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- カテゴリ:一般
- 発売日:2015/09/04
- 出版社: 日経BP社
- サイズ:22cm/290p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-8222-7544-0
紙の本
インダストリー4.0を超えるシミュレーション統合生産の衝撃 IoT時代に先見力を与える知識統合型ものづくり
著者 中村 昌弘 (著)
「シミュレーション統合生産」のコンセプトや、これを推進していくための手法や手段を考察。概念と共に実例を含めた具体的な実現形態を示す。ものづくりの世界を熟知する賢者たちとの...
インダストリー4.0を超えるシミュレーション統合生産の衝撃 IoT時代に先見力を与える知識統合型ものづくり
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商品説明
「シミュレーション統合生産」のコンセプトや、これを推進していくための手法や手段を考察。概念と共に実例を含めた具体的な実現形態を示す。ものづくりの世界を熟知する賢者たちとの対話も収録。【「TRC MARC」の商品解説】
インダストリー4.0やインダストリーインターネットに翻弄される必要はない
工場の製造現場を見ることが好きな経営者は多い。しかし現場の「今」は分かっても、それが本当にベストのものなのかどうか、市場やサプライチェーンの状況が変わってもベストであり続けるのかどうか、といったことまで読み取るのは難しい。
現実の現場に加えて、コンピューターの中に構築した現場の精緻なモデルを見ることで、将来にわたってその現場の実力を把握することが「シミュレーション統合生産(SIM)」の目的である。単にコンピューターを通して現場を見るだけでなく、さまざまな運用方法におけるラインの挙動をシミュレーションし、最適なものを見つけることで、よりよい経営に結び付ける考え方だ。
SIMのベースになる「生産モデル」では、非常に多くの情報を扱う。IoT(もののインターネット)の進展によってさまざまな装置からの情報がインターネット経由で集まるようになっており、さらにクラウド上の強大な計算資源を使って、何種類ものシミュレーションを並行して実行し、もっとも結果のよいものを選ぶ、といった処理も現実的なコストで可能になってきた。
Industry 4.0、Industrial Internetといった最近の動向も、ITによるものづくり強化という点でシミュレーション統合生産の推進を後押しするものである。しかし著者は、日本はそれらの真似をしていればよいわけではない、と主張する。もともとの強みである垂直統合におけるオペレーション力をさらに強化するためにこそ、ITの力を役立てるべきである。
この考えに基づいて著者は生産シミュレーション・システムを開発。その概念と内容を解説するとともに、システムを実際に導入した5社の事例も掲載。ものづくりとITに強い国内の論客5人との対談も、大変興味深いものになっている。【商品解説】
日本の製造業はインダストリー4.0やインダストリアル・インターネットの真似では強化できない。現場力とIoTの結合が唯一の道である。本書では、具体的なシステムと企業事例を挙げ、IoT、ICTを生かして日本のものづくりを強化する道を提案する。【本の内容】
目次
- 【第1章】変容する世界と生産戦略
- 【第2章】希求すべき「経験・モデル・コンピューティング」
- 【第3章】シミュレーション統合生産SIM
- 【第4章】シミュレーションと生産系業務の革新
- 【第5章】SIMが実現するものづくりの革新
- Case Study〔1〕製品設計と生産システム刷新
- Case Study〔2〕製品設計変更とMBOMの構築
- Case Study〔3〕自動化機器の導入効果検証
- Case Study〔4〕工場全体の整流化、在庫削減
著者紹介
中村 昌弘
- 略歴
- 〈中村昌弘〉鳥取市出身。大阪大学大学院工学研究科生産科学専攻博士課程修了、工学博士。レクサー・リサーチ代表取締役。GP4シリーズなどを開発。ものづくり日本大賞・経済産業大臣賞を受賞。
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