。プロコン、やる意味とやらない意味等
・文章、図や絵で可視化する。特にso whatで書いてみる。
6. 考えの精度を高める、想像力を働かせる
・集中して考えるために、優先順位を付け、他の問題は切り捨てる(寝かせる)。あえてやらないことをリストアップする。同時に色々考えずに、途中まで考えたら一旦紙に記録するか結論を出す。時間制限を設ける
・普段から素材集めをする。疑問に思ったことはこまめに調べる
・「ひとり対話」で思考を深める
・考えてばかりでなく、外れてもいいから一先ず決断を出す
・立ち位置を変えて考える(相手・第三者・知り合い)、鳥の目や魚の目で考える、物理的に視点を変える
・時間軸や空間軸を動かして考える
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ロジカルシンキングを簡単に、そしてサンマーク出版らしく、人生を豊かにするものだとひたすらに書いてあります。伊藤先生は本当に心が優しいなって思う。わたしは感受性が強いが、感情論が大嫌いで、日頃から論理的になるよう気をつけているせいか(果たして論理的か?)、冷たいっていう人が増えた。特にこの1-2年で増えた。でも、論理的に考えることは相手への優しさっていう一文は泣けた。。論理的であることは、何かしら前進して解決に近づける。伊藤先生の本は弱ってる時に強くしてくれる。普段本を読まない人にオススメかな。
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サクッと読める。考えるためのヒントもたくさん。ざわつき、横、縦、共通点、相違点、二項対立、具体、抽象、なぜ三回。3つ、ちょっと離れた人、スペシャル。人に理解してもらえる、結論、根拠、証拠。IRAC issue rule application conclusion 。最小化、切り捨て、やらない、時計、初めての場所、話し相手。寝かせる、思考停止、決断。虫の目、鳥の目。逆さま地図、別人、時間軸、空間軸、棚上げ。
自分で考える。
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タイトル通り、
「考える」ことの必要性と、
訓練の方法が書かれている。
本書では著者の日常話も出てくるのだが、
この方は、日々本当に色んなことに興味を持ち、想像し、考え、とても楽しそうに過ごしているような印象を受けた。
考える力の無い私が今、同じようなことをすれば、きっとすぐ頭が痛くなるが、
訓練すればできるようになるのだろうか?
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唯一の正解のない世界で生きていくために。
◯他人が考えた答えを探すのは、「考える」ことではない
◯「なぜ?」「なぜ?」「なぜ?」と3回問う
◯「ひとつ」だけでなく、「必ず3つ」考える
◯「仲のいい人」だけで周囲を固めてはいけない理由
◯つねに「IRAC」にのっとって説明する
◯「話し相手」がいるほうがアイデアはわく
◯強く求めている人のところに「ひらめき」はやってくる
◯問題解決の「棚上げ」のすすめ
(帯より)
法学者の先生が自身の経験をもとに記した「考える力をつけるためのヒント」本です。おっしゃっていることは至極正論。でも、ご自身もP130で記しているとおり、「結局、必要なのは人生を楽しもうとする心、感動する心」、つまりは気の持ちようなんだなと思います(私の場合、「恐怖心・危機感」というネガティヴな気持ちのほうが力の源なのではと考えていますが)。まずは気持ちの畑をしっかり整えてから、考える手法という種を蒔きましょう。
ちなみに、私が最近思う「考える力が優れている人」というのは、ずばり「パッと具体的な例え話が出てくる人」です。これができると、すごく説得力があるように感じますし、その結論に対していろんな方向から正当性を考えているんだろうなと思います。
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司法試験などの受験指導を行う伊藤塾の塾長が、有罪無罪の二元論的思考を行う法律家が使う考え方を教えてくれる。論理的に考えるとは、目的を持って、一定の結論を根拠とともに導くこと。IRAC(Issue:課題、Rule:規則、Application:あてはめること、Conclusion:結論)。視点をずらす(相手、第三者、虫、鳥、過去、未来)。共通する物差しで説明する。考えることは主体的行為。
論理的思考が使えることも大切だが、一方で感情、気持ちに寄り添うことも大切だと逆説的に教えられた。
16-58
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常日頃から考える癖をつけ、習慣になるようにすることが一番大切である。
アイデアやひらめきは、日常的に考えてこそ生まれる。
そして、ただ考えるだけではなく論理的に考え、論理的に伝えることが大切である。
「なぜ?」という疑問を三回くらい繰り返す。
それにより、疑問の核心に近づくことが出来る。
また、自身が悩んでいるときにも、悩みに対して「なぜ?」と考えることで、悩みが意外に小さいものだと気付くこともある。
「あたり前」という言葉は口にしない。
これは、共通の了解事項がない前提で相手と話すという意識の下では、必要な点である。
相手に対して論理的に伝えるのであれば、あたり前という言葉では伝わらないこともあるからだ。
また、子供たちに対して「あたり前」と言ってしまうことで、彼らの思考を止めてしまうことになるからだ。
上記の二点は、特に意識して実践していきたいと思う。
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「未知の問題」に対して「答えをつくり出す」。それが法律家にとっての「考えること」である。
「考えること」について、色々な面から言語化してくれている一冊。
「考えること」をしなければならないのに、やっていることは「調べること」に終始している。そういうことは身に覚えがあります。だって、考えるよりも答えを探すほうが楽だから。気をつけないとなぁと思いました。
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考える、事についてしっかり考えてみる。
考察する。
もう一度問いただす。
ノートにメモした。
悩んだ時や、立ち止まったりした時見返してみてもいいかも。
特に論理的に考えれない時、何かに夢中になってのめり込んでいる時にこそ、
必要とする本。
そういう時に、また読みたい!
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考えをうまくまとめられずアウトプットができずに悩んでました。
考えるための手法を学べた。
ここでの手法を応用してアウトプットにつなげたい。
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考える、とはなにかついて理解が深まった
実際に考える訓練をするのはなかなか一筋縄ではいかないとも思えた
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考える。とは、根拠を持って説明できること
=相手が理解できるレベルまで落とし込める
ロジカルシンキングとは、二元論的に区別して考える
論理的とは、自分と相手は違う。伝わらなくて当たり前と思うことで、他人を尊重することにもつながる
そもそも、集中するのが苦手だという人は、導き出さなければいけない結論やゴールが曖昧なことが多い
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伊藤真 著「考える訓練」、2015.8発行。上から目線を感じつつ、一応読了しましたw。ふむふむと思ったのは: ①考えるきっかけは対立するものを比べるのが一番。例えば、読売と朝日 ②共通点と相違点を見つける ③相手と共有できる物差しを見つける ④自分の立ち位置を変える ⑤虫の目と鳥の目。
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自分は物事の相違点を把握して比較して考えることはできるのだけど、考えっぱなしなところがあるので、何かしら結論を下すようにしたいと思いました。ダメなら修正すれば良いんだし…。
PDCA(Plan-Do-Check-Action)
P:目標を明確にして、考えをひとまずまとめて
D:実行し
C:結果を検討してみて
A:そこから何かを得て再度考える。
を実践してみようと思いました。
コンパクトだけど、とても読みやすく為になる本でした。
こうやって物事を簡潔な文章で説明できる力って大事だね。構成力も含めてね。