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- カテゴリ:大学生・院生
- 発売日:2015/11/25
- 出版社: 横浜市立大学学術研究会
- サイズ:21cm/292p
- 利用対象:大学生・院生
- ISBN:978-4-86110-461-9
紙の本
資料を見て考えるホロコーストの歴史 ヴァンゼー会議とナチス・ドイツのユダヤ人絶滅政策 (横浜市立大学新叢書)
著者 ヴァンゼー会議記念館 (編著),山根 徹也 (訳),清水 雅大 (訳)
ユダヤ人絶滅政策の実行方法を協議したヴァンゼー会議。「ヴァンゼー会議記念館」の展示の内容をあますところなく伝え、近年の新しい研究成果を反映しつつ、ホロコーストの歴史の全体...
資料を見て考えるホロコーストの歴史 ヴァンゼー会議とナチス・ドイツのユダヤ人絶滅政策 (横浜市立大学新叢書)
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商品説明
ユダヤ人絶滅政策の実行方法を協議したヴァンゼー会議。「ヴァンゼー会議記念館」の展示の内容をあますところなく伝え、近年の新しい研究成果を反映しつつ、ホロコーストの歴史の全体像を示す。【「TRC MARC」の商品解説】
1942年にベルリン郊外のヴァンゼー湖畔で、ユダヤ人絶滅政策を協議する会議がナチ党幹部によって催された。その会議記念館が発行する常設展示図録を訳出。ホロコーストの全体像を伝える。【商品解説】
目次
- 1 はじめに
- 2 人種主義とユダヤ人敵視
- 3 ヴァイマル共和国における統合と反セム主義
- 4 1933年から1939年のドイツにおける人種主義政策とユダヤ人迫害
- 5 戦争と東部および南東部ヨーロッパでの民族虐殺
- 6 ドイツ占領下での人々の選択肢
- 7 ヨーロッパ・ユダヤ人の大量虐殺への道
- 8 会議に参加した諸官庁
- 9 ヴァンゼー会議
- 10 1945年以後の会議参加者と議事録
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「国防軍神話」が抜けきっていない感じ
2015/11/19 00:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヴァンゼー会議の翻訳は貴重だが、意外と書かれていないのがドイツ軍の果たした役割だ。「髑髏の結社SSの歴史」を読んでいれば出て来るセルビアでの虐殺と年表にある「ヨーロッパ・ユダヤ人の絶滅」を読んでいれば出て来る「ロードス島からアウシュヴィッツへギリシャ・ユダヤ人移送」という記述(ただし実行したのが陸軍中将ウルリヒ・クレーマンに率いられた陸軍のロードス突撃師団だとは書かれていない)が目立つ程度だ。それと陸軍の将軍が警察部隊の兵士に勲章を授与している写真ぐらいか。
「ナチからの脱出」の解説に出て来るユダヤ人を可能な限り救ったバッテル中尉の写真と説明があるが、これならばロードス島のユダヤ人をアウシュヴィッツに送ってユダヤ人の財産を奪ったロードス突撃師団の師団長ウルリヒ・クレーマンの写真も一緒に掲載すべきだ。某マニア向けライターの本で、これもクレーマンとロードス突撃師団の戦歴の一部なのに、一言も触れないで書いているのだから。こういう馬鹿げた事がマニア向けの本でまかり通るのだから、ドイツ軍の負の面ももっと取り上げてほしかった。