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  • カテゴリ:小学生
  • 発売日:2015/09/11
  • 出版社: 講談社
  • レーベル: 文学の扉
  • サイズ:22cm/268p
  • 利用対象:小学生
  • ISBN:978-4-06-283235-9

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紙の本

岬のマヨイガ (講談社・文学の扉)

著者 柏葉 幸子 (著),さいとう ゆきこ (著)

あの日、両親を亡くした萌花は会ったこともない親戚にひきとられるために、そして、ゆりえは暴力をふるう夫から逃れるために、狐崎の駅に降り立った。彼女たちの運命を変えたのは大震...

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岬のマヨイガ (講談社・文学の扉)

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岬のマヨイガ

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岬のマヨイガ

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商品説明

あの日、両親を亡くした萌花は会ったこともない親戚にひきとられるために、そして、ゆりえは暴力をふるう夫から逃れるために、狐崎の駅に降り立った。彼女たちの運命を変えたのは大震災、そしてつづいて襲った巨大な津波だった。命は助かったが、避難先で身元を問われて困惑するふたり。救いの手をさしのべたのは、山名キワという老婆だった。その日から、ゆりえは「結」として、萌花は「ひより」として、キワと三人、不思議な共同生活が始まったのだ―。【「BOOK」データベースの商品解説】

両親を亡くした小学生の萌花、夫から逃げたゆりえ、老婆のキワ。震災を機に女3人の不思議な共同生活が始まった-。『岩手日報』の「日報ジュニアウイークリー」連載を単行本化。柏葉幸子、デビュー40周年記念作品。【「TRC MARC」の商品解説】

『霧のむこうのふしぎな町』の柏葉幸子、デビュー40周年記念作品。
岩手県出身、盛岡市在住の柏葉幸子氏が、ついに東日本大震災をモチーフに筆を執った! 児童文学の大家が描く、日常ファンタジーの意欲作

あの、おそろしい地震のあった日、萌花ちゃんは、会ったこともない親戚にひきとられるために狐崎の駅を降りました。そして、たまたま同じ電車に乗ったゆりえさんは、自分の境遇と似た萌花ちゃんから目が離せず、いっしょに駅を降りてしまいました。ゆりえさんは、暴力をふるう夫から逃れるために、あてもないまま東京から見ず知らずの北の地へと向かっていたのでした。

そんなふたりの運命を変えたのは、狐崎のまちを呑み込んだ巨大な津波でした。

中学校の体育館に避難したふたりは、身元を問われて困惑します。だって、帰れる家、帰りたい家はないのです。手をにぎり合うふたりに救いの手をさしのべたのは、山名キワさんという、小さなおばあさんでした。

その日から、ゆりえさんは結(ゆい)さんとして、萌花ちゃんはひよりちゃんとして、キワさんと、世代の違う女性三人の、不思議な共同生活が始まったのです――。

遠野物語を彷彿とさせる東北の民話が随所に挟み込まれるほか、河童や狛犬といった異世界の住人たちが数多く登場する日常ファンタジー。【商品解説】

目次

  • 1 三人の避難所
  • 2 新しい名前と古い家
  • 3 おばあちゃんの昔話
  • 4 三つ窯稲荷
  • 5 不思議なお客様
  • 6 動きだした怖いもの
  • 7 お神楽を見た夜
  • 8 アガメと海ヘビ
  • 9 誰にでもある思い
  • 10 不思議な見張り

著者紹介

柏葉 幸子

略歴
〈柏葉幸子〉1953年岩手県生まれ。東北薬科大学卒業。「霧のむこうのふしぎな町」で講談社児童文学新人賞、日本児童文学者協会新人賞、「つづきの図書館」で小学館児童出版文化賞を受賞。

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評価内訳

紙の本

震災後、新たにつくられた三人の家族の物語

2015/11/24 08:32

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る

夫の暴力から逃げてきた女性と、震災で親を亡くした女の子と、ふたりをつなぐおばあさん。おばあさんはふたりの名前を勝手に自分の好きなように呼んで定着させてしまうという強引さを見せるけれど、この強引さによってふたりは救われたのだと思う。それぞれの苦しい思い出と直結する名前からしばらくの間解放され、別の名前で生きるうちにふたりが自分を取り戻していく…そういう話に思えた。
中盤以降はカッパを始め不思議な存在がたくさん出てくる。彼らが力になってくれるというのがミソだが、戦ったりする場面はややひっちゃかめっちゃか気味。後半をもう少しきっちりまとめてほしかった。

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2016/02/26 15:39

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2016/03/02 09:03

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